旭山動物園探索記(その6)
Date: 2021/7/18
残る動物たちはカバと麒麟
旭山動物園号ひろば
続いての施設は動物ではなくイベントホールです。このイベントホールは「旭山動物園号ひろば」となっています。約10年間札幌と旭川を結び親しまれた「旭山動物園号」。車内・外は旭山動物園の動物たちがたくさん描かれ、楽しめる空間でしたが、昨年3月、惜しまれながら運行を終了した列車を思い出す広場になっているようです。
それでは中に入ってみます。あくまでイベントホールなので全体が「旭山動物園号ひろば」になっているわけではないようです。
ひろばの中には実際の列車で使われていた座席が置かれています。こんな動物の人形たちがいっぱいいる観光列車に乗って旭川まで行くのは子ども連れだと結構楽しそうだろうなと思います。
かば舎
続いて「かば舎」。パッと見いないので覗いてみないといけません。
「かばって意外と速い」なんて言いますが検索してみると、時速48kmだそう。思った以上に速い。コイツが時速48kmで走ってきたら相当怖いですよね。
最後は「キリン」
キリン舎
さて、最後の動物です。それは「麒麟」。麒麟というと、去年の大河ドラマ「麒麟がくる」や、大好きな「KIRINビール」を連想させてくれます。
キリンたちは元気にしているようです。最後の動物たちだと思うとなんだか感慨深いです。
麒麟がくる
昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」。その由来は、前漢の歴史書『史記』において、王が仁のある治世を行い穏やかな世になったとき、王の下に現れる霊獣が麒麟であることから来ています。多くの人が生きにくさを感じ、将来が見えない現代社会。戦国時代と共通しているところもあり、そんな世の中に麒麟が来て欲しいとの思いは、現代社会の我々にも共感できるものではないか、とそんなことだったように記憶しています。
「麒麟がくる」がスタートした2020年初頭。その時の我々は今よりももっと、生きやすく、将来がみえた現代社会だったようにも思えます。「景気の後退感はあるものの、この夏には東京でオリンピックが行われ、インバウンド需要も期待できる」そんな希望の多い世の中だったような気がします。
それでも、自分にとってみれば、この1年半、思ったこともある。麒麟がくるのを待っていても意味がないのだということを。麒麟を呼んで、麒麟を連れてこないといけない、ということを。
バスと列車を乗り継いで帰ります。
麒麟の話はさておき、バスに乗って帰ります。ちょうど発車間際だったので飛び乗りました。
旭川駅に到着。ラーメン屋に行こうかとも思ったものの、暑かったので、汗ダクのTシャツを着替えるだけ着替えて、すぐ乗り継げる時間に発車予定の特急「ライラック」に乗車することにしました。
ホームに上がってから、そういえば自販機しかないことを思い出しましたが、改札外の駅弁屋に行く時間はなさそうだったので、セブンの自販機で飲み物とおにぎりを買って、乗り込みました。
約1時間半で札幌に到着しました。
完
次回予告
北海道イチのスローライフ
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