静寂の奥尻ブルー#3

2020/8/1

緑に覆われた道を越えていくと、再び舗装路が再開。集落に入るより手前に、牧場の牛たちがいました。牛たちを横目にさらに進むと、片側1車線の整備された道路が目に飛び込んできました。集落の端っこでしょうか。立派な防波堤と道路が現れました。恐らく地震の後に整備されたのでしょう。

更に進んでいくと、堤防と同じ階層に作られた集落・住居ゾーンが現れました。道路も一段上がり、見晴らしもよくなりました。歩道も両側に整備されているので、つい先ほどに未舗装の道路を走っていたのが嘘のよう。間もなく、北端稲穂岬と賽の河原公園に到着です。

ここ奥尻の「賽の河原」は道南五大霊場のひとつに数えられ、海難犠牲者などの慰霊のため石積みがなされています。この「賽の河原」を含む稲穂岬エリアは公園として整備されていて、キャンプなども行えるようになっているそうです。

青い空と青い海。癒しの絶景。
静かに祈りを捧げます
対岸のせたな町方面も望める場所にあります。
土俵もあります。ここで開かれる相撲。見てみたい。

賽の河原公園は対岸への見晴らしもいいこともあってゆっくり過ごしました。裸眼で青い海と青い空を眺めつつ、自動販売機で買ったジュースを飲む。キャッチボールをしているカップルもいて、程よい静けさ。

この後は宮津弁天宮を見学。急斜面の高台の岬にある神社で、大量祈願のために作られたとのこと。綺麗に維持されていて、対岸の北海道本島をバックに見る赤い社は今も島民に愛され、親しまれているのだなと感じます。

凄いところに作った
青と緑が美しい島だなと改めて思う景色でした

今日の観光は一通りここで終わりになるので、宿泊する「御宿きくち」さんへチェックイン。まずは荷物を置いて、温泉に向かうことにします。

向かうは先ほど奥尻ブルーを見た島の西側にある「神威脇温泉」。行かなきゃ勿体ないという思いで車を走らせます。歴史ある建物は津波の前からあるとのこと。案内に沿って2階の展望風呂に向かうと、私以外にはだれもおらず貸し切り状態。日本海の展望と熱い温泉を楽しみました。

御宿きくちさん。
よく今日まで頑張って営業してくれた!いい温泉でした
港にはフェリーが止まっていました

さて、宿に戻って、お楽しみの夕食の時間です。今回宿泊した「御宿きくち」さんは料理自慢の宿として有名なので、凄い楽しみでございます。

(続く)


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