道北の夏景色＃２

西興部村・興部町旅行記

Date: 2021/8/7

人口千人の村

下川町から東に進むと、オホーツク管内・西興部村に入ります。西興部村は酪農が基幹産業の村で面積の９割は森林が占めているとのこと。現在の人口は約１千人となっています。

「道の駅にしおこっぺ花夢」は国道２３９号線沿いに位置する道の駅で、２０００年にオープンしました。売店やフラワーパークが併設されています。西興部村の中心部からは離れていて、より西側の上興部集落内にあります。

こちらの道の駅の名物は「からくりオルガン」です。ちょうど到着したのが１２時ということもあって、からくりオルガンの演奏が行われていました。

道の駅にあった周辺案内を見ると近くに「上興部駅」というのが近くにあるようなので、折角なので、寄ってみることにしました。（私は車でそのまま移動しましたが）先ほどの道の駅からは歩いて来れる範囲にあります。

駅跡にはかつての車両が留め置かれています。保存状態は割と綺麗なのですが動き出しそうな感は全くありません。周りの静かな、自然の音しか聞こえない環境のせいもあるかもしれませんが、時がとまったようなそんな感覚を覚えさせる場所でした。

酪農の街・おこっぺ

興部町はオホーツク管内・北部に位置する人口約４千人の街で、「おこっぺ牛乳」などの酪農の街として知られています。また、日本海側からオホーツク海側まで北海道北部を横断する国道２３９号線とオホーツク海沿いの国道２３８号線が交わる交通の要衝でもあります。

今回立ち寄る「道の駅おこっぺ」は旧ＪＲ・興部駅の跡地に建設された道の駅です。先ほど紹介したＪＲ名寄本線と国鉄興浜南線（興部からオホーツク海沿いに北上し雄武駅までの区間を運行していた路線。将来的には浜頓別駅までを結び天北線［廃止］と繋がるとオホーツク海沿いに稚内まで繋がる予定であった。）が乗り入れていました。

道の駅の手前にカフェがあり、「ＷＥＬＣＯＭＥ」と書かれたボードと可愛い自転車があったので、一緒に撮影をしてみました。

酪農の街ですから、きっと美味しいアイスクリームが売っているはず。そんな思いで売店に入ると、ありました。「おこっぺアイス」。もちろん、こちらを注文します。

やってきました「おこっぺアイス（ミルク味）」。濃厚なミルクの味が口いっぱいに広がります。張り紙にもあったようにとても溶けやすく、特にこの日は暑かったのでミルクが滴ってきそうだったので、慌てて急いで食べましたが、久しぶりに美味しいソフトクリームを食べた感じがしました。

ちなみに、こちらの道の駅には「ルゴーサ・エクスプレス」という古い鉄道車両を活用した簡易宿泊所が設置されていますので、宿泊にも利用することが出来るようになっています。訪問した時はコロナ対策で中には入れませんでした。