歴史の島へ#18

壱岐勝本町探索記(城山公園・イルカパーク)

2021/5/3

国境地域

猿岩を後にして、島を北上していきます。目指す旧・勝本町は近海漁業で栄えた漁師町です。今回はこの勝本で遊覧船を利用して、「辰の島」に行ってみようと考えていました。勝本の港町に着く手前の場所に旧・勝本城跡(城山公園)があるので、まずはそこに立ち寄ってから、10時の遊覧船に乗ろうという算段です。

国道から急な斜面を登っていくと駐車場に到着しました。駐車場からはうっそうとした木々のなかを登っていくと勝本城址に着くようです。人もおらず、虫たちが元気に過ごしているので、蚊に刺されちょっとアレな気分な自分は登るかどうか一瞬迷いましたが、折角なのでもちろん車を降りて登ることにします。

勝本城跡

駐車場から登れるようですが、「秀吉の大石垣」に左方向の矢印があるので、左から向かうことにしました。なお、ここ勝本城は秀吉が朝鮮出兵の拠点として1591年に平戸藩主・松浦氏に築城させたもので、石垣が見どころとされています。と左に進むと最初に現れるのは大きな柱です。

御柱

この御柱は、ここが河合曾良の最期の地であることから、生誕の地・諏訪市から譲られたもので、諏訪大社の御柱だそう。河合は江戸時代中期の俳諧だそうです。

石垣と展望

さらに少し行くと鳥居が見えてきます。ここを登っていきます。

鳥居

そして、石垣が見えてきます。立派な石垣が左右にあります。この勝本城は僅か4か月で築城したということですから、それが今日まで残っているというのはとても凄いなぁと思いました。

石垣

先ほどの写真にも見える鳥居をくぐると頂上部に到着。ここにも鳥居が何本か立っていました。

赤い鳥居

この鳥居の先だったりで勝本の街が一望できるはずだったのですが、木々が元気に茂っているので、残念ながら展望は楽しめそうにはありませんでした。それは残念ではあるものの、帰り道には新緑と海を眺めることができたのでヨシとすることにします。

帰り道。新緑と海。

船に乗りたい

城山公園の後はいよいよ勝本港へ向かい「辰の島クルーズ」に乗船します。港に車を止めて、受付に向かいます。

観光案内所で受付します

人がひっきりなしに出入りする勝本町漁協観光案内所に到着。早速10時の船に乗るためのチケットを購入しようと列に並びます。並んでいる最中、なかの表示を見ると「満員」の文字が。そんなことは聞いていないけど!これはショック。城山公園に行っている場合じゃなかったです。


前の方の手続きが終わったあとに係の方に聞くとやはり10時便は満員とのことで11時便に乗ることにしました。時間の関係もあるので、辰の島上陸は諦め、クルーズのみにすることにしました。残念ですが仕方ありません。

さて、生まれた空き時間をどうするか。港町をブラついていもいいですが、1時間ちょっとあるので「壱岐イルカパーク」の様子でも見に行くことにしました。車で5分ほどの場所にありますが、道中はなかなかに景色が良い場所もあり、心癒されました。

壱岐の海

イルパ!

谷みたいなところを抜けると「壱岐イルカパーク」に到着しました。思っていた100倍くらいには綺麗な外観で、これにはちょっとどころかかなりの驚き。とりあえず車を止めて、中に入ることにします。

イルカパーク&リゾート

まずはチケットを購入します。様々な体験プログラムがあるようで勧められたものの、時間に限りがあるので今回は参加できそうにありません。チケット購入後は大きな水槽のようなところに向かいます。

園内

園内は綺麗な色をした水槽があるよう。いや、よく見ると海につながっています。ここは入り江にしてあるそう。海の色がとても綺麗です。桟橋を渡るとイルカショーの練習をしている姿を見ることが出来ました。

イルカ

なかなか上手く写真を撮ることが出来ないものの、イルカショーの練習がとても見ごたえがあって期待以上でした。ようやくピントを合わせて撮れるようになった頃には練習は一時休止になってしまいました。

これは終盤のシーン

体験プログラムを最初に勧められたときは別にいいかなという気分だったのですが、いざ帰る頃には「もっと居たい!!」と思えるようなそんな施設でした。あっという間に予約した11時の船に乗るには戻らないといけない時間になってしまいました。

次回予告:美しい海へ


旅行記「歴史の島へ」