2021/1/10
「かまど地獄」の次は「鬼石坊主地獄」・「海地獄」へと向かって進みます。少しだけ距離がありますが、そうはいっても歩いて数分で到着します。帰った後に写真を振り返って見ていたら、一枚、空を撮影していました。
別府に広がる青空
青空を見ていると、気分が良くなりますね。旅をしていながら何を言っているんだというお叱りは承知の上ですが。
そんな写真を撮りつつも、少し進むと右手に「山地獄」という地獄が現れます。この「山地獄」は「べっぷ地獄めぐり」の共通券とは別個な施設なようで、岩山の山裾付近の各所から水蒸気が吹き上げている地獄で、温泉で育った小さな動物達がいる「ミニ動物園」となっているようです。ファミリーにお勧めというのと、あんまりふれあい系動物園が得意ではないので、今回はパスしました。いつか(いつ?)子どもを連れてきてみたいですね。
その先、少し進むと左手山側に「鬼石坊主地獄」・右奥側に「海地獄」が現れます。「海地獄」のほうが主要スポットなようですので、今回はまず「鬼石坊主地獄」へと向かうことにします。
鬼石坊主地獄
海地獄の隣にあるこちら「鬼石坊主地獄」。灰色の熱泥が球状に沸騰する様子が坊主頭に見えることからその名がつけられました。明治期以降「坊主地獄」として観光名所となっていましたが、その後閉鎖され、平成14年(2002年)より鬼石地獄・新坊主地獄を合わせて整備された現在の形で公開されています。
現代チックな標柱
21世紀になってから再整備された地獄というだけあって、「鬼石坊主地獄」を指す標柱は現代チック。
地獄を覗いてみると…
ブクブクと沸騰している場所が「坊主」のように見えることから、この名がつけられました。
地獄はいくつもあります。
園内には沸騰している場所が複数あります。坊主頭に近づける場所も所々あるので色々見て楽しめました。(その時は坊主地獄の由来もよく分かっていませんでしたが。…)
園内の足湯
この鬼石坊主地獄内にも足湯が整備されています。なお、鬼石坊主地獄の横には「鬼石の湯」という温浴施設もあるので、そちらも利用してみたいところ。
「鬼石坊主地獄」を出て左へ進むと間もなく最後の地獄「海地獄」に到着します。隣接しているのですぐに到着するのですが、これまで巡ってきた地獄と比べると観光客の方がちらほらいてわずかに賑わっている様子。平時はもっと賑わっているのでしょう。
と言うのも、「べっぷ地獄めぐり」の中でもとくに有名で代表的なスポットということで、この海地獄を起点あるいは終点とするプランが多く紹介されているので、ここだけ訪れる方も少なくないのでしょう。
海地獄の入口はかやぶき屋根
到着した「海地獄」。左側の建物は飲食などが楽しめる施設となっていて、入口はこのかやぶき屋根の下になります。それでは入っていきましょう。
広い園内
入口から中に入るとすぐに地獄。と言うわけではなく、この海地獄の敷地はかなり広いです。
蓮池
大鬼連と睡蓮が咲く美しい池があります。これもまた結構大きく、池のほとりでゆっくりしました。
蓮池を横目に歩いて進むとショップとギャラリーが併設された2階建の施設に到着します。各地獄にはスタンプが設置されていて、訪問した当時はスタンプラリー的なイベントをやっていたのですが、こちらで最後の一つを押します。そして、お土産コーナーを抜けた先は「海地獄」がついにその姿を現しました。
海地獄
海地獄は別府の地獄の中でも最大規模で、爽やかなコバルトブルーカラーの地獄。このコバルトブルーは温泉中の成分である硫酸鉄が溶解することにより生じているとか。南の島の海を思わせる入りたくなる爽やかな色合いですが温度は98℃と灼熱の地獄です。
白龍稲荷大神
地獄を見下ろす場所には赤い鳥居が並ぶ「白龍稲荷大神」があります。家内安全、商売繁盛、交通安全のご利益があるらしいです。
趣深くも感じる標柱
鬼石坊主地獄の現代チックな看板とは違って、これもまた良い趣深さも感じられる標柱が立っています。
高台から見下ろして。
地獄の西側には展望台が整備されています。海地獄、そして奥に見える蓮池を眺めることができます。
別府地獄の歴史を学ぶ。
展望台の後はショップの入っている施設に戻ります。2階には別府地獄の歴史を学べるコーナーがあります。自分は最後に地獄の歴史を学んだ形になりますが、初めにここを見学するのも良いかもしれません。
これにて「べっぷ地獄めぐり」はひとまず完了ということになりますが、この海地獄には(温泉を活用した)まだまだ見るべきスポットがたくさんあるので、それを巡っていくことにしましょう。
植物園?な温室
地獄の温泉を利用して、鬼地獄・蓮池の名物「大鬼蓮」を育成している温室があります。まだ小さいです。
赤池地獄
温室の近くには赤い地獄もあります。これはびっくり。
足湯
別府地獄めぐりをしていると、もはやどこにでもあると言っても過言ではない「足湯」はここにもあります。
地獄名物極楽饅頭
入口脇では海地獄の名物である「極楽饅頭」が売られています。
スタンプラリーの応募用紙を投函
出入口付近にはスタンプラリーの応募コーナーがあるのでこちらで全7地獄を巡ったスタンプラリー用紙を投函します。楽しい地獄めぐりでした。
レストラン海
今回は利用しませんでしたが、こちらの海地獄には「レストラン海」という食事処も併設されています。
残りもわずかになりました。地獄めぐりを終えた後はやっぱり温泉に入りたい!
次回記事では別府の日帰り温泉を楽しみます!
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