新春!福のたび#5

博多まちあるき(博多駅前編)

Date: 2022/1/7

前回記事の振り返り
2日目の朝はドーミーインで「鶏の水炊き」などのご当地グルメと「七草粥」を楽しみました。

キャナルシティ周辺を散策

キャナルシティ博多

昨夜も今朝も食べ過ぎたということで食後はしばらくゆっくりしてから10時頃に出発します。まず向かったのは商業施設「キャナルシティ博多」です。

キャナルシティ博多

全長180メートルのキャナル(運河)を中心に複数のビルが立ち並んでいます。運河の中央部分では朝から噴水ショーをやっていたので見入ってしまいました。

運河中央の噴水ショー

商業施設の中央に運河があるのはなかなかいい雰囲気です。特に福岡は中州と言い、水との相性がいいようにも思えます。

キャナル
中州を一望

キャナルシティを抜けて、中州の南側で那珂川にかかる「灘の川橋」へ。中州の先端にあるのは「博多町家寄進高灯篭」です。

灘の川橋からの眺め

橋からは「キャナルシティ博多」もしっかり見えます。周囲のビルと雰囲気が違って、圧倒的な存在感があります。

キャナルシティ博多

歴史と憩い

住吉神社

福岡市の住吉神社は「三大住吉」の一つに数えられる神社。航海守護神の住吉三神を祀る神社で、相撲とのかかわりも深いそうです。

住吉神社

住吉神社

住所

〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉3丁目1−51

公式サイト

https://www.nihondaiichisumiyoshigu.jp/

参道を歩きますが、車で来られる方が多いようで、また博多駅も反対側ということもあってか、参道には人があまり多くはいませんでした。

参道

神門の前にやってきました。「苦労は自分を助ける」とありがたいお言葉があります。今年は今まで以上に頑張る一年にしたいものです。

神門

本殿前に来ると急に人が増えました。現在の社殿は1623年(元和9年)に黒田長政公が寄進して再建したものだそうです。

本殿

本殿の横には「古代力士像」です。相撲とのかかわりが深い神社です。

古代力士像

そういうわけもあってか「相撲場」もありました。

相撲場

本殿の向かいにある「神楽殿」などもとてもいい雰囲気でした。

神楽殿
楽水園

一通り境内を見終えた後に「住吉神社」の近くにある「楽水園」という日本庭園へ向かいます。

こちらの「楽水園」は1906年(明治39年)に建てられた商家の別荘跡地を整備した日本庭園だそうです。園内では抹茶と和菓子のセットもいただくことが出来ます。

楽水園

楽水園

住所

〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉2丁目10−7

営業時間

9:00~17:00(火曜定休)

料金

100円

公式サイト

https://rakusuien.fukuoka-teien.com/

落葉した冬の時期と言えども都心の喧騒のなかで、ここだけはゆっくりとした時の流れで落ち着いて過ごすことが出来ます。

園内の様子

こちらは「水琴窟」と言うそう。写真だけ撮ったのですが、蹲踞(つくばい)の水落ちの下の地中に伏瓶や小洞窟を設け、その中に生じる水滴の反響音を楽しむものだそうです。

水琴窟

茶室も用意されていて、予約して利用することも出来ます。また、「楽水庵」という茶室もあり、こちらはここに別荘を建てた下澤善右衛門親正の茶室を復元したものとなっています。

楽水庵

最後に紹介するのが「博多塀」。こちらの楽水園は日本庭園や茶室も見どころですが、恐らく一番の見どころはこの「博多塀」かもしれません。「博多塀」とは兵火による焼け石、焼け瓦を粘土で固めてつくられた土塀のことで、豊臣秀吉が博多の町の戦災復興(太閤町割り)を行う際に神社・仏閣や豪商の屋敷に築かれたものです。

博多塀

なかなかこれが雰囲気がよく、現代においてもデザインとして優れているような気さえするものです。塀自体は入園しなくても見ることが出来るので通りすがりに立ち寄るだけでも価値がありそうです。

次回予告
博多駅前を歩いて、祇園町方面へと向かいます。

旅行記「新春!福のたび」