極東紀行#5

「野付湯元うたせ屋」宿泊記(朝食編)

Date: 2021/9/19

元気の出る朝食


一日の元気の源は「朝食」から始まると言って、過言ではないでしょう。高級旅館の拘りぬいた朝食も良いですが、日本の旅館らしさを感じられるシンプルに美味しい朝食。それもまた良いものです。

今回の朝食はまさに「日本の朝食」を感じさせる、だけれども普段からそんな贅沢には食べておらずありがたい、そんなシンプルな朝食でした。朝から元気のでるご飯を食べて、朝風呂に浸かって、旅の2日目は良いスタートが切れそうです。

前回記事の振り返り
この旅の初日は雨ということで、ランチの後は宿に直行。北海道シマエビやジャンボホタテなどのご当地の海の幸を堪能しました。
朝風呂の楽しみ

昨夜は21時前には寝てしまったということもあり、この日は早朝に起床。あまり早く起きても仕方がないので再び眠りについて、6時の朝風呂開始に合わせてしっかり起床します。

温泉旅館で宿泊する楽しみとしては「朝風呂」は欠かすことのできないものの一つだと私は思っていますが、皆様はいかがでしょうか。朝風呂入っていますか?

この日の朝風呂は2名ほどいて、今回の宿泊中では最も混みあっていました。やはり前夜の風呂営業が早く終わるということの影響が大きいのでしょうか。それとも単に早起きな朝風呂おじさんが多いだけなのか。

朝風呂に入ると目が覚めるというかシャキッとすると同時に、全身の疲れみたいなのが取れるような気がします。ただ、夜眠る前のお風呂とはまた違った効果があると思ってしまうのは気のせいか思い込みなんでしょう。

入浴後は朝ごはんが7時からなので、部屋に戻って、少しの時間、ゆっくりと過ごすことにしました。

旅館らしい朝食

7時になったので朝食会場へと向かいます。朝食会場は昨日の夕食会場と同じ場所。部屋ごとに決まった食事ブースが設定されているので、昨夜と全く同じ場所へと向かいます。

朝ごはん自体は7時からではなく、もう少し遅い時間でも頼めるようですが、前夜に「観光船に乗ろうかな」と伝えたので7時スタートの朝食でお願いしました。

逆に言えば、朝イチの観光船(コロナの影響で訪問時現在は1日1便)に乗るためには早起きして朝ごはんをいただく必要があるということになります。

それでは朝食をみてみましょう。

朝食

朝ごはんは伝統的日本旅館の朝食を彷彿とさせる「旅館らしい」朝食です。もちろん、好みはあると思いますが、こういうタイプの朝食はとても元気が出るメニューだと思っています。

まずはお椀の汁物を飲んでからいただきます。そして、手をつけるは「焼鮭」です。実際の日本家庭で朝に焼鮭を食べる家というのがどのくらいあるのかは存じ上げませんが、朝ごはんの定番です。少し冷めてはいましたが、やはり朝の定番の味。

塩分がまた箸をご飯へと進めて、どんどん茶碗のご飯がなくなりますが大丈夫。お櫃がありますから。とても美味しくいただきました。

続いて頂くのは、お魚の南蛮漬けですね。正確には、あれやこれやを少しずつ順番お構いなしに食べてはいますが、そこはご容赦下さい。

一つの切り身自体は一口で食べられるサイズですがどうしても勿体なくて、二口に分けて食べてしまいます。勿体ないというだけではなく、白米とのバランスを考えると、一つの切り身に相当する白米も一緒にはなかなか食べられないという点もあります。こちらもとても美味しくいただきました。

他にも煮こごり、茸、山菜、明太子、玉子焼きと朝食のお供が並んでいたので、美味しくいただきました。もちろん、お櫃のご飯を余すことなく完食しました。美味しかったけれど満腹です。

煮こごり
きのこおろし
明太子と山菜など
玉子焼き
べつかい牛乳

食後に「べつかい牛乳」をいただきました。この尾岱沼地区こそ漁港ですが、別海町は内陸にも広がっており、内陸部では酪農が盛んです。ご当地の牛乳も朝食で一緒に提供されていたので、食後にいただきました。こちらももちろん美味しかったです。

べつかい牛乳

観光船の出発は8時15分なので、食後はパッキングをしてから、出発まで少しの時間をゆっくりと過ごします。この日は尾岱沼の北側には雲がかかっているものの、尾岱沼の頭上や根室方面は快晴。このいい天気のままであって欲しいと切に願います。

8時頃にチェックアウトをして、観光船の受付所へと向かいます。受付所までは歩いても2分ほどで着くと思いますが、駐車場があるということでレンタカーでそのまま移動して向かいました。

女将さんの観光船の宣伝文句は「半額」と「アザラシに会える」でしたが、本当にアザラシに会うことはできるのでしょうか。そこまでの期待はしてないものの、尾岱沼で観光船に乗るのは初めてなので期待が膨らみます。

次回予告
尾岱沼観光船に乗ってトドワラへ。アザラシには会えるかな!?

旅行記「極東紀行」