2020/7/23
東京オリンピックのために設けられた「4連休」。オリンピックは中止になり、何のために休日を移動させたのかよく分からないことに。とはいえ自分に取っては、コロナ禍で仕事も多忙で、3連休以上の休みは2月の3連休以来。久々の長期休みで、前々から楽しみにしていました。
一方で、東京オリンピックを中止に追い込んだ「新型コロナウイルス感染症」は再び感染者数を大きく伸ばしつつあり、前日から開始された「GoToトラベルキャンペーン」は非難の嵐。私自身行くべきかどうか迷いもありましたが、ひとり旅で密を避けての旅行。そして何より行こうという意思がある。
朝いちばんの特急「宗谷」号は指定席の売れ行きも好調でしたので、今日はお昼の特急「ライラック」・「サロベツ」乗継で北緯45度線を越えて、宗谷地方へと旅立つことにしました。いいえ、少しだけ嘘があって、「宗谷」の指定席を前日に予約しようとしたら、満席だったので、お昼の便にしただけです。
お昼0時ちょうどに札幌駅を発つ特急ライラックに乗るべく、時間をみて家を出発。札幌駅で指定券を発券して、駅弁を購入して、特急列車に乗り込みます。ちなみに駅弁屋さん、お昼前だというのに品薄。買いたかったお弁当は売り切れていました。いつものお昼より品薄なので、恐らく売れ行きが好調だったのでしょう。嬉しい限りです。
列車は石狩平野を北へ北へと進みます。岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川と停車し、旭川駅に到着。4日振りの旭川ですので、真新しさは感じません。旭川駅では、向かいのホームに停車している「特急サロベツ1号」稚内行きに乗り継いで、稚内へと向かいます。乗継時間はあまり多くありませんが、駅のコンビニに行き、ちょっとした間食を購入して、サロベツ号へ乗り込みます。
旭川駅からのサロベツ号はしっかりと天塩川が望める進行方向左側の座席を確保。前回(宗谷本線に乗車)の礼文旅行では、往路は真っ暗闇、復路はグリーン車爆睡でしたので、車窓をゆっくり眺めるのは初めてになります。
途中の名寄駅までは特急らしいスピードで上川盆地を駆け抜け、塩狩峠を越えて進みますが、名寄からはややスピードを落として、天塩川に沿って北上します。特に音威子府~天塩中川の間は天塩川が近く、車窓からも雄大な景色を眺めることができます。
当日の宗谷地方はあいにくの曇天でしたので、北上するにつれ、車窓は徐々に曇り空に。こういうこともあるよなぁと思いながら、寝たりしながら稚内へ向かいます。ちなみに宗谷線の名寄以南は電波も通りやすいのですが、名寄以北はトンネル以外でも電波が通じにくい場所が多いので注意が必要です。
約4時間の乗車を経て、稚内駅へ到着。日本最北端の駅です。この列車からも多くの乗客が下車し、前回来た時と比べると結構な賑わいがありました。天気は曇天。曇天ということよりも、思ったよりも寒く、上着を羽織って、こよいの宿「ホテル美雪」へと向かいます。
前回の礼文旅行でも一泊したこちらの宿。今回は和室に宿泊しました。前回も非常に良かったですが、今回も改めていい宿だなと痛感しました。ホテルではチェックインを済ませ、夕食をとるために稚内の町へと出ていきます。
まずは宿の近くにある「竹ちゃん」という人気の居酒屋に向かうと、Eparkでの予約システムがおいてあったので、とりあえず予約。まだまだ時間がかかりそうだったため、近くの別のお店に入って時を過ごすことにしました。
入ってみたのは「米風亭」という居酒屋さん。カウンター席とテーブル席、小上がり席とありますが店内は狭め。稚内産のもずく酢とアスパラベーコンなどを頂きました。
EParkの呼び出しも来たので、この辺でおしまいにして、「竹ちゃん」さんへと向かいます。こちらでは稚内名物の「たこしゃぶ」やお刺身など稚内グルメを堪能しました。
満腹になったのでそろそろ帰ろうかなと思いつつも、〆のラーメンが食べたくなってしまったのでラーメン屋さんを探します。入ったのはこちらのお店「広宣」さん。結論から言うととっても美味しかったので、ぜひお勧めできるお店です。
最高にいい夜を過ごしたので、宿へと帰り、睡眠。明日は宗谷地方の道の駅を巡る予定です。
(続く)
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