花咲く十勝で陽を浴びて#5

「六花の森」探索記

Date:2021/6/13

とかち晴れ

この日は快晴。旅先で起きた朝、窓の外に青空が広がっているととても嬉しい気分になるのは自分だけではないはずです。朝食バイキングの後は再び「モール温泉」の大浴場を利用して、部屋で少しばかりゆっくりと過ごします。そして、9時過ぎにホテルをチェックアウトして、今日もまたタイムズカーシェアスタンドへ向かいます。

この日の十勝地方は快晴。ちなみに、十勝地方には「とかち晴れ」という言葉がありますが、これは冬の十勝地方は晴れが多いことを形容した言葉だそう。観光案内などに「とかち晴れ」という表現がよくつかわれているため、年中晴れが多いからこういう言葉があるのかと思っていたのですが、そうではないそうです。

みなみ十勝へ

タイムズカーシェアスタンドで待っていた車両はこの3日間で一番綺麗でした。どうしてもカーシェアはレンタカーと比べて汚れが気になることが多いので、綺麗さはついつい気になってしまいます。今日は結構な距離を走ることもあり、近くにガソリンスタンドがあったので給油からスタート。この時まで給油すると必ず給油割引が適用されるものだと思っていたのですが、20リットル以上ではじめて割引になるんですね。

給油の後は、帯広大通を南に進みます。向かった先は中札内村にある「六花の森」です。帯広を代表する銘菓「六花亭」が運営している庭園です。

六花の森

10時のオープン少し前に到着したので車でオープンまで待って出発です。エントランスの手前には美しい清流がありました。中に入って、入場券を購入して、園内に入ります。

エントランス

木漏れ日の園内

エントランスを抜けると順路は左ということで左折します。園路はチップが敷かれた歩きやすい道。木々の間から降り注ぐ木漏れ日がまた訪問者たちを癒してくれます。

園内にいる可愛い動物の彫刻は、彫刻家・青木三四郎の作。何者であるかはよく知らないのですが。

所々にある彫刻

園内を流れる川沿いには美しい花々が咲いています。ここでずっと撮影している人もいらっしゃいました。

園内の様子

園内を散策していると、左手に「直行絶筆館」が現れます。今回は中には入りませんでしたが、十勝六花をはじめ山野草を描いた芸術家「坂本直行」が最期に描いた風景~未完となった『原野の柏林と日高山脈』を公開しています。

直行絶筆館

考える人

絶筆館には入らなかったので、絶筆館を前に右へ向かうと芝生の丘が広がっています。この丘の上には、帯広出身の彫刻家板東優による「考える人(ロダンから)」が鎮座しています。

晴れ渡る園内

近づいていきます。ひときわ高いところに鎮座しているのでなかなか目立ちます。立派です。

「考える人」

再び園内を

「考える人」は丘の上にあるので少しばかり外を見渡してゆっくりと。とは言え、木もなく日差しが照り付けるので長居は出来ず、下りてきました。

園内の様子

そんなわけで木々の多いゾーンへせっせと向かいます。やっぱり小川沿いの木漏れ日空間が一番ゆっくりできます。

園内の様子

そんな感じで歩いていくと最後にカフェが待っています。こちらは園内に入らなくても利用できる六花亭のカフェで、お菓子・グッズを購入できるショップとカフェが一体になっています。ただ、この日はあまりそういう(カフェでゆっくりしたい)気分にならなかったので利用しませんでした。

六’café(ロッカフェ)

六花の森

住所

北海道河西郡中札内村常盤249−6

次回予告:ガーデン街道をゆく


旅行記「花咲く十勝で陽を浴びて」