2020/10/10
今日の行程は釧路空港を起点として、オンネトー・阿寒湖・屈斜路湖を巡って、屈斜路湖畔の「仁伏温泉」に宿泊する予定です。ということで、まずは釧路空港からは国道240号線で北上します。
釧路空港から走ること約30分で「道の駅阿寒丹頂の里」に到着しました。こちらの道の駅は初めてでしたので、道の駅スタンプラリーのスタンプを押しました。売店でハンバーガーやソフトクリームを買おうか迷ったのですが、あまりお腹も減っていなかったので、今回は買いませんでした。
足寄町
オンネトー
その後はひたすらに北上し、阿寒湖温泉街へ。阿寒湖にも立ち寄るつもりですが、まずは一回通過して、オンネトーへと向かいます。オンネトーは足寄町東部にある湖で、湖面が五色に変化する美しい湖として評判です。
国道240号線から241号線に入り、途中から道道に入ります。野中温泉・雌阿寒温泉付近までは片側1車線しっかりとありますが、そこから先は道幅も狭くなってきました。紅葉のピークで交通量も多いので、行き違いに気を付けつつ走ると間もなく、1か所目の展望スポットに到着しました。
案内を見る限り、この先にも駐車スポットがありそうなので、もう少し進んでみます。すると立派な木製デッキがある展望スポットに到着しました。(ただし、こちらも駐車スペースは狭めでしたので譲り合って利用することが大切です)
阿寒湖温泉
郷土料理「奈辺久」~わかさぎ天ぷら定食~
念願のオンネトーは曇天ではありましたが無事に見ることができたので、来た道を阿寒湖方面へと戻ることにします。オンネトー手前の野中温泉・雌阿寒温泉も是非とも行ってみたい場所ですが、今回はいかずに、またの機会とします。
ということで、オンネトーから戻ること約25分で、阿寒湖の温泉街まで戻ってきました。阿寒湖温泉は2月に宿泊したのですが、その際は本当に泊まるだけで観光をしていなかったので、今回はゆっくりと観光をすることにします。
まずは朝食も取っていなかったので、ランチからスタートです。阿寒湖では人気の郷土料理屋さん「郷土料理 奈辺久」さんにお邪魔します。入口でアルコール消毒をして店内へ。11時のオープンとほぼ同時頃に入店しましたが、先客が2名。カウンター席もまだ空いていたので、カウンター席に通されました。
マスクケース(阿寒湖エリア全体で配っているようです)とお茶のサービスを受け、メニューを見ながら悩みます。「にじます定食」と「わかさぎ天ぷら定食」のどちらにしようか悩んだ末に、「わかさぎ天ぷら定食(1,130円)」を注文しました。
Googleなどの口コミ情報には「提供まで時間がかかる」ような記載がありましたが、さすがに開店直後に入店しただけあって、15分ほどで、お皿に山盛りに盛られたわかさぎの天婦羅がやってきました。こうも量が多いと何となくワクワクしてしまいます。
まずは天つゆにつけて頂きます。わかさぎは臭みもなく食べやすくて、とても美味しいです。店員さんから塩・カレー塩で味付けをすることをお勧めされていたので、塩とカレー塩も試してみました。個人的にはカレー塩が結構おいしかったです。
郷土料理「奈辺久」 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目4−1 営業時間 11:00~15:00・18:00~20:00
食後は阿寒湖温泉を歩いて散策します。まずは温泉街のだいたい中央にある観光案内所「阿寒湖まりむ館」で情報収集をします。このまりむ館付近も紅葉が少しずつ進んできていました。パンフレット類などを頂き、出発します。
温泉街を歩いていると、所々に「手湯」や「足湯」の施設があるので、手を入れてあったまったりします。
阿寒湖温泉
ボッケ遊歩道・湖のこみち
そして阿寒湖温泉街の端っこにある「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」に到着しました。この先に遊歩道があるので、今日はここを散策します。と、その前に、こちらでトイレをお借りして、軽くルート確認と情報収集をします。
それではいざ出発です。この遊歩道は車いすでも通れると案内されているだけあって、非常に歩きやすい道が続いています。森林浴をしながらの快適なウォーキングが楽しめます。紅葉はまだ少し早めでしたが、所々進んでいるところもあって、とてもよかったです。
歩いて10分ほどで「ボッケ」に到着。ボッケとはアイヌ語で「ポフケ」(煮え立つという意味)が由来。地下から泥が火山ガスと共に吹き出て地上に盛り上がったり、あぶくの膜を破裂させたりする現象のことを言うそうです。
写真ではなかなか伝わりづらいですが、しっかりと吹き上がっていました。
それでは温泉街へと帰ります。帰りは湖畔沿いの道を通って戻ることにします。なお、湖畔沿いの道はバリアフリールートに指定されていませんが、(車いすでの通行は難しそうですが)ほぼ平坦な道なので、足腰の弱い方でも楽しめるかと思います。
