新春!福のたび#10

西鉄で行く太宰府と梅ヶ枝餅

Date: 2022/1/8

前回記事の振り返り
博多2日目の夜は居酒屋と中州屋台グルメを満喫。お腹いっぱいになりましたので夜の博多をぶらり散歩しました。

3日目の朝

朝食

昨夜は居酒屋と屋台グルメでたらふく食べて満腹になって寝落ち。食べ過ぎで寝落ちすることなんていつぶりだろうと思うくらいには久しぶりです。そうした迎えた朝は意外と元気でまずは朝風呂をしてから、ゆっくりと朝食会場へと向かいます。

朝食付きにしておきながらバイキング会場に行けなかった(行かなかった)ことが去年の下半期は何度かありましたが、少し勿体ない思いもあり、今回はしっかりと朝食会場に行き、そしてなぜかしっかりと取ってきました。

「ドーミーイン」ではご当地料理が置かれていることが多く、そして往々にしてご飯と合うメニューが多いため、パンや洋食系メニューを選ぶ機会は正直少ないのですが、今回は洋食メニューやパンも取ってみました。パンは個包装されているのをオーブンで焼くスタイルです。それにしても昨夜は満腹と言いつつよくもこんなに食べられるなと自分で自分に感心してしまいます。

今日の朝ごはん

なお、朝食は(風呂上がりということもあり)窓が開いている部分に座ったのですが、思いのほか風が強く吹いて寒かったです。席を変えればいいのですが、それはそれで面倒で変えずに完食しました。席を選ぶ際は気を付けましょう。

チェックアウト

今回の旅行は計4泊なのですが、前半2泊は「ドーミーイン博多祇園」、後半2泊は「ドーミーインPREMIUMUM博多・キャナルシティ前」とドーミーインを変えているので、チェックアウトして荷物をキャナル前のドーミーに移します。荷物を預けた後は歩いて西鉄福岡駅へ向かいます。バスに乗っても良いのですが、歩いて10分超でしたのでお腹を減らすためにも歩いて行くことにしました。

電車に乗って

西鉄福岡駅

西鉄福岡駅はJR博多駅から地下鉄に乗れば3駅の天神駅と隣接している場所にあります。JR博多駅も非常に立派な駅舎となっていますが、こちらも三越と一体となった立派な駅舎となっているようです。

西鉄福岡駅

メインとなる出入口は北側のようですが、歩いてきた南側にも出入口があるので、こちらから入場します。ちょうど次の優等列車が太宰府行きの直通急行列車なので、こちらに乗車することにします。太宰府駅は支線にあるので直通列車があるとは知らなかったのですが、午前中の下り列車のみ直通列車があるようです。

発車案内

ホームに上がるとまだ列車は来ていないようでした。線路は全部で3線あるようで、いずれも両側から乗降が出来るようになっていて、乗車ホームと降車ホームが完全に分離されている私鉄のターミナル駅らしい構造となっています。

ホーム
急行太宰府行き

間もなくしてやってきた列車に乗車します。5両編成の急行列車で、車内はクロスシートとなっています。太宰府駅の出口を考えると最後尾が一番良いらしいのですが、つまり最後尾の方が混むだろうと思い、空いてそうな先頭車両に乗ることにしました。

急行太宰府行き

西鉄福岡駅までは上り電車で混雑していただろうと思いますが先頭車両の車内は数名しか乗客がおらず、クロスシートを自ら進行方向に転換させて出発を待ちます。出発する頃には10名少々になって、西鉄福岡駅を出発しました。

西鉄福岡駅を出発すると、次の薬院駅に停車。薬院からもお客さんが増え、普通列車と接続する大橋駅でさらに乗客も増えてきました。大橋駅を出発して地平区間に入りますが、間もなくして車窓には高架化工事の様子が見えてきました。調べてみると、工事の遅れなどがあるものの、今年中に高架線に切り替えられるそうです。高架化後は今と違う車窓がまた楽しめることでしょう。

そうこうしていると本線との分岐駅である西鉄二日市駅に到着します。太宰府行きの列車はこちらで進行方向を変えて出発します。あと2駅なので特段、席の向きは替えずに乗車します。中間駅である西鉄五条駅では「反対列車との行き違い」のため停車します。アナウンスがあるまで気が付きませんでしたが、太宰府線は単線のようです。

太宰府駅

西鉄五条を出発すると間もなく終点の太宰府駅に到着しました。ちょうど隣のホームから列車が出発するタイミングでしたが観光列車でしょうか。慌ててカメラを出したところ、ホームから出る寸前のところでした。あとで調べてみると、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」という食事が楽しめる列車だそうです。機会があれば乗ってみたいものです。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO

さて、改札口に向かいます。他の駅の駅名標のデザインを確認していないので西鉄のデフォルトなのかもしれませんが、駅名標もレトロなデザインになっていて、太宰府らしく「梅」も描かれています。

駅名標

改札口へ向かう通路に置いても太宰府を感じられる「梅」の幕が掛かっています。新年というのもありますが、「梅」からは「2月頃」を連想させ、より新春らしさを感じられるのは自分だけでしょうか。

駅構内の様子

改札口を通って駅の外に出るとたくさんの人がいて驚きです。もう1月8日と言えど、三連休でもありますし、三が日以降最初の週末でもありますし、多くの参拝客が太宰府に来ているようです。

振り返って駅舎を見てみると「太宰府天満宮」を模した駅舎となっています。どことなく小田急線の片瀬江ノ島駅を思い浮かべたのですが、あちらは竜宮城なのでよく考えると全く違います。駅の構造とスイッチバックしてから終着駅に着くのと赤系を基調にした駅舎というところから連想したような気がします。

太宰府駅

太宰府天満宮へ

参道で頂くは

太宰府駅から太宰府天満宮までは2・3百メートルしかないのですが、混みすぎてない程度に人が多く、賑やかな参道となっています。両側には多くの商店が立ち並び、お土産品や食べ歩きグルメなどが数多く販売されています。

参道

さて、私もお参りする前に太宰府グルメを頂きましょう。太宰府グルメと言えば「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」でしょう。

梅ヶ枝餅

太宰府市を中心に発売されている、小豆餡を薄い餅の生地で包み、梅の刻印が入った鉄板で焼く焼餅のこと。発祥としては「近くの老婆が道真公の好きだった餅を梅の枝にさして差し上げたこと」がその始まりと言われています。

今回は「かさの家」というお店で頂くことにしました。

かさの家

数名並んでいましたがすぐに購入できました。食べ歩きの人がほとんどかと思いきや、「10個のお土産用」を買う人も少なくないようです。調べてみると、持ち帰って家で温めたりしても、とても美味しくいただけるようです。

のれん

1個は130円でした。販売事業者の組合があり、基本的にどこで買っても130円で頂けるようです。

梅ヶ枝餅

それでは頂きましょう。

外はカリっとした食感で、あんこが目いっぱいに入っていて中はフワッとした食感。そしてとても熱いです。北海道十勝産の小豆が使われているらしいのですが、あんこが大変美味しかったです。小さいからあんこは好きなのですが、本当に元気の源になりますね。

梅ヶ枝餅

かさの家

住所

〒818-0117 福岡県太宰府市宰府2丁目7−24

公式サイト

http://www.kasanoya.com/umegaemochi.html

小腹を満たしたところで出発します。いよいよ太宰府天満宮に到着です。

次回予告
本日の目玉である太宰府天満宮を散策します。そして、今年最初のおみくじもひいてみます。結果は如何でしょうか。

旅行記「新春!福のたび」