特急「すずらん2号」乗車記(札幌→東室蘭)
Date: 2021/9/4
初秋の香り
9月の北海道と言えば、それはもう秋であります。朝晩の冷え込みは徐々に厳しくなり、そして昼も快適な気温。このくらいの気候が一年中続いてくれれば、とても良いのですが、そう上手くはいかず、往々にして、気が付いたら昼も寒い冬がやってくるのです。
そんな初秋の今週末は西胆振・室蘭へと向かいます。
- 7:20
- 札幌駅に到着。駅弁屋で朝食を購入して、ホームへと上がります。
札幌から室蘭へは特急「すずらん」が5往復設定されています。また、函館行きの特急「北斗」も利用できるため、毎時1本程度は特急列車が運行されている非常に便利な区間です。ただ、割引切符は基本的に「すずらん」号の利用を前提に設定されているため、JRで安く利用できるのは本数が限られるのが実情であります。
特急「すずらん」号で使われているのは写真の789系と、旧型の785系の2通りがあります。同じ列車でも、日によって、使用される車両が違うため、そのあたりは運任せであります。ただ、どちらを利用しても、指定席のうち4号車を利用すれば、コンセントが設置されています。
特急「すずらん」は基本的に札幌~室蘭間を運行していますが、1往復のみ東室蘭駅発着となっています。
- 7:30
- 札幌駅を出発。特急「宗谷」稚内行きと同時出発です。
定刻通りに札幌駅を出発。指定席の乗車率は3割前後とガラガラでした。「えきねっと」での予約で35%割引で利用できます。
- 7:35
- 車窓を眺めつつの朝ごはんタイムです。
朝ごはんは札幌駅の駅弁屋さんで購入した「秋のご馳走御膳」です。以前から紹介しているように、札幌駅の季節の駅弁シリーズは北海道の季節の幸が楽しめるため、お勧め駅弁なので、今回もこちらを購入しました。
開けるとこんな感じでして、2年前に頂いたのと、雰囲気こそ似てますが、具材などが少しずつ違っているのがわかります。
左側のご飯コーナーは「道産秋サケとひじきご飯」・「道産ハスカップご飯」・「柳もち」。右上は「帆立のチーズチャンチャン焼」・「秋刀魚と大根の時雨煮」、右下は「知床鶏の北海道風ザンギ」・「道産野菜のおろしあんかけ」・「道産玉子焼き」・「道産ほうれんそう浸し」となっています。
食事も終えると千歳付近を走行。その後、沼ノ端・苫小牧からは室蘭本線に入ります。苫小牧からの区間は太平洋岸も近いため、車窓からは穏やかな海を眺めることが出来ました。
「すずらん」号は札幌と胆振地方を結ぶ特急列車ということもあり、「北斗」よりも停車駅が多くなっています。特に、登別を出ると、幌別、鷲別、東室蘭の順に停車していき、富浦を除く各駅に停車します。
- 8:58
- 東室蘭駅に到着。
終着の東室蘭には定刻通り、8時58分に到着。隣には室蘭行きの普通列車と接続していましたが、乗り換えた乗客はあまり多くはいないようでした。
改札口は2階にあるため、階段を登り、自動改札を通します。そして、駅の外を出て、レンタカー営業所へと向かうことにします。
- 次回予告
- レンタカーで巡る西胆振の旅
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