氷の世界に再び#4

2021/2/21

知床で迎えた朝。今日は斜里の街からウトロへと向かい、「流氷ウォーク」を体験しに向かいます。残念ながらオホーツク海の流氷は離岸している状況で、知床・ウトロに行っても流氷はあまり楽しめなそう・・・ではあるのですが、予約していたツアーはキャンセルではないようなので、ウトロの道の駅へと向かいました。

ウトロへの道

今年の道東は雪も少ないよう。ウトロへのオホーツク海沿いの道からは僅かに岸に残った流氷を眺めることが出来ました。ただ、海を眺めると流氷はなさそうであり、今回は楽しめなさそうかな・・・とちょっとがっかりしながら旅路を進みます。


ウトロの道の駅に到着。こちらでツアー本隊と合流です。

ツアーガイドさんの話では「流氷のほとんどは離岸してしまっているため、港付近で留まっている流氷を歩いたりして楽しむ形になります。」とのこと。返金もできるということでしたが、「十分に楽しめる」と言われたので、参加することにしました。流氷のある場所までは借りてきたレンタカーで、ツアー本隊を追走しました。

到着したのは、知床峠への登り坂が始まる直前~幌別川の河口付近にある駐車帯です。こちらで、ドライスーツに着替えて、オホーツク海沿いの海岸へと歩いて向かいます。このドライスーツはとても暖かい優れモノなのですが、ガイドさん曰く、このドライスーツが物凄く高価だそう。

幌別橋の下をくぐり、海岸に出ると…

海岸に出ると目の前には離岸せずに残った流氷がありました。奥には青い大海原が広がっていましたが、これはこれでいい景色です。なお、足元は非常に歩きづらいので注意が必要でした。ジャリジャリしたシャーベット状の部分などは思い切り足を取られました。

流氷は安定感のあるものとないものと。

厚く大きい「安定感のある流氷」と薄く小さい「安定感の少ない流氷」があるので、そうした流氷を見分けながら、歩いて進みます。これは非常に楽しいです。

ドライスーツで浮いて楽しむこともできます。

私はこのカメラを持っていたので楽しめなかったのですが、ドライスーツで海水に浮いてぷかぷかすることもできました。これは楽しそうです。

おおむね1時間ちょっとのツアー時間でしたが非常に楽しめました。唯一失敗したのはカメラを持って行ったこと。どうしてもカメラに気を使わざるを得ず、落ちないよう落ちないよう気を付けた行動になってしまいました。もし次回また参加することがあれば、カメラは持たずに参加しようと思います。ただ、その失敗を踏まえたとしても、とても楽しく、とても面白い、体験でした。

プユニ岬手前からの展望

お昼ご飯へ向かう前に知床峠方面へ少しばかり登り、プユニ岬手前からウトロ港と流氷を見てみることにしました。御覧のように、ウトロ付近は地形的に少し奥まった部分があるため流氷が滞留しやすい構造になっているようです。


流氷ウォークを楽しんだ後は、斜里の街へと戻り、ランチにします。ランチには昨夜〆のラーメンで行こうか迷って行かなかった「来々軒」さんにしました。

知床斜里駅近くにある「しれとこ来々軒」

こちらがそのお店。それでは入っていきましょう。

みそチャーシューメン

お腹もペコペコでしたので、チャーシューメンにしました。チャーシューの量が凄いです!

半チャーハン

ラーメンだけでは足りないと踏み「半チャーハン」も頼みました。昔想像した「町中華の炒飯」が出てきました。こちらも量多めでしたが、とても美味しかったです。


食後は今宵の宿がある網走市へと国道244号線を北西に進みます。途中、晴れたり曇ったり、と冬の北海道の天気はやはり変わりやすい。それでも路面には雪が殆ど残っておらず快適なドライブを楽しむことが出来ました。途中、原生花園で休憩でもしようかと思いましたがどうも立ち入りが出来ないようなので、北浜駅で休憩。

北浜駅の展望台から。

宿へ向かう途中の北浜駅で休憩。展望台に上りましたが、寒すぎてすぐに撤退しました。


網走市内で買い物をして、今宵の宿へと向かいます。次回は今宵の宿泊記をお届けします。

(続)


関連記事 「氷の世界に再び」の関連記事