天北の湯 ドーミーイン稚内
Date: 2025/1/5
宗谷本線(豊富→稚内)
川島旅館からの送迎車に乗せていただき、豊富駅には10時40分頃に到着しました。豊富駅からは11時17分に出発する普通列車稚内行きに乗車するため、どこか懐かしい待合スペースで列車を待ちます。今回は川島旅館から同乗の4名と一緒に列車を待ちました。




11時13分、定刻通り稚内行きの普通列車が1両でやってきました。この列車は旭川を6時3分に出発して、稚内まで6時間以上かけて運行されています。今日は、年末年始の大型連休の最終日ということもあって、鉄道ファンと思しき方も多く、クロスシート部分が相席にならない程度に混みあっていました。


豊富駅から稚内駅までは約50分の旅路です。往路はうたた寝していましたので、この列車では車窓を眺めながら、旅を楽しむことにします。
豊富駅を出発して最初の停車駅は「兜沼駅」です。川島旅館の部屋名は豊富町の地名になっていて、今回宿泊したのは「兜沼」。何だか縁があるような気がします。
兜沼を出ると、稚内市に入り、勇知、抜海の順に停車します。抜海駅は日本最北の木造駅舎で、来年3月のダイヤ改正で廃止になることが決まっているためか、鉄道ファンの方が多く待っていました。ちなみに、抜海の先、南稚内までの区間では日本海を挟んで、利尻富士や礼文島が見える区間ですが、さすがに冬空の下、利尻・礼文を見渡すことはできませんでした。
徐々に住宅などが見えてくると、稚内の歓楽街最寄り駅である南稚内駅に到着。稚内市街地を通り抜けて、一日ぶりに稚内駅に戻ってきました。




ラーメン大王本店
稚内の到着はお昼真っ只中ということで、駅を降りてまずはランチにします。昨日も悩んだランチですが、今日は稚内のご当地グルメ「チャーメン」をいただきに、「ラーメン大王本店」へ行くことにしました。ラーメン大王本店までは、稚内駅付近のアーケードの商店街を歩いて、駅から数分で到着します。
こちらのお店に来るのは、2021年12月の名寄・稚内旅行以来、二度目です。店内に入るとかなり活況でしたが、カウンター席が少し空いていたので、カウンター席に案内していただきました。


前回は「塩チャーメン」を注文したので、今回の注文は「醤油チャーメン」(1,080円)です。稚内のご当地グルメ「チャーメン」とは、一見すると、あんかけがかかった焼きそば=「あんかけ焼きそば」のようなのですが、焼きそば部分が茹でた中華めんを焼いているのがポイントで、つまり「あんかけ焼きラーメン」なわけです。
発祥と言われるお店は2店あるもののいずれもすでに閉店していて、その2店でそれぞれ「塩」・「醤油」と人気を二分していたそうです。このため、市内の取扱い店では片一方のみを取扱うお店と、こちらのように「塩」・「醤油」の両方を取扱うお店があります。
注文からしばらく待って、やってきました「醤油チャーメン」。おいしくないわけがないビジュアルですが、おこげのついたラーメンの上に覆いかかるあつあつの中華あんが絡まって、実に優しい味わいでした。食べ終えた後はレジに出向いてお会計。お会計は現金のみの取扱いです。


Moccamattari
今日宿泊する「ドーミーイン稚内」のチェックイン開始は14時(会員限定)なので、チェックインまで30分少々、ぶらぶらすることにします。
少し歩こうかと思ったものの真冬の稚内。雪もちらつき寒いということで、今回は、稚内駅のお土産・飲食ゾーンに入っている「Moccamattari」というカフェで、「ホット稚内牛乳」(550円)をいただきながら、待つことにしました。こちらは一部席限定ですがコンセントもあるので、作業しながら列車やバスを待つには最適のスペースです。




天北の湯 ドーミーイン稚内
14時過ぎに「ドーミーイン稚内」に到着。稚内駅からは5分ほどで着く便利なホテルです。稚内市内の人気ホテルで夏の繁忙期にはかなりのお値段をするのですが、この時期は割安で宿泊できます。
昨年(2024年)12月25日にリニューアルオープンし、リアルキーからカードキーになり、自動チェックイン機も導入されていました。自動チェックイン機でスムーズにチェックインし、案内された9階907号室へと向かいます。




今回も「ダブルルーム」を予約しましたが、室内はかなり広めでゆとりのある設計です。室内のリニューアルポイントは間違いなくテレビでしょうか。YouTubeなども見ることができる最新型TVに更新されていました。水回りは従来通りといった感じですが、以前と同様、綺麗に掃除されているので気になるところはありません。
気になる窓からの眺めは稚内駅・稚内港から南稚内方面を見渡すことができました。




