山陰、夏の記憶。#5

2018/8/17

青く澄んだ海を探しに・・・

山陰旅行の初日と2日目はあいにくの曇り空でしたが、3日目はついに青空が広がっていました。この日は午前中に岩美町・浦富海岸へ出向き、午後には米子方面へと移動する予定です。

朝ごはんは東横INNで頂き、荷物を預けたうえで、鳥取駅からバスに乗って、浦富海岸方面へと向かいます。まずは「島めぐり遊覧船のりば前」で下車し、網代地区の浦富海岸自然探勝路を探索します。

天気はいいのですが風が強く遊覧船は運休していました。
漁港の脇を歩いて行きます。

岩美町 浦富海岸自然探勝路

網代港の遊歩道入口まではゆっくり歩いて約15分。ここから遊歩道を登っていきます。遊歩道を使うと浦富海水浴場や岩美町中心部まで歩いて行くこともできますが、今回は網代展望台までの10分程度の散策としました。

歩き始めると早速絶景が広がってきます。青い海と白波からなる絶景です。

少し進むと、海に下りれるスポットがあったため試しに下りてみました。この日は波が高かったですが、それがまた迫力もあり、青空と共に眺めるととても心地が良かったです。その後は網代展望台へ向けてまた少し登ります。

展望台へ行く途中。
徐々に登っていきます。

そして歩いて10分ほどでようやく網代展望台へ到着しました。眼下に広がる日本海が余りに美しく、ついつい時が経過するのを忘れてしまうほどです。

白波ってこうも綺麗に見えるんだなあと思う瞬間でした。
こちらは東側の景色。

この網代展望台でこの日は引き返し、バスを降りた地点まで戻ります。帰りはルートを変えて集落の中を通り抜けて帰ってみましたが、傾斜地にある集落のなかのあい路は旅情を誘うなあと改めて思うのでした。

この帰り道、集落内にある「網代隧道」というトンネルを通りました。大正元年に開通した歴史あるトンネルのようですが、こちらもまた旅情を誘う光景でした。

集落の中にあるトンネル
トンネルを抜けた先の二股の交差点。

さて、島めぐり遊覧船のりばまで戻ってきました。戻ってきたときもやはり高波で遊覧船は運休中でしたが中の売店は営業中でしたので、「いかすみソフト」を購入。思った以上に濃厚な味わいでとても美味しかったです。

遊覧船のりば
いかすみソフト

ここから再びバスに乗り、岩美駅へと向かいました。続いては、岩美駅前にある岩美町観光協会ではレンタサイクルのサービスを提供しているので、こちらを利用し、岩美町中心部エリアを探索します。

今回借りたのは電動自転車でしたが、実は初めて乗る電動自転車。思いのほか快適で正直なところびっくりしました。軽快に岩美町内を走り向かったのは、「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」です。

こちらは無料で楽しめる学習施設となっていて、山陰海岸の貴重な地形・地質などを多くの資料・映像で紹介しています。なかでも驚くのが「巨大なダイオウイカ」の展示です。あまりの大きさに驚愕してしまいました。

自然館の外観
巨大ダイオウイカ

自然館を学んだ後はお昼を食べに、人気のお食事処「旬魚たつみ」へと向かいました。が、大人気ですぐには入れないようなので、受付予約だけを済ませ、待ち時間に「田後港」方面をぶらぶらと散策することにしました。

岩美町 田後港・田後公園展望台

田後港は浦富の海水浴場から約1~2kmほど西に向かったところにあります。向かう途中は青空と青い海を眺めながらのとても楽しいサイクリングでした。港に自転車を止めて、田後公園展望台へと歩いて登ります。

港神社と青い海

港から少し登ると「田後公園展望台」へと到着します。展望台では田後港と日本海を眺めつつ、ゆっくりと過ごしました。その後はお昼が待っているので、来た道を戻りました。

田後港の全景
日本海と展望台

この日は風が強く吹いていたので風に乗りながらのサイクリング。お店に少し早めに到着しそうでしたので、浦富海水浴場で海を眺めながら待ちます。海風が強くとも、快晴の海岸はとても良いですね。風や波が穏やかであれば、海水浴客でこんな写真はなかなか撮れないでしょうから、これもまた一興というところです。

海水浴場の眺め

浦富町 旬魚たつみ

ようやく自分の番になりましたので、店内に入ります。今回注文したのは「たつみ御膳」というセットメニューです。また、メニューを見ていたらついつい惹かれてしまった「岩牡蠣・夏輝」も単品で注文しました。

お店の外観
たつみ御膳

たつみ御膳も勿論美味しかったですが、この岩ガキ「夏輝」がめちゃくちゃ美味しかったです。口の中でとろけるような食感でして、夏の鳥取に来たら是非とも食べるべき一品だなと感じたので、皆様もぜひ!

夏輝

食後は再び自転車に乗って岩美駅へと戻ります。駅前の観光案内所でレンタサイクルを返却し、列車を待ちます。この岩美駅はとてもレトロな駅舎でまた旅情を誘います。そして、やってきたのも昔ながらの車両。

レトロな駅舎
レトロな車両

帰りはこの列車に揺られて、鳥取駅へと戻ります。鳥取駅に到着した後は、一旦ホテルで荷物を受け取り、次の街へと移動します。

(続く)


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