にしん街道を北へ#1

2020/7/11

先週の礼文旅から1週間。今週も頑張った自分のために、ひとり旅へと出かけます。今週は札幌からのドライブで1泊2日の旅へと出かけることに。札幌駅前のタイムズカーで車を借りて、いざ北進。

なぜまた北進するかと言うと、元々今週末は留萌方面か日高方面かどちらに行こうか迷っていました。しかし、天気予報をみると、北海道内で晴れ間を楽しめるのは留萌方面のみの模様。これは留萌方面に行くしかない。そうなったのです。

創成川通を北進し、石狩を抜けてまず初めにたどり着いたのは石狩市厚田地区にある「道の駅石狩『あいろーど厚田』」です。実は5月か6月にも休日出勤の後に訪れたのですが、当時は休業中でトイレのみの営業でした。今回はリベンジ訪問です。

ここでは軽く休憩してさらに北へと進みます。石狩市内で今まで来たことがあるのはこの道の駅まででしたので、ここから先は未知の領域。国道231号線は海岸線に沿った道路で、車窓が素晴らしい。浜辺が続くのではなく断崖絶壁のような場所が多く、覆道になっている区間なども多いのが特徴ですが、景色が本当に素晴らしい。北海道を感じられる道路の一つだなあと痛感しました。

そして、全く抜けない石狩市。浜益地区になると、徐々に天気も良くなりました。雄冬岬を過ぎると、「白銀の滝」の文字があったので立ち寄ってみることに。

一休みして少し進むとようやく石狩市を抜け増毛町に。増毛町は旧増毛駅に立ち寄りましたがそのまま出発。増毛は後日、ゆっくりと観光したい街の一つです。増毛を過ぎると少し車窓の雰囲気が変わります。海岸沿いには浜辺も見られます。進んでいくうちに徐々に市街地が見えてくると留萌市に入り、車線も2車線に。案内に沿って、本日から正式オープンとなる「道の駅るもい」へと車を進めます。

道の駅るもいではお弁当か何かを買おうと思っていたのですが目当てのモノが売り切れだったので、だいぶ混み合っていたので、たこの練り物を買って、おやつに。この時、もう午後の2時。思ったよりも時間がかかって押し気味ですので、早々に出発。次の「おびら鰊番屋」へと向かいます。

まずはレストランへ直行。本当は羽幌でランチのつもりでしたがもうそんなことは言ってられないので、こちらで遅めのお昼を頂くことに。「甘えび丼」あるかな~と楽しみに向かったのですが、「本日品切れ」の文字。「鰊番屋」という名称の場所なので、「にしん丼」を頂くことにしました。そして、名物という「たこから」もオーダー。

「にしん丼」は文字通りの丼ぶりで、想像通りのお味。健康を気にしなくて大丈夫だろうかと自分で思ったりもしますがまあ良しとしましょう。そして、たこからもいただきましたが、これがとっても美味しい。ビールかハイボールを飲みたいところですが、運転中のため我慢。飲める状況で訪れる機会がある方はぜひビールと一緒にいただくことをお勧めします。

食後は隣に併設されている「旧花田家番屋」へ。いわゆる「にしん御殿」の一つです。北海道の日本海側にはかつて「ニシン漁」で栄えた町が山のようにありますが、漁獲量が急激に減少したころ、町の経済は本当に大変だったんだろうなあと思う節があります。

旧花田家番屋
建造物としては最北端の国指定重要文化財。明治後期に建築され、道内で現存する番屋としては最大の面積を誇る。最大で200人を超える人がここで寝泊まりをしてニシン漁を行ったとのこと。

見学を済ませた後はさらに北へと進みます。次いで到着したのは「道の駅ふわっととままえ」。高台にある道の駅で温泉も併設されています。というよりは温泉に道の駅が併設されていると表現したほうがいいような施設。

もうこよいの宿はあと少しですが折角なので日帰り入浴をしました。下の写真のうち2枚目は休憩室からの眺めですが、露天風呂からもほぼ同様の展望が楽しめる温泉です。ただ、熱い湯が大好きな自分にとっては、全体的に温度がぬるめだったのが残念でした。ちなみにこちら、宿泊もできます。

日帰り温泉を楽しみ、炭酸ジュースを飲んだ後は最終目的地・羽幌町へと出発します。ここからノンストップのつもりでしたが、「ホワイトビーチ」なるスポットがあったので、立ち寄るだけ立ち寄りました。こちらのビーチ、自然にできた「ホワイトビーチ」ではなく、「白い砂」が敷き詰められたビーチとのこと。なお、ちょうど訪問した7月11日からのオープンでしたが人影はまばらでした。

こちらのホワイトビーチを出発した後は宿のある羽幌へと向かいます。

<続く>


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