加賀の酒と食材。夜の金沢城も。
2024/9/7
尾山神社
大浴場で汗を流し、のんびりした後は飲みに向かいますが、少し早めに出発して、予約しているお店に向かう途中もぶらり街歩きを楽しむことにしました。
やってきたのは途中にある「尾山神社」。この尾山神社は前田利家公を祀っています。特徴的なのは神門です。この神門は1875年に建築されたもので、和漢洋折衷という当時前例のないものでした。また、日本最古の避雷針が設置されており、さらに、この避雷針は現役であります。
本殿にお参りし、ついで境内を散策します。境内には前田利家公の銅像のほか、立派な日本庭園もあります。創建が1873年で、昨年に創建150周年を迎えていることから、フォトジェニックな記念プレートもありました。
尾山神社は裏手が金沢城の鼠多門・鼠多門橋となっているので、まとめて観光することも出来ますが、今回は時間も限られているので、明日以降にすることにします。再び神門の下をとおり、予約したお店のある片町方面に向かいます。
五郎八
やってきたお店は片町エリアにある「五郎八」というお店。インターネットから予約することができました。
カウンター席の端っこに通してもらいました。カウンター席の間隔が狭かったので、端っこの席でよかったです。まずは瓶ビールを注文します。
お通しは3点盛りで拘りがあっていい感じです。次いで、「刺身六点盛り」を注文。厚みのある新鮮なお刺身がとても美味しいです。
お刺身の後は「加賀野菜の天ぷら」を注文。加賀百万石の城下町・金沢では、古都ならではの食文化が根付いていたため、江戸時代から多くの特産野菜がありました。加賀野菜の天ぷらに合わせて、「加賀鳶」のひやおろしも注文。加賀鳶は1625年創業の金沢最古の蔵・福光屋がつくる地酒です。
その後は、金沢の郷土料理「かも治部煮」を注文して、日本酒のアテとして楽しみます。加賀鳶もどんどんと飲み進めてしまったので、「手取川」を注文。手取川は石川県白山市のお酒で、金沢ではかなりメジャーなお酒です。
この日本酒に合わせるように、「ぶり旨味噌」を注文。これはもう完全に日本酒のアテ。合わないわけがありません。
いたる 香林坊店
続いて、「いたる 香林坊店」にやってきました。隣にある「のど黒めし本舗 いたる」の凄い行列に気を取られていると、こちらのお店のカウンター席に一席空席があるようだったので、ついつい入ってしまいました。
お通しに合わせて地ビール「日本海倶楽部」を注文します。この地ビールは奥能登地方にある地ビールメーカーのものです。去年行けなかった能登。早く行きたいところです。
二杯目は「池月」という中能登町の鳥屋酒造のお酒を頂きました。これもまた美味しい。料理は、日本酒に合わせて、「金澤姫ギスの天ぷら」と「岩ガキ酢」をいただきました。
こちらのお店では、お隣の常連さんに話しかけられ、ご当地の居酒屋さんの話など色々と教えていただいたりして、楽しい時間を過ごせました。
夜の金沢城
今夜は2軒ともとても美味しくて大満足でした。この後は歩いて宿にそのまま帰るわけではなく、金沢城のライトアップを見に行きます。
まずは先ほどもきた尾山神社をとおります。神門のステンドグラスが輝いています。
尾山神社の境内を抜け、鼠多門橋を渡り、金沢城内に入っていきます。ちなみに、この鼠多門・鼠多門橋はかなり綺麗ですが、2020年に木製復原が完了したばかりとのこと。ライトアップされて、かなり美しいです。
門の先には「玉泉院丸庭園」があります。この庭園も様々な色でライトアップされています。この庭園の上にも建物があるのが見えると思いますが、天守閣などがあった場所はこの高さにあるため、庭園見学の後は坂をのぼっていきます。
坂をのぼった先に見えるのが「五十間長屋」です。こちらも復元された施設ですが、ライトアップされ光輝いてる姿はとても美しいです。夜のライトアップ中は通れるルートが限られているので、順路に従って歩きます。
順路に従い、石川門から金沢城内を出ます。石川門の向かいには兼六園がありますが、こちらは(この日)ライトアップを行っていないため、ここから歩いて宿へと帰ります。
歩いてお腹を減らしたのでラーメンと言いたいところですが、まだお腹いっぱいなので、今夜はラーメンを食べずに大浴場でゆっくりして、眠りにつくことにしました。
久しぶりの金沢旅行、いい一日目になりました。