歴史の島へ#6

「旅館網元」宿泊記(夕食編)

2021/5/1

宴の時間

デッキでビールを飲みながら休憩した後は自室に戻り、明日の予定などを再確認。天気がよさそうではあるが、お昼前後は悪いかもしれないというちょっと微妙な感じなので、明日の天気に応じてどういう風に観光しようかを考えます。だいたいまとまった後はベッドで休憩。

今夜は18時30分からのお食事なので、お食事の時間に合わせて1階の食堂へと向かいました。

食堂からの眺め

係の方に席を案内していただきましたが、ひとり旅にも関わらず、一番港側の席を用意されていました。たまたまかとは思いますが、この港の景色を見ながら御飯がいただけるなんて最高です。

今回のプラン

遅くなりましたが、今回予約した宿泊プランを紹介します。今回、予約したのはこちらの「壱岐尽くし基本懐石プラン」という1泊2食付きのスタンダード・推奨プランで、「壱岐牛の陶板焼きを中心に、全13品の懐石料理をご堪能頂けます。お刺身は、お一人様づつの懐石になっておりますが、量・質共のご満足頂ける内容となっております。魚・牛・基本の懐石料理をバランスよく頂ける当館おすすめのプラン」と書かれています。

なお、料金は19,800円。まあまあな値段はしますが、お味のほどは如何…でしょうか。

クリックすると「楽天トラベル」の予約サイトに遷移します。

最初の配膳

続いて配膳されている様子をご紹介します。お刺身と目の前のお皿は着いてから配膳されたものですが、こんな感じで、なかなかに豪華です。そして、なにより、手が込んでいそうで、とても美味しそうです。

見るからに美味しそう。記事を書きながら思い返します。

それでは、係の方に「生ビール」を注文して、生ビールの到着を待ちます。


乾杯!

間もなくして「生ビール」がやってきました。

こちらの宿の「生ビール」はジョッキまでキンキンに冷してあります。キンキンに冷されているジョッキで飲むと、美味しさが倍増しますよね。ちなみに、銘柄はサッポロでした。

生ビールで乾杯

それではお料理に手を付けていきましょう。

まずは前菜の盛合せ的なやつ。手前から「いかの酢味噌和え」・「うに」・「アスパラのハム巻」・「もずく酢」・「壱岐牛のローストビーフ」となっています。どれもお酒に合うこと間違いない絶品でした。正直なところ、そこまで料理に期待していなかったのですが、しっかり手が込んでいて、そして美味しくて、本当にこの宿を選んでよかったなぁと思いましたね。

前菜の盛合せ

合わせて「お刺身の盛り合わせ」も食べ進めていきます。お刺身は、「ひらまさ」・「あさき」・「いか」・「あじ」・「たい」・「まぐろ」となっています。九州と北海道では、お刺身盛合せのレパートリーがだいぶ違いますが、どちらもそれぞれの良さがありますね。食べていて、鮮度管理もしっかりされているようで、食べ応えもとてもよかったです。

お刺身盛合せ

前菜とお刺身を食べ終える前に、生ビールはあっという間に飲み干して、2杯目を注文しました。最高の休日です。

こだわり料理の数々

お酒を飲みながらでゆっくり食べていると、次の料理を持ってきていただく時間についても配慮していただけました。「酒飲み」からすると、こういった気配りが本当に嬉しいですよね。

ということで、次の料理は「れんこんまんじゅう」です。もちもちとした食感でこれもまた美味しいです。

お椀に入った「れんこんまんじゅう」

しばらくすると続いて何やらビニールに包まれたお料理がやってきました。皿はやけに立派なので、きっと美味しい料理なのでしょう。聞くと「タイの包み焼き」とのこと。

それでは、開けてみましょう。すると香ばしい食欲をそそる香りが広がります。これ一つでビール一杯は楽に、いやもっと行けるんじゃないかってくらい美味しかったです。

たいの包み焼
Open!

焼酎の島

さて、ビールももちろん良いのですが、壱岐と言えば「焼酎」も有名です。壱岐は「麦を原料とした焼酎」としては最も古い記録があり、麦焼酎発祥の地と言われています。

ということで麦焼酎をオーダー。まずは、「雪洲」というお酒。日本酒と焼酎を造っている酒蔵「重家酒造」のお酒で、名前は壱岐島の別名から取っているという壱岐を代表するお酒の一つです。

お湯割りで。

焼酎を嗜んでいると、次の料理もやってきました。こちらは「壱岐牛の陶板焼き」ですね。美味しくないわけがない。

壱岐牛
野菜と共に焼きます。

この頃にはすっかり日も没していて、窓の外には夜の静かな離島の漁港が広がっています。その景色がまた最高です。

焼酎はこの後、2杯追加し、それぞれ「壱岐の華」「壱岐の島」を注文しました。グラス1杯ずつから飲みたい銘柄のお酒を注文できるのは本当にありがたいですね。

このあたりからは壱岐の焼酎にピッタリの料理が運ばれてきます。まずは「天ぷら」です。抹茶塩を付けていただく天ぷらと、焼酎との組み合わせ。合わないわけがありません。

天ぷらの盛合せ

最後には鍋物があります。これもまた焼酎と合わせて美味しくいただけました。

鍋物

料理の最後は「赤だし」のみそ汁と白飯です。

赤だし
ご飯

食後のデザート

お腹いっぱいに満たされた後は食後のデザートを頂きます。食後のデザートは「メロン」と「アイス」でした。

フルーツとアイス

ということで、ご馳走様でした。本当に美味しい料理でした。

食後は部屋でゆっくりした後、夜中に大浴場へ行って、夜の海風を感じたりして、初日の夜を贅沢に過ごしました。

次回予告:こだわりの朝食で元気をつけます!


旅行記「歴史の島へ」