歴史の島へ#19

辰の島巡り遊覧乗船記

2021/5/3

思わぬ行列

港に戻ってくると既に列が出来ていたので急いで列に並びます。結構な人数の方が既に並んでいたので、これはもしかすると開放されている2階窓側は座れないかもしれないな…しまった…そんなちょっと下がった気分のまま待ちます。

チケット

しばらくして乗船開始。みんなどんどん上の席に向かっていきます。そりゃそうだよなーと思っていると、どうやら「辰の島往復」のみの人は2階席は利用できないそう。しぶしぶ1階席に向かっている人もいました。これはもしかしたらギリギリ行けるかもしれない。一筋の光が差し込みます。

ようやく自分の番。2階席を案内され、無事に残りわずかの窓側席をキープ。一安心です。

開放感のある2階席

いざ出航!

それでは出航します。いやーワクワクしますね。出航して最初に「若宮島」が大きく見えます。こちらは海上自衛隊の壱岐警備所となっており、民間一般人の上陸は出来ません。

若宮島

辰の島に直行というわけではなく少しばかり寄り道をしてから向かうよう。船は、若宮島を左に眺めつつ、イルカパーク方面の博多瀬戸へと向かいます。

イルカパーク

ぐるっと回って辰の島方面へと向かいます。左側の席に座っていたので、今度は勝本の街を眺めることが出来ました。

勝本の街

辰の島に到着

間もなくして辰の島に到着します。エメラルドグリーンの海が美しいです。

辰の島

余りにも美しい景色なのでこれは降りたかった。本当に降りたかった。またしてもプチ後悔をしてしまいます。まあどうしても下りたくなったら帰りに停まった際にお願いできるか聞いてみよう。そんなことを考えます。で、船は辰の島下船組を下ろして、遊覧に向かいます。

オオカミ岩

辰の島付近はめちゃくちゃ海が綺麗です。次いで現れる「海の宮殿」。本当に宮殿のようです。

海の宮殿

その後も穏やかで美しいエメラルドグリーンの「アブラメ瀬戸」を航海します。

アブラメ瀬戸

あまりに美しく穏やかで最高の気分。五島のキリシタンクルーズを思い出します。

参考記事

2019年のGWに訪れた同じく長崎県の「五島列島」。ここではキリシタン洞窟を訪れるため、「キリシタン洞窟クルーズ」を体験しました。

キリシタン洞窟に入るだけではなく、美しい五島の瀬戸でゆっくりとした時間を過ごしました。

平穏はあっという間

船はアブラメ瀬戸を出て対馬海峡へと差し掛かります。今日は若宮島をグルっと周遊しないルートになっているよう。猫バス岩っていうのは見れないのか…残念…と思っていると、船長から「この先対馬海峡に入るため船が大きく揺れますのでご注意ください」とのアナウンス。

ふーん、どんなもんや、と高を括っていると、船が大きな波に乗って、物凄い揺れ。これは迫力がある。これはびっくりです。個人的には楽しい範囲の揺れでしたが、お客さんのなかには悲鳴を上げる人もいるほど。

しかし、ここから見どころが続くので、レンズキャップが飛んでいかないよう気を付けつつ撮影します。

マンモス岩

まずは「マンモス岩」。そして、隣の「潮吹き岩」です。波が凄いです。

潮吹き岩

荒れる海から眺める「対馬に恋した猿」。その場所だけ撮りましたが、この時は結構な揺れだったので、猿!?って感じでした。今改めて見ても猿!?って感じですが、どうでしょう。猿に見えますでしょうか。

対馬に恋した猿

続いては「大屏風岩」です。この辺りは特に揺れが強かったです。

大屏風岩

そして、辰の島最大の見どころ「蛇ヶ谷」へ。行って思いましたが、これは上陸してみたほうがはるかに見ごたえがありそうでした。船から島に上陸している人たちを見ることが出来るので、よりそう思えました。

蛇ヶ谷
岩と岩の間に大きな穴となっているのが分かります。

「蛇ヶ谷」を過ぎると徐々に揺れも少なくなってきます。

目出柱

遊覧も終盤

湾内に入り揺れもなくなってくると間もなく「辰の島」に到着。エメラルドの海が綺麗です。

辰の島

今回は下船するとこの後の行程がだいぶ崩れてしまうので下りませんでしたが、ここで下船することも出来るようになっています。個人的には、下船して観光を楽しむ時間があれば、それが一番良いと思います。

帰りは直行で勝本の港に戻ります。

遊覧船

スリルもあって楽しい遊覧でした。時間の都合で辰の島に上陸できなかったのは残念ですが、なかなか見どころの多い楽しいクルーズでした。

次回予告:男と女


旅行記「歴史の島へ」