作務衣に着替えてのんびり過ごして、15時を過ぎたら10階の大浴場「天北の湯」に向かいます。建物の海側が男性大浴場、山側が女性大浴場となっています。
天北の湯は、ナトリウム塩化物強塩泉の天然温泉。とろりとしたお湯が楽しめます。内風呂の奥(露天側)には半身浴スペースがあるのも特長の一つで、今回のような閑散期にはのんびりと半身浴を楽しめます。
露天風呂からは稚内駅付近の街並みを眺めることができますがさすがに冬の稚内は極寒。風が冷たすぎるので、内風呂とサウナを堪能しました。
サウナはリニューアルオープンに際してオートロウリュが導入され、20分間隔でオートロウリュされます。ととのい椅子は露天風呂に4個あるのですが、こちらは寒すぎまして、厳冬期には整いすぎてしまうかもしれません。




(※)大浴場・露天風呂・サウナの写真は公式サイトから引用しています。
冬の道北はあっという間に日が沈みます。日没後のにの道北はあっという間に日が沈みます。16時過ぎに日が没し、17時にはすっかり真っ暗です。
この日の夜は稚内グルメを堪能と言いたいところですが、年末年始明けまだ多くのお店がお休みということで、稚内駅近くにあるセイコーマート稚内中央店でお弁当を買って、部屋でいただくことにしました。途中の稚内駅は、今年もまた素敵なライトアップがされているようでした。


ホテルから約10分かけて、「セイコーマート稚内中央店」に到着しました。稚内駅構内にもセイコーマートは入居していますが、駅構内のセイコーマートはホットシェフがパンのみの取扱いであるため、少し離れたこちらの店舗までやってきました。フェリーターミナルに行く途中にあるので、フェリーに乗る際もお勧めの店舗です。
今回は定番の「かつ丼」と北海道時代にいつも購入していた「コスパ!たっぷり野菜サラダ」を購入しました。かつては直盛りが主流でしたが、いつの間にか殆どセパレート盛りになりましたね。戻ってきた際、ドーミーインのフロント付近にあるコーヒーマシンで淹れたコーヒーを部屋に持ち帰っていざ晩ごはんです。
北海道旅行に来ても、なかなかセイコーマートのかつ丼を食べる機会がなかったので、札幌勤務時代によく食べた懐かしい味に大満足。食後はウェルカムサービスの「青森県産りんごゼリー」とフロントでいただいたコーヒーをいただきます。




夜は「夜鳴きそば」を食べようと思っていたのですが、かつ丼がお腹にたまっていたのと、TVで見ていたYouTubeを見ていたら、あっという間に時間を過ぎていたので、今夜はパスして、眠りにつきました。
(続く)
朝食バイキング
Date: 2025/1/6
おはようございます。
のんびりと徐々に明るくなる宗谷の朝。本来であれば仕事初めですが、この日は有給休暇ということで、私ものんびりと東京へ戻っていくことにします。
まずは朝食バイキングを食べに、1階の「Hatago」へ向かいます。繁忙期には混雑する、こちらの朝食バイキングもこの日は空いていました。レストランは広さこそ変わらないものの、全体的にリニューアルされたようです。
受付を済ませて、空いている席にカードを置いて、ご当地メニューを中心にとってきました。


それでは、ご当地メニューをご紹介。まずは左上から「真ホッケちゃんちゃん焼き」。かつて礼文島旅行をした際に、礼文島でホッケのちゃんちゃん焼きを食べましたが、あれは本当に美味しかったのを思い出します。
ほかには、リニューアルにより登場した「チャーメン」と、以前からの主力メニュー「海鮮丼」、ドリンクメニューは「とよとみ牛乳」と「カツゲン」がありました。
海鮮丼の具材は、いくら、サーモン、ねぎとろ、たこ、とろろで、これは豪華になったのかそうでないのか議論が分かれそうですが、稚内と言えば「たこ」のイメージなので、「たこ」が並んでいるのはご当地感があって、嬉しいところです。




人もあまりいなかったので、バイキングを手前側から順に写真を撮りましたので、こちらでご紹介します。












サラダや海鮮丼を食べた後は白ごはんを取りに行きます。ついでに、食べたくなった目玉焼きも取ってきました。最終的にこの目玉焼きは半分をチャーメンに絡めて食べましたが、この食べ方、お行儀はいまいちかもしれませんが、最高ですね。
最後にデザートでフルーツもいただいて、大満足のバイキングとなりました。


帰りにコーヒー(+とよとみ牛乳)を入れて、部屋に帰ります。曇天の景色を見ながら、作業をしたりして、のんびりと過ごします。
9時過ぎになって、最後にひとっ風呂ということで再び10階の大浴場へ向かいます。この時間帯は風も穏やかで露天風呂もようやく楽しめました。入浴後にはピルクルもいただいて、さっぱり。


それでは、入浴後は帰る準備をして、出発することにします。
(続く)