特急「しおさい3号」乗車記
2023/7/8
特急「しおさい3号」(東京→銚子)
年々、日々の経過が早くなっているような気がしますが、今年もあっという間に7月。気が付けば2023年も折返していました。
この週末は、夏らしく「海」を感じたいということで、東京駅から特急列車で銚子に向かいます。
銚子行きの特急列車はこの255系という車両で運転されていて、9両編成です。9両がいっぱいになるほどの需要はないようで、ガラガラではないものの、車内は空席も目立っていました。
さて、指定された座席に向かいます。この車両、背面テーブルがないようで、座席横のテーブルを引っ張り出します。回転させて4人席などで使う時には便利ですが、酒飲みのひとり旅としてはやや心もとない広さのテーブルです。ま、そんなことは気にせず、朝ごはんとしましょう。
朝ごはんに選んだのは淡路屋の「夏のかさね箱」。淡路屋は神戸市に本社のある駅弁屋さんで、東京駅の駅弁屋さんでも商品が多数取り扱いされています。今回選んだのは季節限定モノですが、おかずたっぷり、ごはんもたっぷりで、万人受けしそうな商品でした。
東京駅の地下ホームを出発した列車は、錦糸町の手前で地上に出ると、しばらくは住宅街を走りますが、この付近は東京スカイツリーがみえるほか、複数の川を越えるので見どころの多い車窓です。
津田沼駅を過ぎると徐々に緑も見えてきますが、本格的に農業地域の車窓となるのは四街道・佐倉を過ぎてからです。残念ながら海はみえないものの、変化にとんだ車窓に大満足です。
銚子には約2時間で到着。東京の隣駅とは言え、銚子まで来るとかなり時間がかかります。お昼どきなので、駅を出て、ランチに向かいます。
大久保鮨
ランチは銚子駅近くのお寿司屋さん「大久保鮨」にやってきました。
注文したのは「おまかせ寿司」。地物というよりイイものをたくさんという感じの構成ですが、注目すべきは左下の「伊達巻寿司」です。
伊達巻といえば、魚のすり身を使った卵焼きのことですが、銚子では魚のすり身を使わず、プリンのようなぷるぷるの食感と甘い味付けが特徴です。起源はというと、漁を終えたばかりの疲れた漁師さんたちが甘い食べ物を求めたことから、このような伊達巻が作られたそう。そんな経緯に思いを寄せつつ、おいしくいただきました。
食後は再び銚子駅に戻ります。乗る予定の電車まで時間があったので、駅のコンビニNewDaysで売っている醤油ソフトクリームを購入しました。ご存知の方も多いと思いますが、銚子は醤油の町でもあります。
(つづく)