利尻島探索記(ほたて丼×うに獲り体験)
Date: 2021/7/9
島の玄関口
レンタカーを借りて
予約していたトヨタレンタリースの受付でレンタカーを借ります。料金支払いは滞在中に鴛泊港近くにある営業所を訪問して支払うようにとのこと。また、返却は空港駐車場に置いておいて、というスタイル。小さな離島ではよくあるスタイルですが、こういうスタイルもあるんだねと驚く友人。そりゃ最初は驚くよね。自分も驚いた。
鴛泊港へ
利尻空港から鴛泊港までは車で10分ほどで到着。写真の立派なターミナルが鴛泊港のフェリーターミナルです。最初はこちらのターミナル内に入っている食堂で「うにめし丼」を頂こうと思っていたのですが、この日は既に閉店していたので、ターミナル向かいにある食堂に入ることにしました。
港近くの食堂で
「磯焼亭」
多くの人を迎える港近くにあるはいくつかの食堂があります。そのなかで今回利用したのは「磯焼亭」というお店。黄色い暖簾が目印の食堂です。
店内はどこか懐かしさを感じる雰囲気。ビールのポスターが飲酒欲をそそりますが、まだ運転しなきゃいけないので今はパス。生うに丼にしようかとも思いましたが、これからうに獲り体験もするので、今回は別のメニューにしました。
利尻はほたてもうまい。
注文したのは「生ほたて丼」。やはり夏の利尻・礼文と言えば「雲丹」が一番人気だとは思いますが、私の大好物である「ホタテ」も美味しい名産品なのです。
付け合わせにひじきもついた「生ほたて丼」。大粒の帆立を半分に切った状態でどんぶりに盛り付けされて、提供されます。美味しそう。いや、絶対美味しいに違いありません!
刺身で一枚とも思いましたが、しっかりとほたて丼としてご飯とほたての刺身を重ねて頂きます。ほたての甘み・旨味が広がります。これは美味しい。語彙力のなさにはがっかりしますが美味しいほたてでした。ちなみに、一緒に行った友人の一人は「生ホタテの刺身」を注文してしまいましたが、見てください、この大きさ。こいつが切られてどんぶりになっているので、美味しくないわけがないんです。
食後は会計を済ませて、まずはトヨタレンタリースの営業所へ向かいます。こちらでレンタカー料金を支払います。離島価格なのでだいぶ高いですが仕方ありません。なお、満タン返却ではないので、ガソリン代込みの料金設定となっていました。
利尻で「うに」を獲る
様々な体験が出来る公園へ
食後は事前に体験メニューの予約をしていた「神居海岸パーク」という島西部の公園を目指します。今回は「うに獲り体験」というのを予約していましたが、それ以外にも「利尻昆布お土産づくり体験」・「カニ釣り体験」などのメニューが用意されていて、島ならではの多様な体験が出来るようになっています。
駐車場に車を止めて、まずは受付をします。こちらの建物で予約している旨を伝えると、すぐに案内していただけました。
それではうに獲りに!
受付では、写真のようなカゴを貰って、下にある船着き場に向かいます。楽しみです。
うに獲りをするのはこちらの船着き場。船着き場に泊まっている船に乗って、そこから近くを覗き込んで雲丹を見つけるシステムです。それでは乗り込んでいきます。
すぐに見つかるけれど!?
乗り込んで海を眺めるとすぐに雲丹が見つかりました。なんだ、この体験、あっという間じゃないか!笑と思ったのですが、意外と獲るのが難しい。もちろん、どこにあるかによるのですが、周りの石やらに邪魔されてなかなか取りづらいのです。
慎重に動かして何とか雲丹をゲット。小ぶりの雲丹ではあるそうですが、初うに獲り成功です。
獲った雲丹はもちろんいただきます。
雲丹を頂く前に簡単に雲丹の勉強をします。この良く見る側の反対側にはしっかり口があったり、と知らないことを色々と教わりました。
生命に感謝をして、それでは食べる準備をしましょう。
うに割りハサミみたいなものを使って雲丹を半分に割ります。すると、なかにはよく見る雲丹がたくさん入っているではありませんか。美味しそうな新鮮な雲丹であります。
その後は慎重に雲丹を取って、お皿にうつしていきます。ここでの注意ポイントは無理矢理・力を入れ過ぎないこと。形が崩れてしまうそうです。そうやって取り出した「雲丹」。高級店で食べる雲丹ともまた少し違い、「磯の香り」が程よく残っていて、味つけは不要です。
海風を感じて。
スローライフ
雲丹を食べ終えた後、ふと山を見ると、体験を終えた頃には徐々に利尻山の雲も少なくなってきているようでした。今日は急いでいくところもないので、もう少しだけここでゆっくりと過ごすことにしました。
海に突き出したデッキへと向かいましょう。太陽が傾きつつあるようですが、青い空と青い海が一面に広がっているようでした。心地よい海風が私たちに吹き付けます。幸せな島時間であるのは間違いがなさそうでした。
海を眺めると、そこには利尻ブルーと言えばよいでしょうか。青い海が広がっています。そして、岸壁にはたくさんの昆布たちがいました。利尻は昆布の名産地でもあります。
さて、海風を堪能した後は出発することにしましょう。利尻山の雲は少しずつなくなっているようです。山に雲はかかっているけれど、当初の天気予報では「曇り」でしたから、これは本当に恵まれているのでしょう。
天気がいいんだから寄り道していこう
宿に直行でもいいには良いのですが、天気がいいので、寄り道をしていくことにします。寄り道にしてはしすぎだろ!と言われるかもしれませんが、ぐるっと島を回って、鴛泊へと戻ります。
目的は晴れていそうな「オタトマリ沼」に行っておくこと。明日を一周観光に充てる予定なことは変わりないのですが、明日も曇り予報なので、晴れているうちに写真だけでも撮っておこうという作戦です。
作戦は成功です。見事に晴れた「オタトマリ沼」と「利尻山」を眺めることが出来ました。若干雲があるものの、山頂付近までくっきりと見渡すことが出来ました。
利尻山をアップで撮ってみます。利尻富士の名に相応しい山容です。日本百名山にも選べれていて、多くの登山客が集う山ですが、これは登りたくなる山に違いないと、近くで見れば見るほど思うのです。
明日も予報が変わって晴れることを祈りつつ、宿へと向かうことにします。
次回予告:こよいの宿をご紹介!
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