十勝名物「豚丼」と音更探索記
Date:2021/6/12
帯広のタイムズカーシェア事情
帯広駅からは歩いて「タイムズカーシェア」のスタンドへと向かいました。帯広のスタンドは駅から歩いて5分~10分圏内に集中していますが、台数は多くなく、前日の夜の時点で空いているスタンドを探すと残り僅かであったので、「必ず利用しないといけない」場合には前もっての予約かレンタカーの利用がよさそうです。
ちょうど今夜宿泊する「ドーミーイン帯広」の裏手にあるスタンドを今回は利用しました。タイムズの駐車場敷地内に設置されていますがゲートの外側に設置されているちょっと珍しい造りでした。キーを取り出し、出発です。
帯広ランチの定番
帯広で食べるランチと言えば、やはり「豚丼」であります。個人的には「中華ちらし」も大好きですが、観光に来られる場合はまず「豚丼」を選択されるのが一般的だと思います。今回はそんな豚丼を食べに「とん田」さんへと向かいます。帯広には数ある豚丼屋さんがありますが、そのなかでも有名なお店の一つです。帯広駅周辺からは車で5~10分ほどの市街地にあります。
車を走らせて13時40分頃にお店に到着。昔はもっと駅寄りにあったのですが近年移転したようで、とても新しい店舗となっています。駐車場も広く、到着した時点では待っているお客さんが多くいらっしゃいました。
入ってすぐのところにウェイティングボードがあるのでここに名前を書きます。だいだい前に10組程度いるようなので、少し時間がかかりそうです。車の中で待っていても良いのですが、ちょうど過ごしやすい気温だったので、お店の前で待つことにしました。するとちょうどお昼過ぎということもあり続々とお客さんが出ていかれて、ほんの15分ほどで店内に入ることが出来ました。
カウンター席に座り、メニューを眺めます。
メニュー
帯広豚丼と言えばロース肉が主流ですが、こちらの「とん田」さんはロース・ヒレ・バラから選べるのが大きな特徴となっています。ヒレ肉は調理時間が違うということで盛合せに出来ないのですが、ロース・バラは盛合せ丼が用意されているため、アレもコレも食べたいという人にはお勧めなお店です。
香ばしい薫りとともに
今回は「ロース・バラ盛合せ丼」を注文しました。お肉やごはんを大盛にしようかとも思ったのですが、お腹もそこまで空いていなかったため、今回は普通盛りでお願いしました。
待つこと約10分。思っていたよりもだいぶ早く提供されました。
構成としては、丼ぶりとみそ汁、沢庵のセットとなっています。そして、味が薄いという方向けに「たれ」がついてきます。ただ、十分に味つけが為されているため、たれを使わないほうが良いように思えます。もちろん個人の感覚的なところですが。
それでは、みそ汁を一口飲んで、豚丼を頂きましょう。
ご飯が見えないくらいに豚肉が乗っているのでまずは豚肉を一枚いただきます。ジューシーな食感と香ばしい薫りが口の中いっぱいに広がってきます。「とん田」さんも豚肉が厚切りなので、だいぶ食べ応えがあります。バラ肉とロース肉のどちらがいいかと聞かれたとしても、甲乙つけがたいところです。
メニューには、ロース肉には山椒、バラ肉にはにんにく一味を掛けるのがお勧めと書かれていたので、ぜひかけて食べようと思っていたものの、掛ける前には食べ終えてしまうほど、あっという間に完食してしまいました。そして、食後はさっと会計を済ませて駐車場へ出ました。
ごちそうさまでした。
ぶた丼のとん田
営業時間 |
月曜日~土曜日 11:00~18:00(なくなり次第終了)
日曜日定休
住所 |
北海道帯広市東10条南17ー2
白樺の並木道
食後はいろいろと用事があったので用事を済ませてから、まずはホテル「ドーミーイン帯広」にチェックインをしました。なお、ホテルについては次回の記事で詳しくご紹介します。
ドーミーイン帯広自慢の「モール温泉」を楽しんだ後、部屋でゆっくりしてから、17時過ぎにホテルを出発。向かうは居酒屋ではなく、再びタイムズカーシェアのスタンドへと向かいました。先ほど利用したスタンドで借りられれば良かったのですが、そちらは利用中になっており、利用できなかったため、少し離れたスタンドを利用することになりました。
スタンドを出発して国道を北上していきます。道東の基幹道路「国道38号線」を超えると間もなく市民の憩いの場でもある「十勝川」を渡ります。帯広市はこの十勝川までで、十勝川を超えると音更町となります。帯広駅から約2kmで音更町となることもあってか、音更町は帯広市のベッドタウンとしても栄えています。
音更町の住宅街を抜け、農業地帯に入ると目的地である「駒場白樺並木」に到着します。ここに来たのは昨年冬(2020年2月)に来た以来ですが、両側に白樺の木がある、とても美しい並木です。また、並木の入口には駐車場が用意されているので、ここではゆっくりとすることができるようになっています。
この夕陽の時間帯に来たのは初めてですが、左手から西日が並木道に差し込んで、幻想的な雰囲気となっていました。
私がここに滞在している間も、観光客というよりかは地元の方と思しき方が車でやってきて休憩されていました。地元の人の憩いの場にもなっているようでしたが、近くにこういった場所があったら来てしまうだろうなあと心底思います。
駒場白樺並木
住所 |
北海道河東郡音更町駒場並木
このまま帰ってもいいけれど
駒場並木を出発して音更町内を帯広方面へと戻っていきます。このまま帰ろうと思っていたのですが、折角カーシェアを利用しているので、このまま帰るのも少し勿体ないかな・・・と思い、展望スポットへと向かうことにしました。
向かう展望スポットとは十勝川温泉近くの高台にある「十勝が丘展望台」です。思えば、前に駒場白樺並木へ来た際も、その後に十勝が丘展望台へと行ったような記憶があります。ここは十勝の雄大な景色を眺めることが出来る展望台で、個人的な十勝のお気に入りスポットの一つです。
展望台に着くと他に2台ほど停車していて、ちょっとした活気がありました。展望台といえば、カップルが多かったりするイメージですが、今回は私含め「ひとり」勢ばかりが集まっていてどこか不思議な雰囲気でした。
この展望台からの眺めとしては中央の十勝川、右側の幕別・帯広市街もよいのですが、左側(東側)の大農業地帯・十勝の景色も見どころの一つです。
十勝が丘展望台
住所 |
北海道河東郡音更町十勝川温泉6
色々なことを感じ、色々なことを思い、上手くいかないことも多い日々ではありますが、こうした景色を眺めていると、そんな日々がどうでもいいかのごとく、過ごすことが出来るような気がします。
心から景色に癒された後は帯広市街に戻って、カーシェアを返却し、宿へと向かいます。
次回予告:モール温泉が人気のドーミーイン
旅行記「花咲く十勝で陽を浴びて」
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