道南さくら紀行#1

特急「北斗6号」乗車記(札幌→函館)

2021/4/23

今年の桜前線は例年よりも早く日本列島を北上しています。例年、北の大地で桜が満開となるのは、GW前半に函館・松前など道南地方が満開となり、GW中盤には札幌など道央地方、次いで道東・道北地方といった頃合いですが、今年は例年よりも約1週間早く、既に道南地方の桜が満開間近とのこと。元々、今年のGWは道南地方の桜巡りをしようと考えていたのですが、GWでは少し遅いようなので、桜前線と同じく私も1週間早く、道南地方へと訪れることにしました。

今回乗るのは「こちら」の列車

北海道ではおなじみの顔のこの車両に乗って函館へと向かいます。特急「北斗」号を利用するのは、大沼公園・松前町の秋旅行以来です

行き先表示(ブレていてすみません)

今日乗るのは3号車指定席。3月のダイヤ改正から「北斗」号は5両編成と短くなったため、指定席は2・3号車の2両のみです。

発車案内

これより早い北斗号は6時台となるので、この列車を利用しました。(7時台には室蘭行きの「すずらん」号が運行されています)

今回も「お先にトクだ値」を利用

期間限定ですが40%割引で発売されているので大変オトクです。

札幌駅の構内で駅弁を購入しておいたので、まずは朝ごはんを車内で頂くことにします。今回は迷ったのですが、日高本線の駅巡りをした際に購入したのと同じ季節限定「春便り」を頂くことにしました。

本日の朝ごはん

今日は運転もしないのでうっかりビールも購入してしまいました。

お酒にぴったりの駅弁です。

札幌駅の季節替わりの駅弁はおかずの種類も多くて、お酒にぴったりなんです。

この日は天気も良かったので車内には太陽の日差しが入ってきます。流れる車窓を楽しみつつ、美味しい駅弁を食べて、ゆっくりと過ごします。なお、乗車率は6割~7割程度ですが、これも減車した効果でしょうから、コロナ禍前とは比較にならない乗車率なのでしょう。

駒ケ岳方面の展望

長万部からは内浦湾沿いの線路を走ります。「駒ケ岳」も綺麗に見えました。

なんと羊蹄山も。

車内で車掌さんからのアナウンスもあり見てみると、なんと湾の向こう側に羊蹄山も綺麗に見えるではありませんか。

森駅からは山あいの線路となります。

駒ケ岳の麓を走る山あいの区間。田畑の様子からも春が近づきつつあることがよく分かります。

函館市街地が近づいてきました。

仁山付近から眺める函館方面の景色。この日は函館山まで綺麗に見えました。

景色を眺めていると、新幹線との乗り継ぎ駅である新函館北斗駅に到着しました。新函館北斗ではまとまった下車もあり車内の半分弱くらいの人が下車して、新幹線に乗り継いでいるようでした。北斗号は札幌を出発した後、苫小牧や東室蘭で下車する人もいる一方、登別・洞爺・長万部・八雲などから乗車した人もいたので、千歳空港へのアクセスが不便あるいは東北方面への需要という意味で、しっかりと新幹線アクセス特急と機能していることがよく分かりました。


無事に函館駅に到着したので、お昼ごはんとします。


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