上州沼田、夏の香り#7

老神温泉、夏の癒し

2024/7/21

老神温泉

乗車したバスは老神温泉経由だったので、老神温泉で下車しました。ここ老神温泉は、片品川沿いにある、かつてから皮膚病に効く湯治場として知られている温泉街です。

老神の由来は、古い伝説から来ています。かつて、大蛇に化身した上野国赤城山の神と、大百足に化身した下野国二荒山の神が、戦場ヶ原で激しく争ったとき、赤城山の神は矢傷を負いましたが、何とかこの地まで逃げてきました。傷ついた赤城山の神は矢を抜いて、地面に突き刺したが、なんと不思議なことに湯が沸きだし、この湯を浴びるとたちまち矢傷が癒え、二荒山の神を追い返したそうです。神を追い返したことから、「追い神」転じて「老神」となったといわれています。

そんな由来もあって、この老神温泉では12年に1度、巳年に108mの大蛇みこしの渡御が行われます。その世界一長い大蛇みこしの展示場がバス停近くにあったので、外観を見学しました。ぐるり一周、全部みこしですから、その長さがこの写真からも伝わるのではないでしょうか。

かなりアップダウンの激しい温泉街なのですが、片品川を渡り、目的の日帰り温泉を目指します。


湯元華亭

やってきたのが「湯元華亭」という日帰り温泉施設です。受付を済ませて、温泉に浸かります。内湯のほか、露天風呂もあり、快適に過ごせました。

温泉に浸かった後は、もちろん食事処でビールです。

おつまみには、みそ田楽を注文。もちろん、あわないわけはありません。

最初はランチを別のところで探そうと思っていましたが、老神温泉内でやっていそうなご当地グルメ・食材を提供していそうなお店も少なそうだったので、このままランチもいただくことにしました。

食後は老神温泉バス停まで向かいます。バス停から坂を下ってきたので、帰りは登りです。汗をふたたびかかないように気を付けながら登りましたが、バスを待っている間に、直射日光にやられて、結局、汗をたっぷりかいてしまいました。


ヤマザキYショップ 沼田駅前店

バスに乗ったら沼田駅までは40分弱で到着しました。帰りの電車までしばらくあるので、駅前のヤマザキYショップ 沼田駅前店に立ち寄ってみます。

店内でつくられている「焼きまんじゅう」と地酒「左大臣(300ml)」を購入して、駅前でいただきました。ちなみに、コップも貸し出してくれました。

列車の発車時刻が近づいてきたので改札を通ってホームに向かうと、大天狗を発見。この大天狗は、迦葉山より寄贈されたものだそうです。

動物との接触事故で数分遅れて、乗車する上越線がやってきました。沼田駅より10kmほど北には上毛高原駅という上越新幹線の駅はあるのですが、バスに乗ると30分ほどかかるので、ちょっと面倒。そんなわけで、この電車で高崎駅まで向かい、高崎駅で乗り換えて帰ります。

高崎駅に到着した後、すぐ来る上越新幹線に乗り換えられそうだったので、えきねっとを操作して購入しようとしたのですが、購入時間を過ぎてしまったので、高崎駅からも普通列車で帰ることにしました。この後の北陸新幹線であれば間に合うものの、混んでいそうだったので、普通列車グリーン車でのんびり帰宅です。

(おわり)