壱岐古墳群エリア探索記
2021/5/2
天気に応じて・・・
松永記念館の後は晴れていれば「岳の辻」・「海豚鼻」の景勝地を巡ろうと思っていましたがどうも天気が晴れ切らないのと、明日は天気が良さそうなので、この日は古墳巡りに方針を転換しました。ということで、壱岐島を北上していきます。壱岐では稲作も盛んにおこなわれているようで、車窓からは田畑を見つつの快適ドライブでした。
古墳巡りではまず拠点となる「壱岐風土記の丘・古墳館」へと向かいました。
まずはこちらの施設に入ります。施設内では壱岐の古墳についての解説や模型がおかれているため、壱岐の古墳全般について学ぶことができるようになっています。解説を読んだ後はまず古民家が立ち並ぶ「壱岐風土記の丘」へと入ります。
お日様の下に
なかには18世紀の壱岐にあった「百姓武家屋敷」を移築した建物が立ち並んでいます。天気も良くなってきたので、ゆっくりと見て回ります。と言っても下の写真が全景となるので、そう時間はかかりません。
復元されている4棟をご紹介します。
母屋
住宅群の中心となる「母屋」。旧富岩家住宅として、勝本町新城西触にあったものだそう。
インキョ(隠居)
隠居した老夫婦が住む「隠居」。こちらも移築です。
ホンマヤ
倉庫や作業場として利用されていた建物。
ウシノマヤ
いわゆる牛舎・牛小屋。
最後に「民俗工芸文化館」のなかを見学します。なかには壱岐で使われていた農機具をはじめ、民俗・工芸品が展示されています。五島列島でも見かけたような凧もいました。
古墳へ
「風土記の丘」を一通り見終えた後は古墳群へ向かいます。まずは「風土記の丘・古墳館」の横にある「掛木古墳」から。まーるい形をしたのが特徴的ですね。ちょうど別の方が中に入っていらっしゃたので、その方たちが出られた後に中に入ることにして、周りをぶらぶらと散策。
そして、待ってましたとばかりに内部に入ります。古墳のなかに入るのはこれが初めてかもしれません。内部は屋根が低いので頭上に注意をしながら進みます。奥には島内唯一のくり抜き式家形石棺があります。
一通りみたら外に出ます。頭上注意な場所なのであまり長くいる気にはなりません。駐車場に戻って、車で次の場所に向かうことにします。
続いて向かったのは「双六古墳」です。全長91メートルを誇る長崎県最大の前方後円墳だそう。なお、駐車場がありますが、駐車場からは少し歩いた場所にあります。
さて、どこからどうやって見学すればいいんだろうという雰囲気の場所なのですが、中高年夫婦の方が歩いて奥の方に行かれていたので合わせるように奥の方に行きます。少しすると石室の入口に到着。石室のなかに入ることは出来ないのですが、陶器や太刀などの宝物が中から見つかっている場所だそう。気になりますね。その先には、何となく古墳を跨ぐようなふみ跡があるのでそれに合わせて歩いて元の場所に戻ります。
そして、最後は「鬼の窟古墳」です。なかには県内最長17メートルの石室があります。
続いて向かうは
周辺にはこの他にも複数の古墳があります。もっと時間があればゆっくりと歩きながらの古墳巡りなんかをしたいなあなどと思いつつも、今回はこの駐車場のある3古墳のみを回りました。
とは言え、もう少しだけ時間があるので近くにある「國片主神社」へ。
こちらは古墳群を見る前にこの神社の前の交差点を通った際に雰囲気がよさそうなので戻って立ち寄ったのですが、壱岐七社の一つとされているそうです。なかにはくぐると延期が良いという「ミニ鳥居」がありましたがなかなかな狭さだったので、ちょっと恥ずかしく、チャレンジしませんでした。人もおらんのやし、すればよかったかな??などと、この記事を書きながらちょっとだけ思っていますが。
さて、この神社の隣にも見どころがあります。それがこちら。
奥側の石は「へそ石」と言い、壱岐の中心であることの道しるべとして造られたそう。そして、手前のインパクトのある石が「顎かけ石」というそうですが、何のために造られたのか不明だそう。興味深い光景を作り出しています。
月読神社
最後に「月読神社」へ行きました。487年に押見宿禰が京都に月読神社を分霊したと伝わり、神道が日本に根付いたきっかけとされる神社です。
さて、階段を登りましょう。
到着してお祈りをします。そして、おみくじを。
結果は「吉」。旅行~再訪地に新たな発見あり~とのこと。再訪地。五島にもまた行きたいなー、というところ。最後に「芽の輪くぐり」をします。
新型コロナウイルス感染症の影響が一日も早くなくなりますように。そう願いを込めて、神社を後に、こよいの宿へと向かうことにします。
次回予告:壱岐の温泉郷へ!
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