初詣は沖縄で。＃５

那覇市内観光（４）～末吉宮と金城町石畳道～

2023/1/5

新春沖縄旅行３日目の朝。今日は昨日よりも元気そうであります。年末年始休暇の効果がようやくあらわれてきたということでしょうか。

今回は東横インに宿泊していますので、無料の朝食もありますが、今日も昨日と同様に市内で朝ごはんを食べようと思い、那覇の街を歩きます。しばらく歩いて目当てのお店に着いたのですが臨時休業なのか営業していません。

なんだか幸先が悪いなと思いながらも、行きたいお店リストに登録してあった「味噌めしやまるたま」さんへと向かいました。

９時過ぎという時間帯でしたが、店内はそれなりに賑わっており、カウンター席に案内されました。メニューを眺めた後、お店の名前が入った「まるたま御膳（1,350円）」を注文。

こちらの商品は人気Ｎｏ．１の「具だくさん味噌汁定食」に肉味噌納豆・ミニサラダ・温玉が付いた欲張りセットです。この記事を書きながら、朝から食べ過ぎなんじゃないか？とも思っていますが、ボリュームたっぷりでした。

具だくさんのみそ汁は味濃いめで、身体が温まる優しい味でした。

ちなみに、このお店は首里名産の無添加・天然醸造味噌「玉那覇味噌」を使用しているのがウリのお店。味噌汁のほか、小鉢の料理にも使われていました。この「玉那覇味噌」は1850年代に創業し、琉球王家御用達の格式高い味噌のようです。

食後は旭橋駅まで歩いてゆいレールに乗車します。ラッシュも過ぎた時間帯で、さらに東京や大阪からの那覇空港着便がまだ殆どない時間帯ということで、車内は空いていました。最近のゆいレールはいつ乗っても大混雑なので、不思議な感じです。

今日は昨日に引き続き那覇市内の琉球八社巡りをするため、ゆいレールを儀保駅で下車します。

儀保駅から向かったのは歩いて20分弱のところにある末吉宮です。末吉宮の参道入口付近には駐車場もなく、バスなどのアクセスもないため、歩いて行く必要があります。１月とはいえ、さすがに晴天の那覇。登り坂ではちょっと汗ばみながら末吉宮へと向かいました。

それでは参道を進みます。墓地の脇を歩いて行くと鳥居が見えてきました。鳥居の先にはうっそうとした森が広がっており、神様がそこにいそうな厳かな雰囲気が漂っています。

鳥居の先は木々のなかを進み、那覇市中心部からそう遠くない場所とは思えないような静けさがありました。しばらく歩くと森のなかに立派な石造りの門が現れました。

石造りの門を抜けると、社務所があります。この社務所は正月など一部のみの営業ということらしいですが、この日はやっていました。

それではお参りしましょう。「末吉宮」は先ほどの石造りの門のはるか上にありました。

階段を一段ずつ上り、参拝します。本殿は赤、黒、紫、階段の灰色、それらが青い空と木々の緑に包まれ、輝いているようでした。

参拝を済ませ振り返ると那覇市内の眺望が広がっていました。

厳かで神秘的な雰囲気に、那覇市内の眺望、さらに気持ちのいいそよ風もあり、とても心落ち着く場所でした。折角なので、ここで少し休憩を取って、次へ向かうことにしました。

小休止ののち、次の「識名宮」へと向かいます。直接行けるようなバスもないので、首里城を経由して、歩いて行くことにしました。

歩いていると暑くなってきたので、さんぴん茶を飲みながら、首里城内を歩きます。首里城の石垣、何度見てもカッコいいですね。

今回は首里城観光はせずに、首里城脇の「金城町石畳道」を下ります。この道、歩いてみたかったので、歩けて良かったです。

半分ほど下ると「金城村屋」という休憩所があります。昔ながらの建物なので、石畳道とよく合っていて、文化的な景観になっていました。

金城村屋の前には大きなガジュマルの木もあり、大変いい雰囲気です。今回は下りでしたが、特にこの道を上る際は、ここで休憩するのがよさそうです。

私はというと金城村屋では休憩せず、石畳道の入口にあるこちらの「首里殿内」というお店で、ランチも兼ねて休憩することにしました。

朝ごはんを食べてからまだ２時間少々ですが、結構歩いたせいか、割とお腹も減ってきていたんですよね。

こちらのお店は琉球古民家風の建物で、沖縄料理が楽しめるお店ということで、前から気にはなっていましたが、少々不便なので、なかなか行く機会がありませんでした。今回ちょうどお店の前を歩くルートを選択し、ちょうど席も空いていたので、立ち寄ることができました。

注文したのは、「あぐーしゃぶ御膳（2,178円）」です。あぐー豚のしゃぶしゃぶにまぐろのお刺身などが付いてくるセットメニューです。

まずは鍋を準備。しゃぶしゃぶではありますが、面倒なので普通の鍋風に盛り付けてしまいました。野菜もたっぷりでとても美味しそうに撮れていますが、とても美味しかったです。

御膳の後にデザートでも頼もうかとも思いましたが食べ過ぎもよくないので、さすがに我慢です。

それでは、お会計を済ませて、識名宮へと向かいます。せっかく首里城から下ってきたのですが、ここから再び上り坂。この時期でなければ暑くてヘトヘトになっていそうです。