地のはて知床#7

2020/8/21

最先端にある知床岬までのクルーズ船を楽しんだのち、ウトロ港に戻ってきたのは午後の2時前。朝ごはんは宿泊先でたくさん食べたのですが、さすがにお腹が減ってきました。船内では肉まんを食べたもののそれではもちろん足りません。まずは道の駅ウトロへ行き、お昼ご飯を食べることにします。

道の駅に勢いよく入店し、券売機へ並びます。お勧めのセットメニューなどはすでに完売しているようですが、知床っぽいものを食べようということで注文したのが「時鮭の親子丼」です。

どんぶりいっぱいにいくらと赤身がのっている贅沢などんぶりです。
道の駅の中は混み合っていました。
そして到着した親子丼ぶり。みそ汁とお漬物もセットになっています。
醤油もしっかり「鮭醤油」

お腹を満たした後は、知床横断道路を駆け抜けて羅臼側へと向かいます。まだウトロ側で残した観光地もいくつかありますがこよいのお宿は羅臼。そして、羅臼に行って、今日しておきたいことがあるのです。

知床横断道路はウトロ側はカーブも少なく快適な道なりですが、羅臼側はカーブも多く注意が必要です。この日の知床峠は見通しも悪くイマイチ。明日また通るときは晴れていて欲しいなあと思いつつの通過です。

羅臼の市街地で左折し、羅臼側の道路の最先端を目指します。


横断道路より先に集落がないウトロ側と比較して、羅臼側は海岸線に沿って集落が続いています。そのうち、自動車でそのまま行くことができる最終地点にあるのが「相泊」という集落です。相泊には海岸線沿いにある非常に有名な露天風呂があるため、今日はここに入浴しに来たのです。

相泊温泉に到着しました。温泉自体は道路から海岸に降りた場所にあります。
国後島を目の前に眺めながら入浴することができます。
この季節はビニールで覆われているため入り口部分からしか展望を楽しむことはできませんが、ご覧のように国後島を一望できる場所にあります。

階段を下りて現れたのがこの相泊温泉。恐る恐る中に進んでいくと、先客が2名いらっしゃいました。かけ湯をして身体の汚れを落としてから入浴します。

ざぶーんと浸かると余りの熱さに驚きます。しかし、この熱さが良い。

先客のうち、お一人は地元の方で毎日入っているとか。もう一人はライダーさんで、この温泉まで湯めぐりで来ているとのこと。コロナ禍ではありますが、やはり旅先の出会いはいいものです。しっかりと温まってから湯舟を出ます。着替えた後は道道の先端方面に行き、相泊集落まで一応行って、折り返しました。

道道の終点。
こんな碑が立っていました。

折り返して向かったのが「瀬石(せせき)温泉」という温泉。同じように海岸沿いというか海の中にある温泉で個人の方が管理されている温泉です。入浴するときは一声かけてから入浴する必要がありますが、今回は(今しがた相泊温泉を入った後なので)外観を見学するだけにしました。

ロケでも使われたことのある場所です。
私有地にある温泉です。
ここが温泉。訪問した時間帯は海のなかでした。
その後に立ち寄った「セセキの滝」
「熊岩」という岩もありました。

こうして、羅臼側の秘湯を堪能した後、こよいの宿へと向かいました。

(続く)


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