日本一の夜長＃２

名士の夜

Date: 2021/12/18

士別駅で下車をして。

今日は士別市内で行きたいお店があったのでそちらに向かうことにしました。２週間ほど前に予約の電話を入れようとかけたところ、「予約しなくて大丈夫だから」と言われて予約していない格好なので入れるか不安でしたが、不安が的中。ちょっと嫌な気分ではありますが仕方ありません。

そんなこともあろうかとバスの時間をチェックしておきました。次の名寄行きの列車よりも早く名寄に向かうことのできる「道北バス」の名寄行きが発車するバス停へと向かいました。

定刻通りやってきたバスに私は中ドアから乗り込みます。士別市中心部のバス停だから下車する人もいるのだろうと思っていましたが、意外にも誰も下車せず。しかし、車内には１０名前後の乗客がいるようで、空気輸送ということもないようです。

このバスは旭川駅と名寄駅を結ぶ路線で「急行バス」と「普通バス」の２タイプが設定されているうちの「急行バス」タイプ。結局、途中の停留所での下車は僅かで、多くのお客さんが名寄まで乗りとおしていました。見た感じ、大学生くらいの世代の方が多そうでした。無割引の運賃では、旭川～名寄間でＪＲが１，８９０円かかるのに対して、バスの場合は１，３１０円で利用できるため、学生の味方として使われているのかもしれません。（所要時間は約２倍かかります）

名寄の夜

名寄駅から歩いて約５分ほどの場所にある「鳥長」というお店へ向かいます。こちらは名寄市で行ってみたいお店としてブックマークしていたところで、士別でバスを待つ間にカウンター席を予約しておきました。

広々としたカウンター席に案内され、生ビールを注文します。基本はエビスビールのようですが、アサヒも置いていて、アサヒビールは３５０円ということだったので、アサヒビールにしました。間もなく、生ビールとお通し（５００円）がやってきました。お通しがなかなか拘っていて美味しそうです。

最初のオーダーでは「お刺身盛合せ」と焼き鳥を数種類注文しました。お刺身盛合せはハーフサイズもお願いできるということだったのでハーフサイズでお願いしました。この日の値段は１，２００円でした。

海から遠い内陸の街である名寄ですが鮮度も良く美味しくいただけました。地元の人たちに愛されるのも分かります。

ちょうどオーダーが集中していた時間帯のようで少し時間が掛かりましたが、串焼きもやってきました。左から「鳥もつ」・「牛串」・「鳥串」です。

こちらは「つくね３種セット」です。鳥・ラム・牛の３種類なのですが、自分の舌ではちょっと味の違いがよく分かりませんでした。

美味しいお店だと分かったらどんどん頼みます。続いては限定メニューの「茄子はさみ天茶」です。個人的には今日一番のアタリだったかもしれないです。とても美味しかった。

続いては「甘海老唐揚げ」。甘海老と言えばオロロンラインを思い浮かべますが、かつてこの名寄と羽幌の間を鉄道で結ぶ計画があり、実際に着工もされていたそう。完成することはなかったそうですが。

ここらでお腹いっぱいなのですが、もう既に２品も頼んでいますので、更に食べ進めます。名寄名物「煮込みジンギスカン」に温玉をトッピングさせた商品。なかにはうどんも入っていて美味しいのは間違いないです。

最後は〆で「かしわの釜めし」を注文しました。こちらはこのお店の名物料理らしく、美味しかったのですが、もう完全に満腹です。最後は胃に詰め込んで完食です。

完全に食べ過ぎているので、帰りはゆっくり名寄駅まで歩くことにしました。行こうと思っていたお店には行けなかったものの、いいお店に巡り合えたので、結果ヨシということにしましょう。

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