歴史の島へ#15

「旅館千石荘」宿泊記(夕食編)

2021/5/2

なつかしい音

ぶらり温泉街を終えて自室に戻ってしばしの休憩です。この間、元気な子どもを連れた家族連れの方がチェックインされたようで、だいぶ館内は賑やかに。子どもが走ったり叫んだりは疲れていれば五月蝿いと感じることも多いですが、離島の宿で聞く声はどこか懐かしさをも感じられるものであります。

この日の夕食は18時30分からということで時間に合わせ1階の食事処に向かいます。どうも一組ずつ個室で用意していただけているようです。一人旅で来ている身からすると、嬉しさ反面、注文の面倒さ反面ではありますが、「自分だけの時間」として食事が楽しめるのはありがたいことですね。

今回のプラン

前の記事でも書いたようにウェブ予約ではないため、間違いなくこのプランだったという確証はないのですが、インターネットの公式予約サイト上のプランと値段を見るに予約したのは「全てが入った贅沢コース」というこの宿最上級プラン。壱岐の味覚を堪能したい!しかも一日でという方におすすめの欲張りプランだったようです。

料金は15,200円+150円(入湯税)でした。

クリックすると宿のサイトに遷移します。

最初の配膳

続いて配膳されている様子からご紹介しましょう。御覧のように基本的には最初の段階で一通り置かれているので、好きな順番で頂くことができるようになっています。

魚料理がメインです

それでは生ビールを注文して、到着を待ちましょう。


乾杯!

間もなくして「生ビール」がやってきました。今日もまたジョッキがキンキンに冷されてあります。壱岐の宿は良い宿が多いことがこれだけで分かりますね。

生ビールで乾杯。

ゴクりゴクりと生ビールを飲み進めます。いやー、美味しい!

それではお料理にも手を付けていきましょう。まずはお刺身から。さすがに昨日の宿と重複してしまいますが、4点盛りです。なんていっても大好きな烏賊があるのが嬉しいですね。壱岐の対岸・佐賀県呼子もいかで有名ですし、この辺もいかが美味しいのでしょう。

刺身盛合せ

お刺身と別盛りで「うに」もあります。壱岐での「うに」は4~10月が漁期。この時期はムラサキウニですが、夏場は貴重なアカウニが食べられるそうです。

ウニ

まだまだ続く海鮮料理!

続いて焼き魚。カサゴだったかな。ちょっと忘れてしまいました。

焼き魚

そして、何かの酢味噌和え。これはちょっとお魚の臭みが残っていてちょっと苦手でした。

酢味噌和え

一品ものを続けてご紹介。これは何でしたっけ・・・

煮物

ブルーベリージャムのような写りになっていますが、こちらはもずく酢。

もずく酢

そして、海老しんじょう。

海老しんじょう

さらに茶碗蒸しもあります。

茶碗蒸し

普通の人であればもうお腹いっぱいに近い状態でしょう。私もそうでしたが、何杯目かのビールを飲みつつ、食べ進めます。

壱岐の名産品が続々

続いての「さざえのお刺身」は食事中に運ばれてきたお食事。こりこりとした食感がとても美味しかったです。

サザエのお刺身

そして、壱岐牛もやってきました。

壱岐牛のステーキ

鉄板で焼いて頂きます。ちょっと焼き過ぎてしまったようですが、ご愛敬ということで。

壱岐牛のステーキ

ステーキソースと壱岐の塩があったので、それぞれで食べましたが、どちらで食べてもとても美味しかったです。

お鍋の「ひきとおし」

もう完全に満腹でしたが、最後のお鍋「ひきとおし」も壱岐の郷土料理なので頂くことにします。

鍋の具材

長崎県のウェブサイトによると、「ひきとおし」とは壱岐の代表的な郷土料理で、お客様を座敷に引き通してもてなしたところからその名がついたそう。壱岐の農家では庭先で鶏を飼っていたので、盆・正月・祭りなどの時に家でとれる野菜と煮込んでご馳走としていたらしいです。

ひきとおし

ちょっと満腹なのが残念なくらいには優しい味わいでとても美味しいお鍋でした。もう食べられない!というくらいには満腹でしたがついつい締めのごはんもいただいてしまいました。

お吸い物とご飯

そして、最後はコーヒーゼリーです。

コーヒーゼリー

壱岐のご当地食材を中心に使った贅沢な夕食でお腹は満たされました。料理としては特に凝った料理などがあるわけではないですが、「壱岐の食材をそのままの味で楽しみたい」という方にはピッタリの(プラン通りの)メニューだったと思います。大型連休中の1名宿泊で、このボリュームと考えるとコスパはいいのではないでしょうか。

次回予告:元気の出る朝ごはん


旅行記「歴史の島へ」