道南さくら紀行#10

2021/4/24

「松前第二公園」から少し下ってやってきたのは「松前藩屋敷」という観光施設。こちらは江戸時代の松前の街並みを再現した施設となっています。

松前藩屋敷の入口

松前が最も栄えていた幕末の様子を再現しているとのこと。この表門を潜って中に入ります。


それでは中の施設を一つずつ紹介していきます。

沖の口奉行所

蝦夷地に出入りする船・荷・人などをあらためて徴税するための役所。

商家(近江屋)

松前の街には近江商人や北陸地方の商人が多く居住し、北前船で運搬する荷や蝦夷地各地の場所請負人として財を築いたそうです。隣に土蔵もあり、なかでは民芸品の販売も行われていました。

髪結

今でいう「理容店」です。

民家

長屋が外観のみ再現されています。中には観光パンフレットなどがおかれていました。

漁家

主にニシン漁などを行っていた中流の漁家を再現。

廻船問屋

松前には10~15軒の問屋があり、蝦夷地の産物や生活物資を北前船で運搬していました。中には北前船を小さく復元したものがおかれていました。

武家屋敷

家臣の屋敷を再現した施設。門前には桜も咲いていて居心地がよさそうであります。

桜が綺麗に咲いています

江戸時代っぽさのある小さな橋もあります。

番屋

3~5月の漁期に出稼ぎの漁夫たちが暮らした番屋。

自身番小屋

町内警備などを担っている「自身番」の詰め所。松前は風が強いため、火の見番所として役割を果たしたそうです。

旅籠

今でいう旅館です。江戸時代に松前へ旅するのは結構な長旅だったんだろうなと思いを馳せます。

松前藩の家紋

松前藩はそのルーツから丸に武田菱が家紋となっています。

最後に、内部の雰囲気をまとめてご紹介。


江戸時代の雰囲気をサクっと楽しんだ後は松前の寺町へと歩いて向かいます。

(つづく)


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