特急「ライラック23号」・宗谷線乗車記(札幌→旭川→士別)
Date: 2021/12/18
2021年も残すところあと僅か。
12月も折返し地点が過ぎ、2021年もいよいよ残り僅かとなってきました。自分個人で言えば、今年は北海道を満喫した1年だったと言えるでしょう。仕事面でも、私生活でも、合格点とは言わずとも、及第点くらいはあるだろうか、そんな1年であったように思います。もっとも旅人の目線で言えば、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、そして我が国がいっこうに国境を厳しく取り締まろうというのにはとても不満の残る1年ともいえるかもしれません。
さて、残り僅かな年末をどう過ごすか。以前で言えば忘年会に明け暮れてというところでしたが、そんなに多くもないので、旅に出る余裕があります。正確に言えば、たまたま今どきの感染拡大が落ち着いていることもあってか、忘年会というものもしやすくなり、とは言っても会社のオフィシャルなものはほぼなく、とても心地の良い年末を過ごせているので、というのが適切かもしれません。
旅先はどうしよう。昨年は一人で「ラビスタ富良野ヒルズ」に宿泊して、部屋で一人飲みを楽しみましたが、今年は北の方へ行こうと思います。「冬至」は数日先ですが、日本最北の街・稚内で長い夜を楽しもうと思うのです。
ドカ雪の大都市・札幌
今年の札幌は雪が少なく、前々日の段階では積雪がゼロcmと路面がしっかり見えていたのですが、前夜からのドカ雪(観測史上初)の影響で、札幌駅前もご覧のように雪に覆われています。
今回は「HOKKAIDO LOVE6日間周遊パス」を利用します。12,000円で6日間乗り放題ということで北海道周遊にはピッタリのきっぷですが、稚内・北見・網走・釧路・根室・函館などとの単純往復でも「トクだ値」よりオトクになります。
朝から何も食べておらず何か買おうとは思うものの、微妙な時間なので駅構内のキオスクでおにぎりとお茶を購入して、ホームに上がります。この日は大雪の影響で、千歳線・函館線の普通列車を中心に遅れており、入線は発車間際になるようです。
発車時刻間際に「ライラック23号(旭川行き)」がホームにやってきました。雪を被りながら走っていることがよく分かります。
列車に乗って、遅めのお昼ご飯をいただくことにします。
大雪の後
札幌駅の出発は定刻通りでしたが、その後は一部区間で徐行運転をしながらの走行でした。大雪による除雪作業等の影響だそうです。とはいえ、雪が走行中に降っていたのは岩見沢付近の一部区間のみでしたので、大きな乱れにはならず、旭川まででも約6分の遅れで済みました。
旭川駅には16時31分頃に到着。7番線から出発する宗谷線に急いで乗り換えます。
宗谷本線
特急列車の到着が6番線であったため空いている席を確認しつつ、7番線ホームへと向かいました。
名寄行きは2両編成で、2人掛のボックス席が空いていたのでこちらに座ります。全体的に座席の5割くらいが埋まるくらいの乗車率で意外と車内はにぎやかです。
旭川駅を出発した列車は、旭川四条、新旭川と停車。その後、乗務員の乗り降りのための運転停車があり、旭川市郊外の永山駅に到着しました。永山駅ではまとまった乗降がありましたが、その先は比布・和寒・剣淵といった町の中心駅で多少乗り降りがある程度で、ある程度の乗車率のまま士別駅に到着しました。士別駅では乗客の半数近くが下車しましたが、私もここで下車します。
- 次回予告
- 夕食は士別で。
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