道南さくら紀行#7

2021/4/24

道南旅行2日目。

函館駅近くにあるタイムズカー函館駅前でレンタカーを借りて、津軽海峡沿いに国道228号線を走り、松前町へと向かいます。目的地の松前町は江戸時代には松前藩の城下町として栄え、現在は桜の名所として知られています。昨年秋にもこの松前へ来ましたが、今回は桜の季節に合わせての訪問です。

函館からは北斗市・木古内町・知内町・福島町を経て向かいます。観光客も多いこともあり、途中からは道の進みもだいぶゆっくり。ということもあり、松前町に入ってすぐ・北海道最南端にあたる白神岬に立ち寄りました。

白神岬
白神岬からの展望
白神岬展望広場

本当の「岬」の少し先(松前市街寄り)に展望広場とトイレなどの休憩施設が設置されています。

渡島小島(松前小島)

朝鮮人民軍の船が侵入し破壊行為の被害を受けたことでも知られる渡島小島も展望広場から見ることができます。


小休憩を挟み、松前市街地へと向かいます。白神岬から松前の市街地までは約10kmと離れているので、引き続き海沿いの景色を眺めながら走ります。今回は道の駅松前の駐車場に車を止めて周囲を観光することにしました。なお、桜の観光シーズンには開放されている駐車場が限られているので注意が必要です。

道の駅「北前船松前」

帰りに撮影した写真です。建物自体は大きくありませんが、レストランも入居しています。

入口付近

趣あるデザインになっています。

道の駅から松城の市街地までは歩いてすぐなので歩いて向かいます。道の駅から歩いて行くとまず「沖口役所跡」という松前藩当時の歴史を振り返るスポットがあります。その後は松前城まで直行すればすぐなのですが、今回は松城地区の市街地をぶらぶらと散策してから、松前城へと向かうことにします。

沖口役所跡

松前藩が旅人・物資・船舶の出入を管理し、徴税を行うために設置していた役所跡が城に入る手前の場所にありました。現在は公園として整備されていますが、感染症対策という名で利用されている人はいませんでした。

説明書き

クリックすると拡大して表示されますので興味がある方はどうぞ。

法華寺

1521年(大永元年)創建、(写真の)お堂も1888年(明治21年)築の歴史あるお寺。境内には旧幕府軍合同慰霊碑があります。

正行寺

京都知恩院を本寺とする蝦夷地で最初の念仏道場となった浄土宗のお寺。1567年(永禄10年)創建。

この他、散策中の写真をまとめてみました。

松前漬・龍野屋

市街地には松前漬のお店もあります。

それでは松前城へ

今回は「天神坂」から松前城内へと入っていくことにします。


天神坂と夫婦桜

新緑もまた美しく、この坂を上って、城内へ入っていきます。

夫婦桜

一本の幹から「染井吉野」と「南殿」が寄り添うように育つことからその名がつけられました。松前三大桜の一つとされているようです。

天神坂を登りきると「天神坂門」から松前城内に入ることができます。入ってすぐの場所は、馬坂からの道と合流する場所で、広場となっています。ここにも一本の桜の木があり、記念撮影を楽しんでいる人も多くいらっしゃいました。ここから搦手二ノ門を通ると天守への入口となるわけですが、訪問時は閉鎖されていたため、一旦迂回して、松前城天守へと向かうことにします。


それでは、松前城天守へと歩いて向かいます。

(つづく)


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