初秋の下北紀行#2

2018/9/23

霊場を訪ねて

快速列車で下北駅に到着。ここで下車して駅近くのレンタカー屋さん(確かではありませんがニッポンレンタカーだったかな)で受付をします。無事に車を借りられたので、まずは下北半島の右の先端「尻屋崎」へと向かいます。

尻屋へ向かう途中、「野牛川レストハウス」という休憩スポットがあったので、ここで少しばかり休憩をとることにしました。名物のブルーベリーソフトを頂いての休憩です。なお、ここ東通村は東通牛というご当地ブランド和牛が有名なようで、関連する商品なども置かれていました。

レストハウス
ブルーベリーソフト

少しばかりの休憩の後は尻屋目指して突き進みます。徐々に自然溢れる光景になってくる!のかと思いきや、尻屋には三菱マテリアルの工場がありました。ここでは何を生産しているのでしょうか。工場風景もまた良いものです。多くの馬がいるゲートを越えて尻屋崎エリアへと入りました。

間もなく尻屋崎。

東通村 尻屋崎・尻屋埼灯台

尻屋崎に到着して、まず初めは白亜の灯台を見学しました。尻屋崎周辺の海域は海洋交通の難所であったらしく、ここ尻屋埼灯台は明治9年に設置された東北地方最初の灯台とのこと。

この日は晴天に恵まれました
白亜の尻屋埼灯台

さて、尻屋崎と言えば寒立馬という馬がいることで有名なのですが、どうにも見当たりません。どうやらいつも灯台近くにいるというわけではないよう。ゲート近くにいたのが恐らく寒立馬だろうということで、写真を撮って尻屋崎を後にしました。

尻屋崎へ向かうゲート付近にいたお馬さんたち

尻屋崎から再び同じ道を辿ってむつ市中心部方面へと戻り、約1時間かけて「霊場・恐山」へと向かいます。宇曽利山湖が見えてきて、恐山の手前に着くと、三途川の赤い橋が見えてきました。なお、橋自体は通行止めのようでした。

三途川にかかる赤い橋

むつ市 恐山

三途川を過ぎると間もなく恐山菩薩寺に到着しました。恐山は日本三大霊場の一つで、天台宗の慈覚大師円仁が862年に開基した寺院です。恐山は死者の集まる山とされていて、恐山菩提寺の境内でイタコの口寄せが行われいます。

総門
山門

山門をくぐると地蔵殿が見えてきます。また、左右には温泉も見えてくるので、今回は先に入浴をすることにしました。この温泉は恐山温泉とされるもので、境内に全部で4か所あり、参拝者であればだれでも入浴することができます。

薬師の湯
奥に見えるのが地蔵殿

地蔵殿へ参拝した後は奥にある岩場地帯を歩いて、湖のほうはへと向かいます。この岩場地帯~湖の間は霊場の雰囲気を強く感じることができるエリアになっています。

地蔵殿から少し登ったところから見た全景
岩場地帯は霊場感の強い地域になっています。
千手観音付近
血の池地獄
八角堂

さて、宇曽利山湖が見えてきました。この砂浜には「極楽浜」という名がついていますが、本当に極楽のような景色が広がっていました。

宇曽利山湖
東日本大震災犠牲者追悼のために建てられた地蔵菩薩像
極楽浜
極楽浜にて

恐山はぐるっと1周する周遊ルートで観光できるので、この後、行きとは別のルートを辿って、駐車場へと戻りました。なお、おおむね1時間半くらいかけてゆっくりと回ることができました。


むつ市 釜臥山展望台

恐山観光の次は大湊市街地の北側に位置する「釜臥山展望台」へ向かいました。下北半島随一の夜景が見える場所ということですが、陸奥湾と太平洋に挟まれたむつ市中心部をしっかりと見ることのできる素敵な場所でした。

展望台
陸奥湾と太平洋を一緒に眺めることができます。

その後は車で山を下り、大湊にある今宵の宿「フォルクローロ大湊」へチェックイン。JR東日本グループの宿で大湊駅の駅前に立地しています。チェックインを済ませて、夕食はホテルの近くにある飲食店にお邪魔しました。

むつ市大湊 居酒屋北海亭

1件目は国道沿いの「居酒屋北海亭」というお店。赤ちょうちんの素敵なお店で地元の方にも愛されている様子でした。

赤提灯のお店
まずは生ビール
お通し
刺身盛合せ

むつ市大湊 京華

地元の郷土料理も食べたくなり、2軒目は1軒目の近くにある「京華」というお店。いかすしは個人的には初めて食べましたが、思ったよりもクセのある味でした。

お店の外観
お通しだったかな…
いかすし
帆立の貝焼き味噌

その後、スナックなどの飲食店が集まる地区にあるバーで一杯頂き、ホテルに戻りました。


明日は下北半島一周のドライブです。

(続く)


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