晩夏のオホーツク紀行#7

オホーツク寄り道ドライブ

Date: 2021/8/29

北見を発って、今日のルート

9:00
「ドーミーイン北見」をチェックアウト。

本日は北見から網走までオホーツク地方を横断していきます。北見から網走まではまっすぐ行けば1時間かからないですが、今回は色々と寄り道をしながら向かうことにしました。

まずは「美幌峠」へと向かいます。美幌峠は北見から釧路・根室方面へと向かう途中にある峠なので、網走方面とは(若干西に行くことを除いて)全く違う方向ではあるものの、快晴の屈斜路湖を見渡すべく、1時間のドライブをします。

ルートとしては北見市中心部を出発して、すぐに国道39号線と別れて東へ進み、美幌町へと向かいます。美幌町へは国道39号線も通っていますが、山中を抜ける道道122号線を使うと少し早く、距離も短く移動できるため、こちらのルートを選択しました。なお、現在建設中の十勝オホーツク道は国道よりも短いルートを取るため、開通後はオホーツク道が最も速いルートとなることでしょう。

[コラム]美幌グルメをご紹介!

2021年2月の「道東旅行(氷の世界に再び)」でご紹介した美幌グルメをご紹介します。美幌町にある「点香苑」という中華まんのお店。中華まんや焼売、餃子など点心類がテイクアウトできる名店です。とっても大きいので、これ一つでお腹いっぱいになりますが、ぜひお立ち寄りください。

大きな肉まん

店舗の名称

点香苑

住所

〒092-0003 北海道網走郡美幌町鳥里4丁目5−1

営業時間

11:00~完売まで(定休日:月曜日※祝日の場合は翌日)

美幌町中心部より国道243号線に入ります。国道243号線は美幌から弟子屈、別海を通り、根室方面へ道東を斜めに結ぶ道路です。ちなみに、美幌町はここまでに紹介した国道39号・243号のほかに、国道240号(津別・阿寒・釧路方面)や国道334号(小清水・斜里方面)などとも交わる交通の要衝となっています。

10:00
美幌峠に到着。

徐々に高度を上げ、北見を発って約1時間で美幌峠に到着しました。美幌峠は「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」という道の駅が設置されているため、食事なども楽しむことが出来るようになっています。

美幌峠レストハウス

レストハウスの2階は新型感染症の影響で閉じられていましたが、1階は通常営業していました。何か買おうかと迷いながらも何も買わずに、まずは眺望を見に展望台へと向かいます。

「美幌峠」の標柱

美幌峠からの眺めは、屈斜路湖がウリではありますが、美幌峠から屈斜路湖畔へと下る国道もまた良い味・良い雰囲気を醸し出しています。

国道と屈斜路湖

眼下には屈斜路湖が広がっています。通常のレンズでは収まりきらないほどには大きい湖です。

屈斜路湖

屈斜路湖

屈斜路湖は釧路管内・弟子屈町にある湖で、日本最大のカルデラ湖です。また、全面結氷する淡水湖としても日本最大の面積を誇っています。

湖の中央部にはこれまた日本最大の湖中島である「中島」があります。周囲12km・面積5.7平米の広さがあります。

標準レンズでは入りきらないので広角レンズで屈斜路湖全体を撮影してみます。この広い眺望は感動ものです。

屈斜路湖

道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠

住所

〒092-0022 北海道網走郡美幌町古梅

営業時間

9:00~18:00(4月下旬~10月)、9:00~17:00(11月~翌4月下旬)

※年末年始休業

10:30
美幌峠を出発

空港の街

美幌峠での休憩を終えて、今度こそ網走方面へと向かいます。ということで、「美幌峠で折り返す」というルートを取ります。屈斜路湖をぐるっと回っても良いのですが、それだと時間が掛かり過ぎてしまうので、仕方なく来た道を戻ることにしました。

網走まで直行するのも一つですが、まだまだ立ち寄りながらの旅を続けます。次の立ち寄り地は、女満別空港がある大空町の「メルヘンの丘」というところにしました。

美幌峠から大空町へは、美幌町中心部まで戻り国道39号線で行くのが王道ルートですが、Googleマップで検索すると、裏道ルートがあるようだったので、こちらのルートで大空町へ向かうことにしました。

11:10
大空町女満別にある「メルヘンの丘」に到着。国道(網走方面行き)に小さなパーキングスペースが設けられているので、その駐車帯に車を止めました。
めまんべつメルヘンの丘

小さな丘にあるカラマツと畑との組み合わせが写真スポットとなっているようです。国道沿いで交通量が多いので静かにゆっくりということは出来ないですが、オホーツクを感じられる場所でした。

メルヘンの丘の眺望

メルヘンの丘

住所

〒099-2356 北海道網走郡大空町女満別昭和

11:15
「メルヘンの丘」を出発して、いよいよ網走市へと向かいます。

網走市

「メルヘンの丘」から数キロ進むと今日の目的地である網走市に入ります。そのまま国道39号線を進んでも良いのですが、折角なので網走市民の憩いの場・天都山を経由して市街地へ向かうことにしました。

網走市

地理

網走市はオホーツク管内東部に位置する都市。オホーツク海に面しており、オホーツク総合振興局の所在地となっています。

産業

総合振興局が立地しオホーツク地方の行政の中心地であるとともに、オホーツク海の観光拠点であるため、第三次産業が盛んとなっています。

11:25
天都山を走っていると美しい花畑が見えてきました。予定はしていませんでしたが、この「フラワーガーデン はな・てんと」に立ち寄ります。
フラワーガーデン はな・てんと

このお花畑は「網走レークビュースキー場」の頂上付近が夏限定でお花畑に姿を変えています。ちなみに、お花畑は地元の方や会社・団体などが区画ごとに管理しているようで、所々にその管理者を記した札がありました。美しいお花畑を作って、管理されている方には感謝しかありませんね。

訪問した時期は見ごろで美しく咲き誇っていたので、偶然の訪問としてとてもよかったです。

フラワーガーデン はな・てんと

住所

〒099-2421 北海道網走市呼人15

11:35
「はな・てんと」を出発して、今日の目的地へと向かいます。

さらに進むと、「北海道立北方民族博物館」「オホーツク流氷館」がありますが、こちらは(新型感染症の影響で)休館中のため、素通りします。流氷館は学生時代に訪れたことがありますが思いのほか楽しい施設なので、お勧めです。

オホーツク流氷館
次回予告
北海道の歴史を語る上で切っても切れない場所ー網走監獄を訪ねます。

旅行記「晩夏のオホーツク紀行」