2020/7/25
起床すると窓からは青空が見えます。今日は絶好の観光日和。昨日までは天候もイマイチでしたので、主に食や道の駅を堪能してきましたが、今日はしっかりと宗谷地方の自然を堪能することにします。
目指すべきは二つの岬。ノシャップ岬と宗谷岬。それぞれ立ち寄りたいお店もあるので、朝から気持ちが高ぶっています。昨日の夜に食べ過ぎて胃もたれ気味ではありますが、ホテルをチェックアウトして、出発しましょう。
まず向かったのは市街地から連続しているノシャップ地区にある「ノシャップ岬」。稚内駅からもノシャップまではバスが高頻度で出ているのでお手軽に訪問できる岬です。岬に着く直前、「樺太食堂」さんにお邪魔し、朝ごはんをいただきます。
朝から健康に悪そうな、ウマい飯を食べた後は、ノシャップ岬へそのまま向かいます。ノシャップ岬にはイルカ像がおかれていて、たくさんの方が記念撮影をしていました。私は旅の疲れも吹き飛ぶ穏やかな風を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごします。
この時は時間が合わず見れませんでしたが、時間が合うと、稚内港から利尻島・礼文島へと向かうフェリーもここから望むことができます。
ノシャップ岬を後にした私は宗谷岬へと向かいます。北海道本島最北端の岬。言うまでもなく私人が到達できる日本最北端の土地です。晴れた日には遠く樺太・サハリンも望むことができるとのことですが、あいにく雲隠れしていました。冬場の晴れた日は特に望むことができやすいようです。
ここには宗谷から樺太に渡り、樺太が島であることを発見した「間宮林蔵」の像があります。もちろん、樺太が島であることはそこに住む人々にとっては当たり前の事実であったはずですが。
何はともあれ最北端。遠く向こうにある異国の地を眺めつつ、一休みです。
ここ宗谷岬は公園として整備されていて、例年であれば稚内観光協会が設置しているレンタサイクル等の案内所もあるのですが今年はお休み。本当はここを拠点に宗谷丘陵をレンタサイクルで回りたかったのですが、仕方ありません。
そして、宗谷岬は地平面以外の高台にも公園が続いているため、上がっていくことにします。上からは宗谷岬を一望できるほか、大岬旧海軍望楼跡、宗谷海域海軍戦没者慰霊碑・平和の碑、祈りの塔といった施設があります。ここは日本最北端の地ですが、それはつまり異国との境目の近く。平和への祈りを願う土地でもあるのです。
世界の恒久平和を祈りつつ、宗谷岬でも名物のラーメンをいただきましょう。この高台にある「間宮堂」は帆立の塩ラーメンが有名。ここまで来ることはあまりないだろうと思い、まだ雲丹丼も消化しきっていませんが、いただくことにしました。
一人客だったのでカウンターにすぐ案内されいざ実食。最北の地で食べる「塩ラーメン」はいろいろな思いを感じながらいただきました。
2つの岬を巡った私は次に宗谷丘陵へと足を運びます。本当はレンタサイクルで回りたかったですが、稚内駅からレンタサイクルで来る自身はなかったので、ドライブ&ウォーキングで回ります。
(続く)
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