山陰、夏の記憶。#7

2018/8/18

商都・米子を歩く

米子で迎えた朝。ホテルで朝食を頂いてから、市内を散策します。

米子市は鳥取県西部(伯耆エリア)の中心都市で、かつてから商都として栄える歴史ある街です。山陰地方のちょうど真ん中のあたりに位置しており、山陰線と陰陽連絡線である伯備線が交わる交通の要衝としても知られています。そんな米子市観光の初めは「米子城跡」を目指すことにします。

米子市 米子城跡

米子城跡の入口までは米子駅から歩いて20分もかからない距離にあります。米子城は飯山・湊山に1470年頃に築かれた山城です。今回訪れたのは江戸期にお城があった湊山の城跡です。

入口
門をくぐって中へと入ります。

朝とは言え夏の暑い日でしたので、ここからの登りがなかなかに大変。約20分かけて本丸跡を目指します。地元のお散歩の方なども横目に見つつ、大量の汗をかきながらも、徐々に近づいてきました。

あと少しで到着できそう!
本丸跡

そして何とか本丸跡に到着。夏の日差しに照り付けられて暑かったですが心地よい風も吹いて気持ちよかった記憶があります。そして、何より眺望がすばらしい。米子市街を一望できるのですが、本当に綺麗でした。

米子市街

米子城跡からの眺望を楽しんだ後は隣の「湊山公園」を散策しました。湊山公園は中海に面する公園となっていて、桜や夕陽の名所として市民に愛されている公園とのこと。夏の午前中はあまり人がいませんでしたが、海沿いの景観が良かったです。

入口付近
夕陽が美しいそう

続いて旧外堀・加茂川付近の街並みを散策することにします。

まちなか案内所
材木店

旧・加茂川沿いには赤瓦のレトロな建物が立ち並んでいて雰囲気がなお良いです。この辺りは異常なほどに橋が多くそれもまたびっくり。船が停まっていますが、遊覧船でこの川沿いを楽しむこともできるそうです。

加茂川沿いの景観

川沿いにはかっぱ像などがおかれていました。

スイカを食べています。
かっぱたち

加茂川沿いからは昭和レトロな商店街を歩いて米子駅方面へと戻ります。途中、山陰歴史館という米子や大山の歴史などを学べる施設を見学しました。この歴史館はレトロな洋館風ですが、昭和初期に米子市役所として建設されたものだそう。

米子の街並み
山陰歴史館

さて、米子駅に戻ってきました。ここから再びいったん鳥取市に戻るのですが、特急列車の時間まで少しあるので、先にお昼を済ませます。と言っても中途半端な時間しかないので駅構内の駅弁屋さんで駅弁を購入し、横にあるイートスペースで食事をとることにしました。

選んだのは「大山どりの鶏三昧弁当」というお弁当。ご当地・地鶏「大山どり」をふんだんに使った駅弁で、「大山どりの照り焼き」・「大山どりの鶏そぼろ飯」・「大山どりの中華風酢鶏」が入っていました。

パッケージ
中はこんな感じ

JR特急 スーパーまつかぜ8号(米子→鳥取)

この旅では何度も乗るタイプの特急列車に乗車して鳥取市を目指します。指定席に座っていたところ日にちを間違えて発券されたお偉そうな方にそこは俺の席だぞという態度をとられ少し??な気分にもなりましたが、そんなことは一瞬で忘れさせてくれるような美しい車窓が広がっていました。

発車案内
日本海を横目に鳥取市へ

次回はこの旅2回目の鳥取市。向かうは鳥取と言えば・・・のあそこです。

(続く)


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