夢の帝国#11

ANA206便(ウィーン→東京羽田)搭乗記

2024/9/24

Uバーン→Sバーン

オーストリアともお別れの日です。今回の旅では、もっと行きたいところも、したいことも、たくさん残して帰国することになりますが、それはまたいつか来るときのために取っておこうと思います。10年以内にまた来れたらうれしいです。

さて、ホテルをチェックアウトして、最寄りの駅から地下鉄に乗って、ウィーンミッテ駅に向かいます。これまではアプリで切符を買っていたのですが、小銭が残っているので、消費すべく券売機でチケットを購入します。そうして、券売機を操作すると何と日本語対応で感動します。

ウィーンミッテ駅からはSバーンに乗り換えて、ウィーン空港へ向かいます。本当は空港行きのアクセス鉄道CATを利用しようと思っていましたが、券売機でクレジットカードがうまく反応せず、出発時刻に間に合わなかったので、こちらのSバーンに乗車しました。

Sバーンでは、特急を除くとオーストリアに来て初めての車内検札がありました。しっかりチケットを提示します。

ウィーン国際空港

ウィーン国際空港に到着。ウィーン国際空港は、オーストリア航空の拠点空港で、中東欧エリアのハブ空港です。とはいえ、広すぎるというような空港ではないので、個人的には使いやすくて便利な印象です。

やることも特段ありませんので、保安検査を済ませて、制限エリア内に入ります。

保安検査でうっかり荷物に入れていたビール一本を取り上げられます。そうだ、持ち込みできないんだった。気を付けないといけません。

シェンゲン圏外に出て、オーストリア航空のラウンジに入ります。左側がビジネス、右側がスターアライアンスゴールドのようでしたが、よく確認せず、右側を利用しました。こちらは軽食が少し用意されている程度でした。とはいえ、滞在時間もあまりなかったので、軽くオーストリアビールとつまみをいただくだけだったので、満足であります。

ANA206便(ウィーン→東京羽田)

搭乗時刻も近づいてきたのでゲートに向かいます。ゲート前から、ANA機を見ると「帰ってきたな」という思いを強く感じます。

搭乗開始になったので、機内へ向かいます。帰りもビジネスクラスで快適に帰国します。席に着くと、ウェルカムドリンクのサービスがあったので、スパークリングをいただきます。もう後は帰るだけなので、多少酔ってても平気!と思うと、かなり気が緩みます。

現地時間の11時46分ごろにウィーン国際空港を離陸。オーストリアの大地をみながらと言いたいところですが、この日は天気がいまいちであっという間に雲の上へ。本当はオーストリアの大地を最後まで目に焼き付けたかったですが、旅行中ずっと晴れてくれたことを感謝して、旅の思い出に浸ることにしましょう。

しばらくすると機内サービスが始まりました。帰りはお昼のフライトなので、コースで提供されます。まずはアミューズとドリンクのサービスから。

ドリンクは往路にも飲みましたが、オーストリアの白ワイン「ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー・フェーダーシュピール・テラッセン」を注文します。これは言うまでもなく、おいしかったこと以上に、オーストリアからの帰りなので、という理由でチョイスしています。

アミューズを食べながら外を見ていると、何度か飛行機がくっきり見えました。並走している飛行機をみる機会はそう多くないので、ちょっと感激です。

飛行機は、ドナウ川の下流を眺めながら、黒海上空へと向かいます。黒海の北にはウクライナがあります。早く平和な日が訪れることを祈るのみです。

白ワインをのんびり嗜みながら待っていると、次の料理が運ばれてきます。この日もビジネスクラスは満席ということもあって、一杯目とアミューズから時間が空きましたが、こればかりは仕方ありませんね。

往路と同じく、帰りもメニューは予約しており、肉料理にしました。ちなみに、洋食は「牛フィレ肉のステーキ」と「白身魚の香草パン粉焼き」から選べたほか、メインが「鰈の白味噌仕立て」の和食も選択できました。

機内食メニュー(2024年9~11月/ウィーン発羽田行き【1食目】)

アミューズ

イエロービーツのマリネ エルダーフラワーヴィネグレット
ベーコン入りプロフィットロール

アペタイザー

帆立貝と海老のソテー 人参クリーム ブロッコリーと生ハムを添えて

メイン

牛フィレ肉のステーキ タイム風味のソース

ブレッド

サンフラワーロールバゲット
ラウゲンロール
オリーブブレッド

デザート

パッションフルーツのメレンゲタルト
チーズ(シェーブル、セミハード、ハード)
フルーツ

アペタイザーに合わせて、「シャンパーニュ・ドラピエ プルミエ・クリュ・ブリュット」をいただきます。アペタイザーは大好きなホタテを使っているというのもありますが、人参クリームもかなりおいしくて、おつまみとしてかなり良かったです。お酒がどんどん進みます。

アペタイザーに続いてメインもやってきたので、赤ワインのシャトー・オー・モーラック・ベルクール メドック 2020をいただきます。ゆっくり食べていてお腹も満たされつつありましたが、おいしくいただきました。

最後はデザート。さすがにいったんアルコールはやめることにします。食べ終えた後はのんびり過ごせますが、ほろ酔いということもあって、気が付いたらうたた寝。早朝に羽田に着くのにたっぷり寝ることにしましょう。

深夜に目が覚めたので、「一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~」を注文します。ただ、少し時間がかかるようだったので、先にハイボールをいただきました。しばらくして、ラーメンがやってきたのですが、これがかなり一風堂。

一風堂コラボメニューなので当たり前かもしれませんが、口の中が完全に博多になります。ここでも調子に乗って赤ワイン「ファミーユ・ペラン ヴァンソーブル・レ・コルニュ 2021」をいただき、ラーメンに合わせます。

日本時間の深夜3時半ごろから朝食のサービスが始まります。朝が早すぎますが、もちろん、機内サービスのやっている時間であれば、もう少し遅い時間でももちろん提供してくれます。

食後も東京まであと2時間くらいあるので、寝たり起きたり。本当は寝た方がいいのでしょうが、昼発早朝着便なので、正直あまり眠たくはありません。

機内食メニュー(2024年9~11月/ウィーン発羽田行き【2食目】)

メインディッシュ

オムレツとトマトリゾーニ
ローストポテトを添えて

ブレッド

2種のブレッドをバターとともに

フルーツ

最後に香るかぼすジュースをお代わりして、徐々に朝を迎える外の景色を眺めます。気が付けば、高度を下ろし、冨士山も見えてきました。ここまでくればあっという間で、東京・羽田空港に定刻より1時間以上早い5時54分に着陸しました。

羽田空港に到着し、日本に入国します。

4泊6日では正直足りない!というのが本音ですが、また遊びに行ける日があると信じて、また仕事を頑張ることにします。

そう、来年もまた海外旅行をしたいな、と強く思う旅でした。

次回予告

酒と肴

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