歴史の島へ#11

壱岐芦辺町探索記(一支国博物館・安国寺)

2021/5/2

雨を楽しめるほどには・・・

「原の辻遺跡」を探索した後、原の辻ガイダンス駐車場へと戻りました。駐車場には、歴史が好きとは思えぬような爆音流しの観光客グループの方がいらっしゃって、ちょっと驚き。偏見でしかありませんが。

さて、旅路を急ぐには理由があります。天気が悪くなってきたこと。時よりポツリポツリと雨粒を感じるものの、まだ雨が降ってきたという感じではない。できれば、雨は博物館内で見学しているときに降ってほしい。そんな都合のいいことを考えていました。旅先での雨を楽しめるようになるまでは、まだまだ修行が足りぬようです。

大木と歴史

「原の辻ガイダンス」を出発して次に向かった場所は「安国寺」。歩いても行けるほどには近い距離にあり、元寇以来の犠牲者を弔うお寺です。なお、駐車場は道路沿いの商店の前に用意されているため少々止めづらさがありますがオフィシャルなものなので問題ないのでしょう。

安国寺。

門を潜ると、まずは2本の大木が出迎えてくれます。左の「スギの木」は樹齢600年もの木で有名なようですが、右もなかなかな高さです。

大木のある境内

案内板の横を通ると本堂に到達します。屋根は二重となっていて重厚感があります。

本堂

お参りした後は「大スギ」見物をして帰ります。壱岐最大規模の巨木と言われるだけあって、インパクトが凄いです。

大スギ

駐車場に帰り車に乗ります。まだ天気は大丈夫。天気がここまでもってくれたことには感謝をするのみです。

高台にある博物館へ

午前中最後の観光スポットは「一支国博物館」としました。

一支国博物館

「雨が降りそう」と分かっていながら博物館全体の写真を撮ろうとわざわざ遠くに駐車した私。帰りに、そんな自分を恨むことになりますが、この時は後のことなど何も考えずに一枚。

入館してすぐの場所でチケットを購入しました。ちょうどシアタープログラムが始まるということで急いで階段を駆け上がります。

階段の上

階段をのぼるとなかなかに凄い感じの展示となっていましたが、まずはシアターへ。シアターでは原の辻の歴史などが上映されていて大変参考になりました。また、プログラム終了後に、幕が上がると、原の辻遺跡が見える仕様となっているのはなかなかにしっかり造られているなあと感心しました。

シアタープログラムと常設展示の入口の境くらいの場所に「撮影禁止」の表記があったため、この先は撮影していません。(今思うと、シアタープログラムのみのことを書いていた可能性もありますが確認していません)

内部の展示は、今日に至るまでの壱岐の歴史、壱岐各地にある古墳の解説、古代船の復元、更には「原の辻」のミニチュア復元模型となかなかに見どころ豊富で面白かったです。

原の辻を一望

博物館エリアを見学した後は併設の展望室へと向かいました。展望室は特に人もおらずガランとしていました。まずは原の辻方面を眺めます。若干距離はあるものの、復元エリア全体が見えるのでなかなかの展望でした。

原の辻方面

折角なので反対側も見てみることにしましょう。奥の内浦湾まで見ることができます。晴れていればもっときれいに見えることでしょう。

内浦湾方面

展望フロアで眺めていると徐々に雨が降ってきている様子。そろそろお腹も減ってきたので、お昼のお店を探します。今日のお昼は何を食べようか。旅先のランチはついつい迷ってしまいます。

次回予告:ランチは想像以上の満足度でした!


旅行記「歴史の島へ」