エバー航空BR165便(札幌千歳→台北桃園)搭乗記
2020/1/9
色々と旅行には出かけていたつもりですが、国内旅行が大半で、2015年春の卒業旅行以来、海外へは行っていませんでした。「そろそろ海外旅行もしてみたいな」という思いで今回は台湾・台北へと行ってきました。
今回旅先として台北を選んだのには三つの理由があります。一つは、初めての一人海外旅行なので時差も少なく日本人に馴染みのある街であること。二つに、新千歳空港から直行便も出ていて便利な街であること。最後に、行きたい街であること。「行ってみたい」、その思いが何よりも大切であることは言うまでもありません。
新千歳空港には10時頃に到着。本日搭乗するエバー航空便は12時10分の出発なのですが、久しぶりの海外旅行ですし、何かあったら困るので早めに到着しました。千歳から国際線に乗るのは初めてですが、国際線ターミナルは非常に綺麗かつスタイリッシュな装いで驚きました。それでは、チェックインカウンターへ向かい、チェックイン手続きを行います。
チェックイン手続きと同時に荷物も無事預けたので、続いて出国審査・保安検査場へと向かいました。5年ぶりの出国ということになりますが、自動化が凄い進んでいて、ちょっとした驚き・感動体験でした。時間がかかるかもとの思いで早めに来ましたが杞憂に終わり、むしろ時間を持て余すことになりました。
新千歳空港国際線チェックインカウンター
こちらのカウンターでチェックイン&発券を行いました。特段の混雑はありませんでしたが、今回はビジネスクラスを利用するので優先レーンを利用しました。
国際線出発スケジュール
搭乗するのは上から3つ目(12時10分発)の台北行き「BR165便」です。スターアライアンス各社とのコードシェア便となっています。
今回の旅は、新型コロナウイルス感染症による航空需要の蒸発直前である2020年1月のものですが、当時は東京五輪を控えたインバウンド需要の増加により、新千歳空港発着の国際線は増便傾向でした。アジア各国に加え、ヘルシンキやシドニーなどへの直行便も就航していました。(なお、この文章を書いた2020年6月当時は感染拡大の影響により全便欠航しています)
2020年1月時点の札幌(新千歳)発台北(桃園)行ダイヤ
便名 | BR 165 | CI 2131 | CI 131 | BR 115 | TR 893 | OD 889 | MM 725 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
新千歳 | 12:10 | 13:10 | 14:20 | 15:20 | 17:35 | 19:20 | 20:55 |
桃園 | 15:55 | 16:55 | 18:00 | 19:05 | 21:20 | 23:10 | 00:45 |
機材 | A321 | A330 | B773 | A330 | B788 | B738 | A320 |
運航日 | 毎日 | 火水金 | 毎日 | 毎日 | 火木土日 | 火水土 | 毎日 |
台湾へは、台北桃園と高雄の2空港への路線が設定されていました。台北桃園行きは、エバー航空が2便、チャイナエアラインが1~2便、Peachが1便、スクート・マリンドエアが0~1便設定されていました。今回、エバー航空便を利用したのは最も早い出発で、時間帯が良かったからにほかなりません。時間帯に偏りがあるかと思いますが、これは台湾系エアラインは台湾発北海道行の観光需要取り込みがメインのため、千歳発は午後~夕方が多かったようです。
出国し制限エリア内に入ります。制限エリア内には免税店のほか、北海道土産のお店や回転寿司の「函太郎」などもテナントとして入居しています。今回は、ここで北海道グルメを味わっても仕方がないのと、ビジネスクラス利用なので、エアライン共通の「ロイヤルラウンジ」へと向かいました。
ロイヤルラウンジ入口
国際線制限エリア内のラウンジにはエアライン共通ラウンジの「ロイヤルラウンジ」とカードラウンジの「ノースラウンジ」があります。ロイヤルラウンジの入口はご覧のように落ち着いた雰囲気となっています。白樺がいい感じです。
ラウンジ内の雰囲気
入室時はラウンジ内にちょうど誰もいなかったので、ラウンジ内を堂々と一枚。非常に落ち着いた雰囲気です。
ミールコーナー
そこまで種類豊富ではないですが一通り揃っています。北海道らしいメニューと言えば、スープカレーや札幌ラーメンなどがありました。
軽い朝食をこんな感じで。
まずは朝ビールから。ビールは「サッポロクラシック」なので、北海道旅行に来たインバウンド観光客の方からしたらとても嬉しいでしょう。食事はこれから機内食もあるので、スープカレーを中心に軽く何品か取ってきました。お味は美味しかったです。ちなみに、スープカレーは結構辛めで、汗をかいてしまいました。
ラウンジでしばしゆっくりした後、搭乗口へ向かいます。
搭乗口はラウンジを出てすぐ。
搭乗ゲートは69番でしたがラウンジを出てすぐの好立地で、とてもありがたいです。ゲート前に小さな売店もありました。
いよいよ搭乗です。
ということで時間になったので、搭乗開始します。ビジネス利用なので優先搭乗で機内に乗り込みます。
ウェルカムドリンク
機内に入ってウェルカムドリンクの提供がありました。立派なグラスです。スパークリングとジュースから選べた記憶があります。
出発を待ちながらゆっくりと。
往路の機材はA321という単通路機なので次々に乗り込んでくるお客さんに見られるのが少し恥ずかしいような気にもなりながら出発を待ちます。当初は隣の座席にもお客さんがいたのですが、前の2席が空席となっていたため移動されたので、2席をゆっくり利用できました。
スパークリングを飲みながらゆっくりとしていると、出発の準備も終わりドアクローズとなりました。そういえば、飛行機が動き出してもウェルカムドリンクのグラスが回収されないので一瞬焦りましたが、しっかりと回収にいらっしゃいました。(当たり前の話ではあるのですが、一瞬ドキっと。私が慣れてないのがよく分かりますね。)
新千歳空港をテイクオフ!
