歴史の島へ#21

壱岐芦辺町探索記(芦辺港周辺)

2021/5/3

2度目の元寇

男嶽神社を後にして、芦辺の中心部へと向かいます。その途中で立ち寄ったのは「小弐公園」です。

小弐公園

この地は文永の役から7年後、再び日本への侵攻を始めた元軍との闘いが行われた場所で、19歳の若き軍人・少弐資時の名を取って公園として整備されています。文永の役と比較すると奮闘したものの、少弐はこの地で戦死しました。

下っていくと海にせり出した場所に鳥居があります。こちらは「龍蛇神社」と言い、出雲大社から迎えた「龍蛇神」を祀っている神社です。

龍蛇神社

この神社、公園の展望台から眺めるとよく分かるのですが、海にせり出した場所にあってなかなかのインパクトです。

龍蛇神社(展望台から)

隣接する「壱岐神社」があり、こちらは少弐資時が祀られています。小弐公園から歩いてくることも出来ますし、それぞれに駐車場があるので車で移動してくることも出来ます。

壱岐神社

それでは境内に入っていきます。

境内の様子

こちらの壱岐神社は振り返ると静かな芦辺港の様子を見ることができます。

壱岐神社

と、そろそろお腹が減ってきたのでお昼ご飯を芦辺でとることにします。有名なお店としては壱岐神社近くにある「割烹豊月」さんと芦辺港近くにある壱岐牛の「うめしま」さん。悩んだ結果、昨日は海鮮ランチだったので、今日は壱岐牛ランチに決めました。

芦辺港

壱岐神社を出て芦辺港方面に向かいます。この芦辺港も博多~壱岐~対馬を結ぶフェリーの発着地点の一つとなっていて、港周辺には多くの車が止まっていました。また、近くにはイオン壱岐店もある地域の拠点の一つであるため、賑やかな地域の一つです。

芦辺港フェリーターミナル
ジェットフォイルターミナル

フェリーターミナルの横には「少弐資時」の像があるので、そちらも見てみました。なかなかに勇敢です。

少弐資時像

壱岐牛ランチ

今回の「うめしま」さんは芦辺港フェリーターミナルの目と鼻の先にあるので大変わかりやすいです。像を見つける前にお店を見つけていたので、像を見た後は急いでお店へ。

うめしまさん

さすがに待ちなしとはいかず店内の予約ボードに記入して気長に待つことにしました。しばらくすると係の方に名前を呼ばれます。裏のはなれで席が用意できたので、回ってきてください、とのこと。道路から回っていくと裏のはなれの入口が見つかります。こちらはこちらで立派です。

はなれの入口

座敷の席に座って、メニューを眺めます。サーロインステーキかヒレステーキから悩みます。。そして、悩んだ結果、今回はサーロインステーキに決めました。悩んだ結果にシェアして食べられないのがひとり旅の弱点です。

メニュー

まずはサラダとスープなどが運ばれてきます。

サラダとスープ。

そして、やってきました。壱岐牛のサーロイン。焼き方はミディアムで。

サーロインステーキ

肉汁。そして焼かれた肉の音。匂い。食欲をそそります。セットメニューなのでご飯もやってきて、ご飯と一緒にこちらのステーキを美味しくいただきました。

サーロインステーキセット

ソフトドリンクも一杯つくので、食後にアイスコーヒーをいただきました。

アイスコーヒー

お昼から贅沢極まりない美味しいごはんをいただきました。次回はビールと一緒に壱岐牛を楽しみたいです。少し休んで会計をして出発です。

人だかりにつられて

はなれの出口を出ると少し先に人だかりがあります。そして、そちらから歩いてくる人が美味しそうなシェイクジュースと思しきものを持っている。気になったのでそちらの方に歩いてみることに。

ジューススタンド

こちらはこのGWにオープンしたばかりのバナナジューススタンドとのことで、若くて元気な店員さんがジュースをつくっていました。折角なので、お一つ購入。

バナナジュース

紙のストローが細くて飲みづらさはありましたが程よくバナナの甘みが感じられる美味しいジュースでした。

願いをこめて

芦辺港を出発して、これからは徐々に南下していきます。そんななか、芦辺最後の観光は「住吉神社」です。

住吉神社

巨大な杉とクスノキが目立つ「住吉神社」は三韓征伐を果たした神功皇后が壱岐に立ち寄り住吉三神を祭ったことに由来する神社で、戦前には壱岐唯一の官社とされていました。

鳥居

鳥居をくぐると大きなクスノキが目に入る境内は神話の世界にやってきたような、そんな雰囲気を醸し出しています。

大きなクスノキ

参拝を行い右手に向かうとまたまた大きなクスノキが鎮座しています。こちらは「夫婦クスノキ」と呼ばれ、男性は左回り、女性は右回りに回ると良縁に恵まれると言われています。恥ずかしながら1人で左回りに回ってみました。

良縁祈願をした後は帰りのフェリーが出発する郷ノ浦地区へと向かいます。壱岐の滞在も残りわずかですが最後まで楽しみます。

次回予告:壱岐随一の展望スポットへ


旅行記「歴史の島へ」