癒しの湯初め#1

ANAトランジット搭乗記(東京羽田→稚内)

Date: 2025/1/4

元日の大地震から始まった2024年も終わり、気が付けば2025年です。今年こそ「いい年になりますように」と思うばかりです。

昨年は地震の影響で、新年から業務多忙であったため、沖縄への初旅をキャンセルしたのですが、今年は予定通り、初旅に出かけられそうです。そういうわけで、平和な一年になりますように、と祈りながら、初旅に出かけることにします。

ANA53便(東京羽田→札幌千歳)

三が日を過ぎた1月4日、千歳行きの飛行機に乗るべく羽田空港へやってきました。当日は京急線が沿線火災で一部区間運転見合わせであったため、早めに空港にやってきました。12月中旬にリニューアルオープンした北側のプレミアムチェックインカウンターを見学しつつ、同じくリニューアルオープンしたプレミアム保安検査場を利用して、制限エリア内へ向かいます。

保安検査場のレーンはこれまで同様の2レーンでしたが、リニューアルにより、パソコンなどを取り出す必要がなくなったため、かなり快適になりました。リニューアル前は通常の週末の朝であっても混みあっていたので、混雑緩和につながることを願うばかりです。

出発まで時間があったので南側の「ANAラウンジ」で少し作業をしてから搭乗口へと向かいます。今回は65番搭乗口ということで、南側の裏口を出てすぐのところです。

今回はプレミアムクラスの3A席を予約しましたが、Uターンラッシュと逆方向ということもあってか、かなり空席がありました。プレミアムクラスは全体で3割程度の搭乗率でした。ここ最近は満席ばかりを見ているので、少し新鮮な気分です。

空いていることもあってか定刻より7時59分に出発し、羽田空港のC滑走路を8時10分に離陸しました。東京都心から富士山の方面を遠く見渡すルートで、北海道へと向かいます。

延々と広がる首都圏の光景。この街に戻ってきてもうすぐ3年。いろいろなことを思います。

今回はプレミアムクラスということで、機内食が出てきます。

本日のメニュー

照り焼きチキンとフレンチマスタードのデニッシュ

昆布と野菜のサンドイッチ

オルゾとベーコン風味のスープ

クリームチーズムース

朝食の時間帯ということで、メインはデニッシュとサンドイッチです。幹線でもその他路線でもムースの有無を除いて、同じメニューではありますが、しっかり食器に載せられているだけで何となくいい感じに映えます。

朝食なのでこのくらいが嬉しいボリュームです。お味の方は、昆布と野菜のサンドイッチというのはややメインが欠ける感が否めない気もしますが、デニッシュやムースはいい感じでした。

食事のお供にする飲み物はスパークリングワイン(ヴーヴ デュ ヴェルネ スパークリングワイン)にしました。コップも幹線の一杯目はしっかりグラスなので、これもまたいい感じ。食べ進めていると、CAさんにお代わりを尋ねられたので、ついつい二本目も頂いてしまいました。

二杯目も飲み終えた頃に間もなく着陸態勢に入るとのアナウンスがありました。新千歳空港には9時24分に着陸し、8番ゲートに9時30分に到着しました。

フライトデータ

便名:ANA53便

区間:東京羽田(8時00分)→札幌千歳(9時30分)

機材:B787ー10(JA983A)

ANA4841便(札幌千歳→稚内)

8番ゲート前に待機していたANAスタッフに乗り継ぎである旨を告げて、出発エリアに入ります。乗り継ぎ時間が45分あるので、途中のANAラウンジに立ち寄り、作業を少ししてから1番ゲートに向かいます。

Group1のお客さんがいなかったので、一番で機内に乗り込み、指定していた最後部座席19A席に着席します。ちなみに、稚内まで運んでくれる本日の機材はもちろん小型のプロペラ機ーいわゆるボンQ(デ・ハビランド・カナダ Dash 8-400)ーなのですが、ヘッドレストカバーなどが違うデザインになっているANA Future promise prop仕様の機材でした。

定刻より早い10時10分にゲートを出発し、28分に新千歳空港を離陸。

北海道の中心・札幌都市圏を支える千歳エリアを出ると、窓の外には白い大地が広がっています。まもなく、機体は雲の上での安定飛行に移ります。

短い飛行時間ではありますが、ドリンクサービスはフルメニューでしたので、今回はコンソメスープにしました。スープの後に、定番の飴もいただいき終わると、稚内に向けて降下が始まります。

そして、雪雲の下には千歳付近とは異なる白い森林が広がっていました。前回と異なり、稚内空港に東側から西側に着陸し、11時9分に到着しました。

稚内空港の2番ゲートに到着。空港から稚内市中心部までは宗谷バスが連絡バスを運行しているので、こちらに乗車して、稚内市内を目指します。

連絡バスは全区間700円の固定運賃で、稚内空港から稚内駅までは約30分で到着します。これまでは現金のみでしたが、現在はPayPay決済が試行的に導入されているので、PayPayで支払いました。現金を出さなくてよいのはとても便利です。

フライトデータ

便名:ANA4841便

区間:札幌千歳(10時15分)→稚内(11時15分)

機材:DH8D(JA461A)

ひとしの店

稚内駅に到着した頃にはお昼どきということでランチのお店を探しますが、乗る列車までの時間も限られているので、選択肢は少ししかありません。

そんなわけで、駅前にある「ひとしの店」に入りました。こちらのお店は2020年7月に来たお店で、当時は「かにめし」を注文しました。「かにめし」は残念ながら売り切れで、今回は「魚定食」(1,300円)を注文しました。ちなみに、「かにめし」は当時の2,000円から3,500円に値上げされていました。恐るべし・・・

魚定食は、メインが「たらの味噌漬け焼き」で、筍と蕗の味噌煮、お浸し、お漬物、みそ汁、ごはんのセットになっています。メインの焼き魚は少々濃いめの味付けで、ごはんが進みます。また、「瓶ビール」(750円)も注文しました。瓶はサッポロ黒ラベルのみで選択はできませんした。

特急サロベツ4号(稚内→豊富)

食後は稚内駅にて列車を待ちます。本日乗車するのは13時1分発の特急サロベツ4号(旭川行き)です。前回、豊富温泉に来た際も同じ列車を利用しました。

この列車は札幌からの特急「宗谷」の折返し便ですが、「宗谷」が16分遅れだったため、13時過ぎに改札を開始し、少し遅れの出発になりました。

Uターンラッシュの真っ只中ではありますが、通常通りの4両編成での運行。さすがに自由席は稚内出発の時点で窓側はほぼ埋まり、5割~6割ほどの乗車率でした。

稚内駅を定刻より遅れて出発。暖かい車内に入ると眠気が襲ってきて、うたた寝しながら豊富を目指します。

雪の豊富駅に到着。豊富駅からも乗車する人がそれなりにいて、繁忙期を感じさせます。事前に送迎の依頼をしていたので、旅館のスタッフの方が待っていてくださったため、送迎車に乗って、豊富温泉を目指します。

(続く)