平成から令和へ、五島列島旅行#2

福江島探索記(荒川温泉・味どころふくえ)

Date: 2019/4/29

前回記事の振り返り
札幌から羽田・福岡を経由して五島福江空港にやってきました。
観光に出かけよう

フェリーターミナルで遅めのランチをした後は、ターミナル内に入居している観光案内所でパンフレット類を収集します。今日から長い長い五島列島旅行が始まるのですから、福江島・五島市に限らず、今後行く島々についてもしっかりと情報収集をしておくことにしました。

パンフレット類をリュックサックに突っ込み、レンタカーに戻りましたが、相変わらずの暴風雨。わずかな時間でもビショビショになる上、傘もさせない状況です。本来であれば、今日の観光はやめたほうがいいだろうなあと思いつつも、遠く遥か五島列島まで来てそれはどうも自分が許さない。ということで、まずは近くの「堂崎天主堂」へ向かいました。

大粒の雨がレンタカーの窓ガラスを叩きつけていましたが、何とか天主堂近くの駐車場に到着。付近には観光客もいるものの、凄まじい雨と風で行くのを断念して帰る人の姿も見えました。私も傘をさして歩きだしましたが、10メートルほど進んだところで、傘が風に大敗。これは厳しすぎるので、観光を断念することにしました

第二の選択

観光を諦めたものの、ホテルにチェックインをするには少々早すぎる時間です。どうしようか迷ったのですが、島内の温泉地に行ってみることにしました。目指したのは「荒川温泉」という島の反対側(西部)にある温泉で、そこそこの距離と時間がかかるものの、行ってみたいと思っていた場所でした。カーナビに場所をセットして向かう途中も、あまりの豪雨で諦めようかと思ったりもしましたが「前進あるのみ」で荒川温泉へと向かいました。

願いが天に届いたのか、荒川温泉に到着した頃には雨も弱まってきました。

荒川温泉

この温泉は「地域福祉センター荒川温泉」という名称で、公民館的な施設と一体で整備されているようでした。受付を済ませ、大浴場へと入ると地元の方々がゆっくりと過ごしていました。この温泉は地元の方に愛されている温泉のようです。

大浴場のなかは「内湯」のみではありますが、疲れてクタクタた上に雨に濡れた私の身体には沁みる温泉でした。ゆっくりと入浴をした後、温泉から上がると、既に雨は上がっていました。この後はホテルのある福江中心部へと戻ります。

地域福祉センター荒川温泉

住所

〒853-0501 長崎県五島市玉之浦町荒川130

営業時間

9:00~20:30

ホテルにチェックイン

来た道を福江市街方面へと戻り、今夜の宿である「五島第一ホテル」にチェックインをしました。昔ながらのビジネスホテルといった感じで、建物はかなり古めですが、男ひとり旅ではそこまで気になりません。何よりしばらくぶりのベッドなので、ゆっくりと休むことが出来ました。

五島第一ホテル
福江の夜

ホテルでは一休みします。長旅の疲れもあって目覚ましをセットして、ぐっすりひと眠りしました。さすがに6時前からの移動はクタクタになりますね。

さて、その後は予約していた「味どころふくえ」という海鮮メインの寿司割烹へと向かいます。

味どころふくえ

住所

〒853-0001 長崎県五島市栄町4−1

営業時間

17:00~22:00(火曜定休)

さて、店舗の前に到着しましたが、営業を開始しているはずの時間を過ぎているにもかかわらず、暖簾がかかっていません。今日は予約のみということではあったのですが、恐る恐るの入店でした。

味どころふくえ

入店して話を聞くと、今日は予約で満席ゆえに暖簾を下げていないとのこと。予約しておいてよかったです。

さて、とりあえず生ビールを注文します。

生ビールとお通し

生ビールをグビッと飲みます。旅の疲れが癒されますね。こちらのお店はジョッキがキンキンに冷えているのもまた嬉しいところです。お通しは確か白子であったような、そんな気がします。

さて、まずは「お刺身の盛り合わせ」を注文しました。キビナゴ、いかをはじめ6種の盛合せとなっています。ツマが大根ではないのは地域差なのでしょうか。普段食べる北日本のお刺身とは種類が違って面白いですね。

お刺身盛合せ

カウンターの隣席の方に「どこから来たの?」と聞かれ、「仙台に住んでますが昨日は友人の結婚式で札幌から乗り継いできました」と言うと、それを聞いていた店主さんに「(世界遺産の登録で)関東から来る人は増えているけど、北海道や東北からは珍しい。ゆっくり楽しんで行って」と声をかけられました。やはり3本飛行機乗り継いでくる人は流石に少ないのでしょう。

さて、そんな話をしていると、お刺身と一緒に注文した「鯛の荒煮」もやってきました。こちらも美味しかったのですが、なかなかのボリュームで、五島の焼酎と共にゆっくりといただきました。

鯛の荒煮

最後に「握りの盛り合わせ」を注文しました。寿司割烹という名のお店ですからやはりお寿司を頼まぬわけにはいきません。この盛合せは800円(税抜き)ととても割安でしたが、漁師町らしい美味しいお寿司でした。

握り盛合せ

これにて完食。ちなみに、暖簾は店内に掲げられていたので、帰りに一枚撮らせていただきました。

のれん

満腹になった私はコンビニのポプラで水を買ってホテルに戻ることに。暴風雨で観光ができなかった日とは思えぬほどの充実感で、あっという間に寝付いてしまいました。

次回予告
福江島2日目の朝はラーメンからスタート。平成最後の日、果たして天気は好転してくれるでしょうか。

旅行記「平成から令和へ、五島列島旅行」

『平成編』 五島市(前編)

『令和編』 五島市(後編)

『上五島編』 新上五島町

『小値賀・宇久編』 小値賀町・佐世保市宇久町


記事の情報

2020/5/18 初版掲載

2021/12/25 リニューアル