離島で夢を想う#7

利尻・鴛泊探索記

Date: 2021/7/10

食後は軽めに

晴れ間を探して…

食後は少しばかりゆっくりしてから、8時半ごろに宿を出発します。朝食が早いと、朝の出発も早くなります、

この日の天気予報は曇りですが、宿の近辺(鴛泊地区)は海側方面に限って雲がかかっていなかったので、鴛泊付近の海側の景勝地を巡ることから始めることにしました。

富士野園地

まず向かったのは「富士野園地」という公園。昨夕に訪れた「夕日ヶ丘展望台」の隣にあります。こちらの富士野園地では、6月~7月上旬にかけて「エゾカンゾウ」が咲き誇るそうですが、訪れた時には既に見ごろを過ぎていました。

富士野園地

この富士野園地からはポンモシリ島という海鳥が集まる島が見えます。対岸である富士野園地からも海鳥たちの鳴き声がよく聞こえました。ちなみに、ポンモシリとはアイヌ語で「小さな島」を指す言葉だそうです。

ポンモシリ島
くっきりと礼文を望む

この富士野園地には小さな展望台があるのでそこにものぼってみることにします。展望台にのぼると昨日はよく見えなかった礼文島もくっきりと見ることが出来ました。

くっきりと見える礼文島

礼文と反対側、つまり利尻島の内陸の方を望むと利尻富士が望めます。ここは、「富士野園地」というだけあって、利尻富士が綺麗に見えることでも有名な場所なのです。この日はあいにく雲が多く、山のテッペンの方を見ることはできませんでしたが、恐らく晴れていれば雄大な利尻富士を見ることが出来たのでしょう。

利尻富士

鴛泊随一の展望スポットへ

登る?登ろうよ!

さて、富士野園地でお腹を少し減らした後は、「ペシ岬」へと向かいます。ペシ岬は鴛泊港近くにある「自然の高台」なのですが結構な高さがあるので、登る決意をするのに少し時間がかかりました。

少し曇ってきたこの時間を利用してペシ岬へ登る決意をして向かいます。ペシ岬の麓には駐車場がないため、鴛泊港に車を止めて向かいました。

ペシ岬の麓にて
急峻な道を進み

麓から少し進むと、分かれ道が現れます。直進がペシ岬頂上への最短ルート、分かれ道を進むと迂回ルートといった様子。往路は頑張って最短ルートっぽい道を進むことにします。

進むと決意したは良いものの思っていた以上に急峻な道。汗をダクダクにかいて登頂を果たします。

鴛泊港方面の展望

振り返って鴛泊港方面を眺めるとご覧のように港が一望できます。そして、山あいを貫く高速道路ならぬ自転車道をも望むことができます。港にフェリーが停まっているのがまたいい絵になっているように思えます。

海側も眺めてみます。先ほどと同じように、礼文島がくっきりと眺めることが出来ました。礼文の香深港付近は「曇りがち」と昨年伺いましたが、今日の香深はきっと晴れていることでしょう。

礼文島方面
一休みして

帰りは急峻な道を避けて、迂回ルートと思しき道を通って下ることにしました。こちらの道には鴛泊灯台があるのですが、迂回ルートもこの灯台までは割と勾配が急になっているので、手を取り合って下りました。

鴛泊灯台

鴛泊灯台からは緩やかな下り坂なのでゆっくりと下ります。港に戻る途中、改めてペシ岬を眺めてみると、その高さに驚かされます。さっきこれを登ってきたんだと思うとちょっとびっくりします。

ペシ岬

癒しを求めて

着替えて向かうは…?

車をとめていた鴛泊港に戻ってきました。まずは自販機でスポーツドリンクを買って水分補給をします。その後、汗をダクダクにかいてしまったので、Tシャツを着替えます。夏の旅はこれがつらいです。

さて、ペシ岬で体力を消耗した後は、利尻山の恵みを味わいに行くことにしましょう。ということで、鴛泊側の利尻山の登山口がある利尻北麓野営場へと向かいました。

利尻北麓野営場

ここから少し歩いて「甘露泉水」という湧き水のスポットへと向かいます。利尻山の降水や雪解け水が地下に浸み込み、長い年月をかけて再び湧き水として我々の前に現れている名水で、日本の名水百選にも選ばれています。

自然豊かな遊歩道を歩いて10分ほどで湧き水スポットに到着しました。

甘露泉水

さて、飲んでみましょう。手で湧き水をすくって頂きます。いやー、美味しい。普通に美味しかったので、ペットボトルで名水をくんで、持ち帰りました。

湧き水

鴛泊観光をしていたら、そろそろランチの時間です。利尻自慢の「あの店」に向かいます。

次回予告:利尻自慢の「あの店」と「あの店」へ


旅行記「離島で夢を想う」