雪降る北海道を無事に離陸。窓からは美しい北の大地が見えました。この日は、素晴らしい旅になりそうな、そんな予感もする青空が広がっていました。
天候・気流の状況も良かったのか離陸後も大きく揺れずに水平飛行の態勢になりました。水平飛行になると、機内サービスが始まります。今回は機内食も事前予約サービスで鼎泰豊コラボメニューを予約してあるので、こちらも楽しみの一つです。
台湾ビールとおつまみ
まずはおつまみの提供から始まります。飲み物を聞かれたので台湾ビールを注文。なお、機内には日本人CAさんもいらっしゃいましたがビジネスクラスの担当は台湾の方のみでしたので半分英語な変な言葉で注文してしまい、ちょっぴり恥ずかしい気に。しっかり外国語を話せる人間として旅がしたいものです。
機内食は事前にオーダーしていますが、メニューブックを参考までに見てみることにしましょう。メニューは中国語・英語・日本語で記載されていました。日本語のページを撮影したので参考までに掲載します。
中華(鼎泰豊コラボ)メニュー
(※)写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
和食・洋食メニュー
(※)写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
さて、改めて、今回食べる「鼎泰豊」コラボの中華料理メニューを紹介します。
鼎泰豊コラボメニュー
伝統的中華前菜
牛すね肉の煮込み・グリーンチリ添え
キンモクセイ香味さつま芋
鶏の中国酒風味蒸し
スープ
牛肉スープ(塩味)
メインコース
海老のラー油炒めワンタンメン
テイート
芋餡饅頭
中国茶
とても美味しそうなメニューです。ここからは実際の食事の紹介です。
機内食(中華料理)が提供されました。
日台路線は短時間の国際線なのでデザートを除いてワンプレートでの提供となっています。もっとも千歳~台北線は日台間の路線としては千歳~高雄線に次いで長い4時間45分の所要時間なのでゆっくりと頂くことが出来ました。
<伝統的中華前菜>
牛すね肉の煮込み・グリーンチリ添え
キンモクセイ香味さつま芋
鶏の中国酒風味蒸し
まずは前菜からいただきましょう。特に、右側の鶏肉が美味しかったです。
<スープ>
牛肉スープ(塩味)
台湾グルメの一つである「牛肉スープ」。こちらは落ち着く味わいで、日本人好みの味で、美味しかったです。
<メインコース>
海老のラー油炒めワンタンメン
辛めの味付きでビールが進む進む。ビールのお替りも頂いてしまいました。
<テイート>芋餡饅頭と<中国茶>
最後は中国茶とデザートです。こちらの芋饅頭がコースの中でも一番気に入りました。
期待以上の味わいで、大変満足のいく機内食でした。食事をしつつ、本を読んだり、短めの映画を見たりしてゆっくりと過ごしていると、飛行機はもう沖縄県上空を飛行していました。台湾まではあと僅かです。
フライトマップ
地図をみると、このフライトは国際線ながら、ほとんどが日本国内を飛行していることに気づきました。不思議な感じです。
見えてきた、台湾。
台湾北部が見えてきました。今日は台湾の天気も良さそうです。旅の始まりから好天なのは嬉しい限りです。
台北桃園国際空港に到着
そして約4時間45分のフライトを経て桃園空港に着陸。混雑のため着陸してから降機までは少し時間が掛かりました。そして、今回は沖止め!ということで、ターミナルまではバスでの案内となりました。
入国手続きをして預入荷物を受け取り、海外キャッシングを利用して現地通貨を引き出しました。その後は、MRTに乗車し台北市街へと向かいます。
はじめての海外ひとり旅。どんな旅になるのでしょうか。
(続)
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改訂履歴
2020/06/28 初版掲載
2021/02/16 全面改訂