秋の道東みずうみ巡り#1

ANA4871便搭乗記(札幌千歳→釧路)

2020/10/10

オリンピックイヤーとして華々しく始まった2020年。忌々しい新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、想像していた一年とは全く異質に日々が進んでいます。そんな2020年も気が付けば残り3か月を切りました。前日の10月9日には道内で今年初めての氷点下が記録されるなど、北海道には冬の気配が近づきつつあります。

私個人においては緊急事態宣言が明け、「移動自粛の解除」というよく分からぬものの後となる7月・8月と道内各地を旅行。旅行疲れからか9月は比較的ゆっくりと過ごしていましたが、近づく冬を前に、今週末は再び旅に出ることにします。


JR千歳線 普通列車(札幌発新千歳空港行き)

札幌駅に到着したのは朝の6時前。札幌駅の改札を通り、新千歳空港行きの普通列車に乗車します。日中の時間帯は快速「エアポート」で運行されていますが、早朝・深夜には一部普通列車が設定されていて、その列車に乗車するわけです。

早速5番線ホームに上がります。ちなみに、普通列車ですので「指定席(uシート)」はありませんがきっと指定席用の車両が連結されているだろうと期待して4号車の乗車位置で列車を待ちました。そう上手くはいかず、やってきたのは「uシート」が非連結の普通の6両編成。何はともあれこの列車に乗車します。

列車はガラガラの状態で札幌駅を出発。各駅停車ですので、苗穂、白石、平和と各駅に停車していきます。早朝の出発でまだ眠気も残っていたので、気が付いたらうたた寝。起きた頃には千歳駅まで進んでいました。千歳駅を出発する頃には(満席というほどぎっしり座っていないことも影響しているとはいえ)立客のお客さんもおり、車内は活気づいていました。思いのほか需要があることに驚きました。

札幌駅の発車案内。次の快速エアポート60号より新千歳空港まで先に到着します。
久しぶりの新千歳空港に到着。

ANA4871 札幌・新千歳→釧路

いつもの通り、改札口を出て左側のANAグループ側ターミナルへ向けて、エスカレーターを上がっていきます。チェックインと保安検査を済ませ、制限エリア内に入ります。今日の搭乗口は搭乗口3番です。

朝食を買うかどうかは迷ったのですが、あまりお腹も減っていなかったので、自販機で水だけ買って搭乗口へ。7時40分の出発ですが、7時20分頃から機内への案内が開始されました。今回は一番後ろの座席を予約したので、1番最初に搭乗することが出来ました。早朝便で余裕を持ったお客さんが多かったのか、定刻より8分ほど前にドアクローズ。定刻通りの出発でした。

復便傾向にあるとはいえ、依然として欠航表記が目立ちます。
3番搭乗口からの出発です。

今回搭乗したのはANA道内路線ではおなじみのプロペラ機。プロペラ機はジェット機よりも高度が低いので、北海道の自然・地形をじっくり見ることができるのが魅力です。搭乗率も2割程度とガラガラでしたので、眺望をゆっくり楽しめました。

機内では短い時間ながらドリンクサービスも行われていて、カップの緑茶と飲み切りサイズのペットボトル天然水を希望する人に渡していました。折角なので緑茶を頂きましたが、飲み終わって少しすると最終の着陸態勢に入りました。今回は海側からのアプローチのようで、釧路市街地を横目に見ながら、定刻より少し早く釧路空港に無事到着しました。

隣の2番搭乗口も同じプロペラ機で、中標津行きです。
札幌・釧路線は高度も低く眺望が楽しめます。
緑茶はしっかりフタをした状態で提供されました。
釧路市街を見ながら高度を下げていきます。

釧路空港ではボーディングブリッジに接続されるのかと思いきや、そうではなく少し驚き。前回、冬に来たときは接続されていたような記憶があるのですが、いまいちよく覚えていません。もっとも、今日は秋のここちよい天気の日なので接続されていない方が気分もいいくらいなので、全く問題はないのですが。

制限エリアを出ると目の前にレンタカー受付ブースがあるため、ANAサイト経由で予約していたニッポンレンタカーのカウンターへ向かいます。名前を告げると、送迎のバスを案内され、空港向かいの営業所へ。

今回レンタカーは元々S-Sクラスのコンパクトカーを予約していたのですが、空車があるということでS-Aクラスのインプレッサスポーツにアップグレードされていました。運転補助機能も含めて非常に使い勝手のいい車でありがたかったです。

釧路空港に到着したANA4871便。
ニッポンレンタカー釧路空港

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