歴史の島へ#3

長崎空港探訪記(ランチ&展望デッキ)

2021/5/1

NGS・・・世界初の海上空港

羽田から2時間かけてやってきたここ長崎空港は2年ぶりの利用です。2年前はGW最終日に佐世保からバスでやってきて、スタバで時間を潰し、レモンステーキ弁当を頬張った、そんな記憶があります。当時は「平成」から「令和」へと時代が移り変わり、10連休という超大型連休の最終日でしたので、人が溢れかえるほどに多かったのですが、この日は連休中とはいえ、程よく人がいるなあという程度でやや寂しさを感じます。

さて、この長崎空港は、大村湾に浮かぶ箕島(みしま)全域を開発して、1975年(昭和50年)に開業した、世界初の本格的な海上空港とのこと。なお、こちらは既存の島を拡張・整備して作られていますが、のちに完成した関西国際空港・中部国際空港などは何もない海上にゼロから作られているため、その成り立ちが少し異なります。それでは、せっかく乗継時間が2時間もあるので、まずは空港の外に出てみることにします。

空港と大村市側を結ぶ連絡橋

こうしてみると対岸までの距離もそう遠くないことが分かります。実際、関空やセントレアと比較すると、圧倒的に近く、歩いて渡ることもできるそうです。もう少し時間があれば、長崎本土を少し楽しむ!ということもできるのですが、今日は無理せず、ターミナルビルへと戻ることにします。

ターミナルビル

長崎空港でランチにしよう

ターミナルビルの外側を少し見学した後はターミナルビルへ戻ってランチにします。飲食店はスターバックスを合わせて全部で5軒あるのですが、1階に入居している「五島うどん」と「中華料理」の2店舗は感染拡大による需要減少で休業中となっていて、実際に利用できるのは2階の3店舗のみとなっていました。

スターバックスでランチという気分ではないので、残り2店舗の選択ということになるのですが、「寿司屋さん」と「郷土料理もあるレストラン」という選択で、今回はこの後を運転を控えていてお酒も飲めないということで、後者のレストラン「エアポート」でがっつりご飯をいただくことにしました。

右側が今回利用したレストラン

トルコライス

今回入った「レストランエアポート」さんは「対馬名物 対馬とんちゃん定食」をはじめご当地メニューも豊富でした。長崎空港のある大村市のご当地料理「大村あま辛黒カレー」もありましたが、今回は「トルコライス」を注文しました。

10分ちょっとの待ち時間で注文した「トルコライス」が到着しました。トルコライスは、豚カツ×ピラフ×ナポリタンという暴力的なメニューですが、お腹ペコペコの自分には、その匂いもビジュアルもまた食欲をそそります。

トルコライス

さて何から食べようか。まずは野菜から。サラダが乗っているのは罪悪感を緩和してくれます。続いて、豚カツをピラフと共に。サクっとしたカツでなかなか美味しいです。デミグラスのソースもピラフとよく合っていました。箸休めにナポリタンのスパゲティとサラダを頂きます。

空腹ということも相まって、あっという間に完食。美味しくいただけました。


展望デッキへ

食事を終えてお会計を済ませ店外へ出ます。すると、この後乗る予定の「壱岐行き」が「強風による天候調査中」との案内がありました。この日の長崎地方は強風の影響で、離島便(五島福江・壱岐・対馬便)が乱れているようなので、少し心配です。小型機なので影響も大きいのでしょうか。

と、まあ、心配していても何も変わらないので、3階の展望デッキへと向かいます。デッキへ向かう途中の階段からは大きなガラスで大村市側の展望も見ることが出来ました。

階段から見る大村市側の景色

展望デッキに到着。デッキには地元の家族連れの方なども多くいて賑やかそうです。まずはベンチに座って、風を感じながら、ゆっくりとします。

展望デッキ

見ていると、乗ってきたANAの飛行機が離陸していきました。ほかにも、Jetstarの飛行機がやってきたり、となかなか楽しい場所です。

そういえば、これから乗る壱岐行きの飛行機はどこから来るんだろうなぁと思い調べてみると、五島福江空港から来るそう。しかし、遅れ後の到着時刻になっても来ないのでフライトレーダーで検索。するとなんと「まだ五島福江空港を離陸していない!」という衝撃の事実。ちょっと不安も増してきたところですが、もう一つ来る予定のPeachも遅延しているそうなので、着陸を見るのは諦めて、保安検査を通ることにしました。

乗ってきたANAの飛行機が長崎から離陸していきました。
ジェットスターもやってきました。

次回予告:はじめての壱岐へ


旅行記「歴史の島へ」