極東紀行#11

中標津町探索記

Date: 2021/9/20

地球は丸い


中標津町にある地平線が望めるスポット「開陽台」。地球が丸く見える場所の一つであり、大地が果てしなく広がっていることを感じさせてくれます。

2021年の今、多くの国境が感染症対策の名目の下、厳しい制限が課されています。しかし、地球は繋がっている。そのことをこうした場所は私たちに教えてくれるのであります。

前回記事の振り返り
根室旅行も終盤。「勝手丼」と「根室鍋」が楽しめる朝食バイキングを満喫しました。
復路

さて、根室旅行3日目を迎えました。本日は根室から中標津までドライブをして、「開陽台」などを訪ねてから、昼の便で札幌・新千歳空港へと帰る行程です。

根室から中標津までは国道44号・国道243号線・道道8号線を通って向かいます。根室管内の主要2都市を結ぶ区間ということもあり、道路もよく整備されている区間が多いです。その一方で、中央分離帯のある片側1車線の区間も多いため、追い抜き・追い越しがしづらいというデメリットもあります。

出発

それでは出発しましょう。ホテルねむろ海陽亭の前の道路は一方通行となっているため、私は北側にがっつり迂回するルートを取りました。根室市内の根室道路区間については往路に使ったので、下道を通りながら進みました。

最初の休憩は「道の駅スワン44ねむろ」です。風連湖に面する道の駅であり眺望が綺麗なところとなっていますが、着いたタイミングではまだ営業開始前でしたので、トイレ休憩のみとして利用しました。根室~中標津間では道の駅がこの1か所しかないため、根室側にとても近いですが、こちらで休憩ということにしました。

せっかくなので風連湖も眺めてから帰ります。

風連湖

その後は国道44号線を厚床まで進み、国道243号線で別海へ。別海町中心部からは道道9号線に入り、中標津町へと向かいます。中標津市街地の直前は交通量が多く、スピードがゆっくりになりましたが、それ以外の区間ではスムーズな移動が出来ました。中標津に着いた頃には再びトイレに行きたくなっていたので、中標津空港でトイレ休憩。朝食バイキングとその前後で汁物・飲み物を摂取しすぎたのが悪かったでしょうか。

中標津空港から更に進み、突き当りでミルクロードに合流すると間もなく開陽台です。

ミルクロード
地球が丸く見える場所

ミルクロードから右に分岐して向かうのが「開陽台」です。開陽台への道は登りと下りで別の道となっています。恐らく勾配を考慮したものでしょうか。

「開陽台」は330度の眺望を謳い、「地球が丸く見える場所」としてその名がよく知られています。同じように「地球が丸く見える場所」は例えば、室蘭の地球岬などもありますが、ここは海ではなく内陸というのもまたその特徴の一つでしょう。

駐車場に車を止めて、展望台へと向かいます。展望台の1階・2階はコロナの影響もあり、休止中でした。

それでは地球が丸く見える眺めを見てみましょう。

展望台からの眺め

例えば、その先に陸地の見えない海で「地球が丸く見える」のと比較したときに如何でしょうか。その感想は人によっても異なるでしょう。しかし、私には、「果てしない海が広がっている」よりも「陸地が広がっているという感じ」には「地球が丸く見える」意義があるようにも思えます。

開陽台

住所

〒086-1273 北海道標津郡中標津町俣落

花より団子

いい景色を見た後は美味しいものを食べましょう。我が国には「花より団子」という言葉もあります。

ということで向かったのは中標津空港近くにあるジェラート店「ラ・レトリなかしべつ」です。レンタカーの返却や飛行機の出発まで時間がある場合にはぜひ立ち寄りたいお店として知られているジェラート店です。

11時のオープン直後に到着。お店に入っていきます。ジェラートのほか、ソフトクリーム、そして飲むヨーグルトも取り扱いしており、それらもまた人気なようであります。

ジェラート売り場に並んで、何を買おうかと迷います。

ジェラート売り場

今回は少し珍しそうな「ヨモギ」と定番?である「ミルク」のダブルで注文しました。また、飲むヨーグルトも一緒に注文して、飲んでみることに。

ジェラートと飲むヨーグルト

ミルクの味が濃厚でとても美味しいジェラートでした。よもぎ味はよもぎの香り・味が強く、よもぎ餅をアイスにした感じの味わいで、なかなか新鮮でした。

ラ・レトリなかしべつ

住所

〒086-1145 北海道標津郡中標津町北中9−17

営業時間

11:00~16:30(火曜日定休)

公式サイト

https://www.laiterie.co.jp/

ジェラートを頂いた後は、市街地のガソリンスタンドで給油をして、レンタカー営業所で早めの返却を済ませます。

次回予告
中標津から札幌への絶景フライトレビュー

旅行記「極東紀行」