歴史の島へ#12

壱岐石田町探索記(印通寺港周辺)

2021/5/2

お昼ドキ。向かった先は・・・

博物館の見学を終えた頃には13時前とすっかりお腹も減ってきました。ランチは壱岐牛も良いし、海鮮もいいな。いや、街の食堂やら中華料理屋やらに入ってみるのもいいな。そんなことを考えていましたが、「はじめての壱岐ランチ」なので、やっぱり評価の高いところにしました。

向かったのは「味処ふうりん」というお店。印通寺港からそう遠くない場所にあるお店で、釣り好きの大将がやっているとのこと。県道から脇道に入ったところにあるので見落とさぬよう注意して向かいました。

味処ふうりん

お昼どきを過ぎていましたが店内にはぼちぼちお客さんがいましたが、カウンター席には誰もいなかったので、カウンター席に座りました。メニューを眺めて、何にするか決めます。

何にしよう・・・

旅先のランチ。何にします?

旅先でのランチは何にするか迷います。アレもコレも食べたい・・・

今回は結局「定食」のコーナーで一番上に書いてあった「天刺定食」にしました。天ぷらもお刺身も食べたい!そんな欲張りな人におすすめのメニューでしょう。

天刺定食

店内にいる人もだいたいは食事をしている人だったので、注文してからはそんなに待たずに運ばれてきました。見た目からして凄い美味しそうであります。何より天ぷらが期待以上な気がします。

まずはお刺身からいただきましょう。壱岐のご当地3点盛りでしたが、もちろん美味しかったです。

お刺身

続いて、天ぷらも頂きます。典型的な具材とはなっていますが、ちょっと期待以上のサクサクとした仕上がりで、これが美味しかったです。出来ればこれをアテにお酒を飲みたいところ・・・ではありますが、それは我慢です。

天ぷら

ということで、美味しく食事を頂いて完食しました。


港の空気

食事をした後にお店の外に出ると、入る前よりも雲が薄くなってきているような気がします。この後どうしようかとも思ったのですがまずは近くにある印通寺の港に向かいました。

フェリーターミナル

印通寺を発着する定期フェリーとしては佐賀県唐津市の唐津港を結ぶ航路となっています。ちょうど海の方を見ると壱岐を出発していったフェリーが見えました。

出航するフェリー

昨日気になった鳥居も見てみます。こちらも「小島神社」という名前の神社で、港からほど近いところですが、陸地と地続きになるようなことはなく船でのみ参拝ができるそう。

小島神社

こんな景色を眺めつつ、しばしの休憩をします。思えば、港が好きになったのは2年前の小値賀島で、その雰囲気にグッと来てからです。この印通寺の港は賑わっているというわけでもありませんが、どこかその空気感が心地よく感じられました。最後に、「マリンパル壱岐」という港の商業施設に寄ってから、次の観光スポットへと向かいました。

マリンパル壱岐

地元の誇り

続いて訪れたのは「マリンパル壱岐」からほど近い場所にある「松永記念館」。実業家・松永安左エ門の生家跡に併設される形で造られた松永の記念館です。

松永記念館

敷地内に入ると記念館のスタッフの方に話しかけられます。そして館内へと導かれました。館内ではこのスタッフの方に事細かに解説していただきました。正直なところ松永安左エ門という人物について今まで知らなかったのですが、日本の電力業界に大きな影響を与え、社会の発展に貢献していたというのをここで初めて知りました。熱意をもって解説していただけるので、地元の誇りのような人物なんだろうと心から感じることが出来ました。

胸像

どこの街にも「地元の誇り」と言えるような人物の記念館がありますが、そこのスタッフの方の熱意の差で、受け手の感じ方って結構変わりますよね。なかなか維持管理も大変で費用も確保しづらく老朽化している記念館が多いのは仕方がないことですが、それでもスタッフの方の熱意で感じ方って変わるものだなあと、今回改めて思いました。ここではいい意味で、本当にその差を感じることができました。

西鉄福岡市内線の電車(松永が設立に深く関わったそう)

最後に生家跡を見てみます。

生家跡

自分ももっとしっかり頑張らなきゃな!そんな思いをもって次の目的地へと向かいます。

次回予告:壱岐の古墳


旅行記「歴史の島へ」