と、歩き始めてすぐ人だかりが・・・
何かと思うと目の前にシカがいました。
阿寒湖温泉
湖岸の道を歩く
ゆっくりと湖畔の道を歩いていると、温泉街エリアに到着しました。観光船乗り場を過ぎると、湖畔沿いが綺麗に整備されたエリアに入ります。鶴雅リゾートのフラッグシップである「あかん鶴雅別荘 鄙の座」などのホテルもあり、湖側は綺麗で落ち着いた広場があるので、ゆっくりと過ごすことができます。鶴雅の中心的ホテル「遊久の里」方面へも湖岸沿いの道が続いているので、そのまま歩いて行きましょう。
遊久の里鶴雅・ウイングスエリアの湖側の公園(?)で湖岸の散策できるエリアは終わりになります。
阿寒湖温泉
アイヌコタン
さて、湖畔の散策を終えた後は商店街を経由して、「アイヌコタン」エリアへと向かいます。このアイヌコタンは、アイヌの民芸品店や飲食店街が集まっている地域で、約120人のアイヌ民族が暮らしている集落(コタン)です。
先ほど昼食は取ったので、民芸品店を見つつ、坂を上ります。坂の上にはアイヌシアターという民俗舞踊の専門劇場があるのでぜひ行こうと思って坂を上ったのですが、どうも左側の住居復元エリアに人だかりがあるのでそちらに行ってみることに。そこでは、ちょうどアイヌ文化の祭事「ヌササン」が行われていたので、見学をすることにしました。
阿寒湖アイヌコタン 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-19 ※公式ウェブサイトはこちら
阿寒湖温泉
阿寒観光汽船
観光船の時間が近づいてきたので、アイヌコタンを離れて、観光船乗り場(幸運の森桟橋)へと向かいます。先ほど撮影した桟橋とは別の桟橋で、こちらはいわば途中の停泊地となっています。港横の乗船券発売所で乗船券を購入。船の到着を待ちます。
定刻13時5分に観光船がやってきたので乗船します。始発地の「まりもの里桟橋(最初に撮影したほう)」から乗船しているお客さんも多く、2階席は割と埋まっている状態でした。もっとも私は元々座らずに景色を見る気しかなかったので、何ら影響はないのですが、ゆっくり2階席で座って眺めを楽しみたい方は始発地から乗ることをお勧めします。
出発した観光船は阿寒湖畔を離れ、先ほどのボッケ地区を経由して、湖の南東へと向かいます。この南東部には(小さな島がたくさん連なっている)十九列島などがあります。最奥の滝口で折り返して、まりも展示観察センターのある「チュウルイ島」を目指します。
乗船して約50分ほどで「チュウルイ島」に到着しました。この島には「まりも展示観察セター」があるため、ここを見学します。ここはまりもを観察することができる施設なのですが、湖の中にある小島にあるので、このように観光船などを利用しないと行けない仕組みになっています。
順路としては展示センターの前に展望スポットがあるのですが、結構多くの方は展示センターにダッシュしていました。ということで人も少ないので、まずは眺望を楽しみます。(一方通行なので、先に展望をしっかり見たほうが良いというのは帰るときに分かりました)
さて、展示センターに入ります。展示センター自体は非常に小さいのですが、本当にまりもがたくさんいます。そして、いままでまりもと言えばお土産用の「まりも」しか見たことがない私にとっては、デ!デカすぎる!と驚かざるを得ませんでした。まさかこんなにまりもが大きいとは。
船内紹介
最後に船内の様子を簡単にご紹介します。
阿寒観光汽船 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20 ※運航は5~11月。ダイヤ等はウェブサイトにてご確認下さい。
阿寒湖・阿寒川
滝見橋
阿寒湖を出発して、今日の宿がある屈斜路湖方面へと向かいます。と、その途中で、駐車場もある紅葉のスポット「滝見橋」に立ち寄ります。まだ紅葉のピークではありませんが、色づきつつある木々を見ることができました。
屈斜路湖
砂湯
滝見橋から少し行くと、国道240号線と241号線が分岐する交差点に着きます。ここで240号線とお別れして、241号線「阿寒横断道路」を経由して、屈斜路湖へと目指します。ややカーブの多い区間ですが、交通量が比較的少ないので、景色を楽しみながらの快適なドライブが楽しめました。
弟子屈町に到着して、その後は屈斜路湖方面へと針路を北に変えます。更に、屈斜路湖沿いの道道を走り、北へと進みます。そして到着したのが屈斜路湖畔の名物「砂湯」です。「砂湯」は屈斜路湖東岸の砂浜エリアにある足湯で、砂浜を掘ると温泉が出てくるというスポット。ちょっとだけ掘ってみて、手湯にして楽しみました。
それでは、次回は今日の宿のご紹介です。
(続く)
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この記事に関する旅の情報
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