歴史の島へ#2

ANA663便(東京羽田→長崎)搭乗記

2021/5/1

TOKYOの空気

日本のハブである羽田空港。地方からくると、その大きさにいつも圧倒される。乗り継ぎ口で次の航空券をタッチして、出発フロアに歩いて登ります。もちろん、エレベーターもありますが、ダイエットのために、歩いて登ります。

出発フロアに到着すると、新千歳空港とは違った雰囲気。新千歳空港はあまり観光・旅行ムードもあまりなかったのですが、ここ羽田空港の空気はGW・大型連休のそれで、なんだか頼もしくさえ思えます。当時、東京都が緊急事態宣言の対象区域で、北海道はそうでなかったので、何とも不思議なものではありますが、個人的にはありがたいものでした。

お昼ご飯は崎陽軒のシウマイ弁当にしようと思っていたのですが、入荷時間の関係で今回は手に入らなそう。他のお弁当も見てみましたがあまり惹かれるものがなかったので、飲み物だけ買って搭乗ゲートへ向かいます。


羽田発長崎行きに搭乗!

本日の搭乗ゲートは「60番ゲート」と利便性のいい場所です。崎陽軒のお弁当を探した売店からも、ほど近いので非常に便利でした。ゲート周辺にはたくさんの乗客が待っていました。

搭乗案内

今回もまた後方窓側席を選んだので「Group1」での搭乗になります。搭乗案内は余裕をもって始まったので改札機にタッチして乗り込みます。旅行ムードの方が多いので、「大型連休なんだなあ」というのを強く実感させられました。千歳から羽田に来るときとは少し雰囲気が違うなあと思いましたが、後々考えると、朝一番とお昼前の違いなような気もします。

さて、今日の長崎行きの機材は「B767-300」です。後ろから3列目の「40A」席を予約したので、奥へ奥へと進みます。一応、千歳出発時点では隣が空席であることを確認していましたが、結構お客さんも多いようなので、荷物をなるたけ荷だなに突っ込んで身軽にして出発を待ちます。

長崎へ出発!

しばらくしてドアクローズとなります。全体では8割以上の搭乗率でしたが幸いにも隣は空席だったので、長崎まで快適に移動ができそうです。中列の真ん中がいくつか空いているほかは殆ど埋まっているようでした。少し関係ない話ですが、B767というと古い機材な印象がありますが、Wifiサービスとコンセントがしっかり用意されているのにちょっと驚きました。(って失礼かな・・・?笑)

定刻通りに出発。羽田行きで読むのを諦めたガイドブック―「地球の歩き方島旅:壱岐」を読んで、今日からの旅の予習を開始する。そうして読んでいると、まあ2日あればしっかり楽しめそうなのでちょっと安心。行きたい場所をGooglemapに登録していく。

日の丸が輝く

機内サービスは引き続きのスープ。やっぱりスープが大好きだ。お昼前ということもあって徐々にお腹も減ってきた。なんていっても後ろのカップルが美味しい匂いを放つお弁当を食べ始めたので一層に空腹感が増す。長崎空港に行ったら何を食べようか。そう思って前回、長崎空港を利用したときを思い起こす。

そうだ。スタバと後は佐世保ステーキ弁当だった。経験と記憶はあまり自分の求めているものと違うようなので、機内Wifiで接続した長崎空港のウェブサイトでお店を調べる。今は感染拡大に伴う需要減少でやっているお店も少ないようだ。それでも、長崎料理が楽しめるお店はいくつかやっているようなので、そこで食べることにした。本当はそこでお酒も飲みたいが、今日は運転があるので我慢しないといけない。

長崎空港へのアプローチ

そんなことを考えていると、あっという間に降下を始める。羽田から長崎までは約2時間の旅路なので、あっという間だ。今日は風の影響で少し揺れるらしい。ただ、気になるほどでもなかった。

降下するにつれ長崎の大地が見えるようになってきた。あいにく晴天とは言えないようだが、時より綺麗な海が見える。そして、山がちな地形。そう窓の外を眺めていると、JRの列車を見つけた。恐らくJR大村線だと思うのだが、海沿いの景色がとても美しかったのを思い出す。

空から列車を見つけると何か気になってしまう・・・

そして、無事に長崎空港へ着陸。到着して「そういえば海上空港だった!」と思い出して検索してみると、ここ長崎空港は世界で初めての本格海上空港なんですね。前にも一度、利用したことがあるので、海上空港というのは頭の端っこに記憶されていましたが、世界初だったのは少し驚きです。関空やセントレアの先駆け。そんな長崎空港であります。

大村湾に浮かんでいます

降機。

着陸後、機体は空港ターミナルビルへと歩みを進めます。そして見えてきた長崎空港のターミナルビルは思っていたよりも少し大きい空港でした。普段使わない空港のターミナルが見えると、何となく高揚感が得られます。

空港ターミナル

スポットに到着し、順々に降機します。今回もまた後方席なので前方~周囲の降機が終わるのを待ってゆっくりと降機します。降機時に「長崎空港でお乗り継ぎの方は地上係員にお申し付けください」とのアナウンスがあったため、降りてすぐの地上係員に壱岐行きに乗り継ぐ旨と荷物は壱岐まで預けてあること、そして一旦制限エリア外に出たいことを伝えます。

壱岐へ乗り継ぐ人はあまりいないのか少しばかり確認をされましたが、荷物はそのままで出て頂いて再度保安検査を受けてくださいとのことだったので、制限エリア外へ向かいます。お腹も減ってきたので、お昼を頂きましょう。

長崎まで乗ってきた「B767」

次回予告:長崎空港ランチ&展望デッキ


旅行記「歴史の島へ」