豊富温泉 川島旅館
Date: 2025/1/4
シングルルーム
川島旅館にはチェックインの1時間ほど前に到着しました。チェックインは15時からということで、フロント近くのラウンジで作業をしながら待つことにします。猫さんが時々遊びに来てくれたので、かなり癒しになります。
15時少し前にスタッフの方に声を掛けられ、チェックインを行いました。チェックインの際に、ウェルカムドリンクを選べたので、今回も「とよとみ牛乳」にしました。


お部屋は今回もシングルルーム。お部屋は1階の端から2つ目「兜沼」でした。ウェルカムドリンクとスコーンのサービスをいただいた後に、最高の温泉に入ることにします。
比較的最近に建て替えられ現代的なお部屋ですが、基本的にはトイレや洗面が共用となっているので、注意が必要です。旅館の設備の詳細は過去の記事に記載しているので、そちらをご覧ください。
温泉は23時前後に男女入替となるものの、広さは大きく変わりありません。ただし、奥側の大浴場は半身浴スペースがあるので、個人的にはそちらの方が好み。今回は入替後が奥側だったので、半身浴は朝に堪能しました。


夕食
川島旅館のプランには、「板長おすすめプラン」・「バターづくしプラン」(それぞれ19,800円から)と「ビジネスプラン」(11,600円から)、そして湯治・デトックス向けの連泊専用プランがあります。前回は「バターづくしプラン」を利用したので、今回は「板長おすすめプラン」を選択しました。
まずは食前酒の「利尻昆布梅酒」をいただきます。旭川の高砂酒造「国士無双梅酒」に利尻昆布を漬け込み、旨味を引き出した日本初の日本酒をもとにした昆布梅酒です。
2020年、初めて宿泊した際の1日目も同じ食前酒でしたが、ほのかに香る昆布が道北を感じさせてくれるお酒で、この地で味わう食前酒にはぴったりです。
食前酒の提供に合わせて、サッポロクラシック(生ビール)(880円)を注文。北海道に来たら必須のビールです。


さて、一品目は「南瓜のポタージュ」です。かぼちゃの生産は国内の約6割を北海道が占めている「どさんこ食材」であります。あたたかいスープで温まるのはもちろん、かぼちゃの甘みが心も温めてくれます。
続いて、二品目は「長芋の柚子味噌田楽」です。冬真っ盛り、柚子のアクセントがいい感じで、ビールが進みます。


三品目は「サーモンと帆立のマリネ」でした。これはビールというよりも白ワインが欲しくなる味ということで、岩見沢・宝水ワイナリーの「RICCA シャルドネ」(グラス1,100円)を注文しました。


さて、四品目「贅沢な豊富バターのアヒージョ」です。このバターのアヒージョは、前回の「バターづくしプラン」でも出てきた一品で、個人的にはとてもお気に入りの一品。
そして、今回もまた豊富町のベーカリー夢工房のバケットが付いてきます。「お代わりできますので」のお言葉に甘えて、バケットを2つお代わりさせていただきました。こんがりとした焼き加減もまた最高です。
白ワインがどんどん進んでしまい、こちらももう一杯と悩みましたが、次のメニューを見て、日本酒「大雪乃蔵 純米吟醸」(300ml・1,550円)を注文しました。ただ、さすがにアヒージョとの相性はやっぱりワインだったので、お代わりした方がよかったかもしれません。


五品目は「ぶり大根」。季節柄、欲する季節です。こちらは日本酒との相性もばっちり。ただ、白ワインでも美味しく合う気がします。しっかり煮込まれたぶりはもちろん、大根もよく味が染みていて、良い味です。
続いて、六品目が定番の「川島旅館伝統の寄せ鍋」です。初回にこのプランを利用した際も出てきたメニューですが、落ち着く味わいです。ここで、ご飯の「ゆめぴりか」と「利尻昆布の佃煮」も提供されたので、普通盛りでお願いしました。寄せ鍋と合わせて、ご飯が進みます。




料理も終盤。七品目は「ズワイガニのクリームグラタン」です。もう締め終わった気もしますが、ズワイガニの身がしっかり入っているので、おいしくいただきます。これもやっぱり日本酒よりワイン、そのチョイスだけが心残りです。
デザートは「湯あがり温泉プリン(抹茶味)」です。これはもう美味しいこと、知っております。そして、飲み物はコーヒー・紅茶・本日のお茶から選択できたので、本日のお茶で「桑の葉茶」をいただきました。


食後は消化するまで部屋でのんびり過ごします。そして、夜も深まったころに、大浴場へ。すばらしい保温効果と思っている豊富の湯に浸かり、ぽかぽか気分で眠りにつきました。


(※)大浴場の写真は2020年に撮影したものです。
Date: 2025/1/5
真冬の宗谷地方。日の出の時間は7時過ぎ。日の出づる前、オイルバスの温泉で徐々に明るくなる朝を楽しむことにします。
外の露天風呂は外気温が寒いですが、この湯に浸かっていると、この寒さがいいアクセントになります。
朝食
さて、湯上りは朝食会場に向かいます。朝食はハーフバイキングスタイルです。共通部分が「トロトロ湯豆腐」・「手作り惣菜6種盛り」・「酢の物」・「温泉卵」・「お味噌汁」・「宇野牧場のヨーグルト」です。


ハーフバイキングのメニューはこちら。左上から「ご飯(白米・玄米)・ふりかけ」、「フレーバーバター6種」、「パン」、ドリンク(とよとみ牛乳・お茶・ほうじ茶)です。飲み物は、カウンター部分にコーヒーや紅茶もおかれていました。
何よりのポイントはフレーバーバターです。川島旅館の人気お土産品でもあるフレーバーバターが日替わりで6種置かれています。前回・前々回と来たときはコロナ禍で、4種盛られたものが提供されていましたが、従来通りのバイキングスタイルに戻っていました。




それではいただきます。今回も手作り惣菜とごはんをいただきながら、フレーバーバターとパンを組み合わせていただきます。フレーバーバターはご飯と一緒に味わうのもおすすめですが、やっぱりパンとの相性が最高です。
少しすると、「トロトロ湯豆腐」が仕上がってきました。学生時代、湯豆腐をよく食べたこともあって、冬の湯豆腐は格別であります。


デザートは「ヨーグルト」だけでなく、食事が終わる頃に声を掛けられ、飲み物と一緒に「フルーツボール」が提供されます。飲み物は、コーヒー・紅茶・お茶(ほうじ茶)から選べたので、お茶を選びました。
気が付けば、朝からごはん二杯、パン三つと血糖値上がりまくりではありますが、充実の朝ごはんとなりました。


食後はしばらく部屋でのんびりしてから、チェックアウト前最後の入浴をしに大浴場へと入ります。保温効果の高い温泉ですから、戻ってすぐ着替える際は、事前に部屋の暖房を消してから向かいます。
入浴後は名残惜しいですがチェックアウト。10時半に、豊富駅までの送迎をお願いしていたので、その時間まで豊富温泉をぶらぶら散策することにしました。


やってきたのは道道沿いの「豊富温泉稲荷神社」です。雪に埋もれているようにも見えますが、しっかりと足跡があるので、地元の方か観光の方かが参拝しているようです。私も、今回の旅に感謝して、そして今年の平穏を祈りました。


待ち合わせ時間の少し前に旅館へ戻ってきました。本来であれば二泊はしたかったのですが、川島旅館は毎年お正月明けからお休み期間に入るので、それは叶わず、稚内へと向かいます。
また来れる日があると信じて、送迎車に乗り込み、豊富駅へと送ってもらいます。


(続く)