朝ラーメンと堂崎教会
Date: 2019/4/30
- 前回記事の振り返り
- この旅の初日は札幌から飛行機を3本乗り継いで五島列島・福江島にやってきました。初日は暴風雨ということでほとんど観光はせずにゆっくりと過ごしました。それでも、福江の温泉とグルメを満喫することが出来ました。
平成最後の朝
昨夜は長旅の疲れと夕食での満腹ともあって、ホテルに帰った私は爆睡。平成最後の朝にはすっきりとした気分で目が覚めました。1泊目は素泊まりで予約をしていたため、ホテルを出て、まずは近くで朝ご飯が食べられるお店を探します。そこで見つけたのが港近くにある「宝来軒」というラーメン屋さんです。
宝来軒
住所
〒853-0015 長崎県五島市東浜町1丁目9−15
営業時間
7:00~17:00
見かけには「昔ながらのお店」感が漂う素敵な外観。そして、嫌いな人にはちょっと抵抗感があるかもしれないくらいには、とんこつスープの香りが漂っているお店です。
さて、店内に入ると地元のお客さんが朝から集まっていて、朝の語らいをしています。朝ラーメンと言えば「喜多方」のイメージですが、こちらのお店もまた地元の「朝ラースポット」なのでしょう。ラーメンのほかにちゃんぽんも用意されていて、どちらにするかは迷いどころではあったのですが、地元の皆さんは「ラーメン」を注文している人が多かったので、「ラーメン」にしました。ちなみに口コミを見ると「ちゃんぽん」も美味しいようです。
ラーメンは注文して、そう時間はかからずにやってきました。豚骨スープに中細麺。「九州まで来た」ことを実感させてくれます。お味はもちろん美味しく大満足でした。やはり、飲んだ翌日にはラーメンが一番ですかね。
ちなみに、このラーメン、なんと500円と大変オトクでした。
昨日のリベンジから
朝ラーをした後はホテルに一旦戻り、観光を開始することにします。曇天というのは残念ですが、昨日の暴風雨とは違うので、しっかりと観光することは出来そうです。
まずは福江中心部からそのまま北上して、昨日、あと数百メートルのところまで行って断念した堂崎教会へ向かうことにします。
堂崎教会近くの駐車場に到着したのは9時少し前。9時から拝観ができるらしいので、ちょうどぴったりに到着できました。
私と同じように、この時間に合わせてやってきた観光客の車が何台かいましたが、広くない駐車場も埋まらない程度で、余裕がありました。駐車場からは歩いてすぐ教会に到着です。昨日はこの道のりが余りにも遠く困難に感じて断念したのですが、雨がやんだり降ったり程度の状況であればこんなに近いのかと驚くばかりです。
カトリック堂崎天主堂(堂崎教会)
住所
〒853-0053 長崎県五島市 奥浦町堂崎2019
教会の手間にはマドレーヌなどを販売している売店がありましたが今回はスルーします。そして辿り着いた「堂崎教会」は水辺近くの教会で、天候がイマイチなのが少し残念ではありますが、晴れていたらさぞ美しいのだろうなあと感じさせるものがあります。
それでは受付で入場料を支払って敷地内に入っていくことにします。入場料は300円でした。
横を歩いて入口に向かいます。ここで、この「堂崎教会」について簡単に解説を載せておきます。
堂崎天主堂(堂崎教会)
堂崎天主堂(堂崎教会)は、キリスト教の禁教令が解除された後、五島列島で初めて建設された聖堂です。完成したのは1908年(明治41年)で約200年前で五島列島における中心的な役割も果たしていましたが、現在は記念館となっておりミサは行われていません。このため、世界遺産の構成遺産には含まれていません。
それでは中に入っていきます。現在の教会内は「堂崎天主堂キリシタン資料館」となっており、布教時代から迫害を経て禁教令解除と復活までの五島列島におけるキリスト教史を学ぶことが出来るようになっています。
見学を終え外に出てきます。聖堂の横などにある施設も見てみます。こちらは「アルメイダの宣教」記念碑です。
ルイス・デ・アルメイダ
1525年頃、ポルトガル・リスボンで生まれた医師で、1552年に貿易目的で来日しました。その後、1566年(永禄9年)、五島領主・宇久純定の度重なる要請に応じて五島へ派遣され、五島でのキリスト教布教を始めた「五島におけるキリスト教宣教の祖」ともいうべき人物として知られています。
教会の敷地を出て、隣の民俗資料館へと向かいましたが、やっているかどうかいまいちわからなかったので、中を軽くみて終えました。なかには地域の民俗・文化にかかわる資料が展示されていました。
帰り際に、堂崎教会と横の水辺を一緒に撮影してみました。ここからの眺めもいい感じではないでしょうか。
見学した後は戸岐湾に面した道路を伝って、岐宿方面に。カーナビでは福江市街を経由するようなルートを提示されたのですが、それは無視してこちらを選択。しかし、カーナビがこう提示するのにはわけもあって、途中の道路は狭くなったり広くなったり、1車線分しかない交互通行のような区間も。もちろん普通に通行できますが、不慣れな方は市街経由のほうがいいかもしれません。
そして向かったのは「楠原教会」です。赤レンガを積み上げたゴシック様式の教会です。
内部を見学。次に向かったのは「水の浦教会」です。真っ白な壁に、入口は水色で縁取られたこちらの教会。天気が完璧な時に来たかった気もありますが、曇天でもとてもきれいでした。ちなみに、晴れていれば、丘の上にあるので、海の方向もとても綺麗に映るはずです。
朝の教会巡りはここで一休み。曇天で行くところではないと分かりつつも、景勝地を2か所巡ります。
まずはこちら・・・
やっぱり曇天では映えないかな・・・
晴れていたら景色がすごくいいんだろうなあ・・・
ちなみに確かキャンプされていた方もいらっしゃいました。駐車場は広めです。
そんな感じで、数分の滞在で撤退。
次に向かったのはこちら。
車で展望台の近くまで行けるので楽に眺望が楽しめます。この時はまだ旅の序盤。ゆったりというよりも名所を制覇しようというような勢いで小雨の中訪れたので、晴れてたら綺麗なんだろうなあという思いが強くなる一方でしたが。
やはり眺望スポットは天気がいい日に行きたい・・・
そんな思いを抱きながら、そしてお昼を何にしようかと迷いながら、車を西に進めます。途中には運転中に看板のあった日本遺産「白石のともづな石」という遣唐使ゆかりの地にも訪問。
- 次回予告
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